オンコスタチンM(OSM), ラット, 組換え体
Oncostatin M(OSM), Rat, recombinant
ドキュメント
アプリケーション
概要・使用例
概要 | オンコスタチンMは成長/分化因子の一つで、神経新生、骨形成や造血の調節に関与します。活性化T細胞や単球、カポジ肉腫細胞で産生され、線維芽細胞,平滑筋細胞やカポジ肉腫の増殖を刺激する一方で、ある種の正常/腫瘍細胞の増殖を阻害します。 オンコスタチンMはまた、IL-6,コロニー刺激因子など他のサイトカインの分泌を促進し、肝臓癌細胞においてLDL受容体の発現を増強する作用が報告されています。 インターロイキン-6(IL-6)はIL-6Rαとgp130(IL-6Rβ)からなる組合わせを受容体に利用します。gp130はIL-6の他にIL-11,LIF(白血球遊走阻止因子),毛様態神経栄養因子(CNTF),カルジオトロフィン-1,オンコスタチンMとも相互作用し、これらのサイトカインはIL-6ファミリーと呼ばれています。これらのIL-6ファミリーサイトカインはそれぞれに固有の受容体及びgp130からなる受容体に結合し、gp130細胞内領域からJAK/STAT及びMAPKシグナルカスケードを活性化します。 分子量約24,400(アミノ酸215残基) |
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使用方法 | 滅菌水で0.1-1.0mg/mLの濃度に溶解す。溶解後長期保存する場合は希釈前の段階でキャリアータンパク質を添加して凍結保存。 凍結融解の繰返しを避けるため使用量ごとに小分けして凍結する。 |
使用上の注意 | 本品は微量のため視認できない場合があります。 チューブを開封する前には必ず遠心して下さい。 |
物性情報
起源 | E. coli expressed rat oncostatin M |
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活性 | 分化させたMC3T3-E1細胞におけるアルカリホスファターゼ活性阻害能による。 |
溶解性 | 水に溶ける。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
組成 | 安定剤不含 |
純度 | エンドトキシン:<=0.1ng/μg |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- OSM
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- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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