L-アスコルビン酸りん酸エステルマグネシウム塩 n水和物
L-Ascorbic Acid Phosphate Magnesium Salt n-Hydrate
- 生化学用
-
for Biochemistry
- 規格含量 :
- 90.0+% (HPLC)
- 製造元 :
- 富士フイルム和光純薬(株)
- 保存条件 :
- 室温
- CAS RN® :
- 1713265-25-8
- 分子式 :
- (C6H6O9P)・3/2Mg・nH2O
- 分子量 :
- [(C6H6O9P)・3/2Mg=289.54]
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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10g
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20以上 |
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50g
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20以上 |
ドキュメント
アプリケーション
概要・使用例
概要 | 〈培養工学用試薬〉〈動物組織培養〉〈培地〉〈培地添加物〉 アスコルビン酸の安定な誘導体で、繊維芽細胞,脂肪細胞,細網細胞等の結合組織の培養に有効である。 ヒトを含む霊長類あるいはモルモット以外の動物は肝臓あるいは腎臓でアスコルビン酸を合成できるが、これら以外の臓器の培養にはアスコルビン酸を培地に添加する必要がある。 アスコルビン酸はコラーゲン合成の際のプロリンやリジンの水酸化に必要であるばかりでなく、コラーゲンmRNA合成の活性化、細胞増殖の促進など、細胞に対して多彩な作用を示すが、アスコルビン酸は組織培養の条件(例、温度37℃、溶液状態)では非常に不安定であり、かつ高濃度では逆に細胞毒性があるので、安定なアスコルビン酸が望まれていた。 分子式 : C6H6O9P・3/2Mg・nH2O (n≒5) りん酸は2位に付いている。 |
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用途 | ・細胞の増殖促進・分化促進作用 線維芽細胞,肝臓の星細胞,脂肪細胞,筋芽細胞,内皮細胞,骨芽細胞の培養 ・三次元的な組織の形成、ミニ肝臓の再生 ・培養線維芽細胞のコラーゲン合成促進作用 ・1型コラーゲン遺伝子発現促進作用 |
使用方法 | 培地に添加するアスコルビン酸りん酸エステルの量は培地中の濃度として0.05~0.2mmol/l (14.5~58.0mg/l)が適する。また、添加は原則として一度で良いが、培養日数のいかんによって適宜添加回数を増やす。約3~4日毎に培地交換の際に培地中濃度が約0.1mmol/lとなる量のアスコルビン酸りん酸エステルを添加するのが適当である。 |
物性情報
外観 | 白色〜わずかにうすい黄色, 粉末又は塊 |
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溶解性 | 水に可溶, エタノール, アセトンに難溶。 水に溶ける。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
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