トリコスタチンA
Trichostatin A
ドキュメント
アプリケーション
概要・使用例
概要 | 〈培養工学用試薬〉〈動物組織培養〉〈同調培養試薬〉 ヒストンのアセチル化はエピジェネティックな遺伝子発現制御に関与しており、HDAC(ヒストンデアセチラーゼ)はヒストンの脱アセチル化に関わる酵素です。ヒストンのアセチル化リジンを加水分解することによりアセチル基を除去し、ヌクレオソーム構造を凝縮させて遺伝子発現を抑制します。 本品は極めて低濃度でHDACを阻害し、細胞のG1, G2期の増殖を特異的に停止させます。HDACの阻害によってクロマチンは高アセチル化状態になるとともに細胞周期停止、細胞分化誘導、抗腫瘍作用やアポトーシス誘導活性を示します。また、ES細胞の心筋細胞への分化を促進します。 (Wako BioWindow 2009.8/No.97, p18) (Wako BioWindow 2009.11/No.99, p11) (Wako BioWindow 2011.8/No.111, p9) (Wako BioWindow JUL.2012/No.118, p14) (Wako BioWindow MAR.2014/No.129, p14) (Wako BioWindow DEC.2014/No.134, p26) |
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物性情報
外観 | 薄膜 |
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起源 | Streptomyces sp. |
溶解性 | メタノール溶状:試験適合 |
製造元情報
別名一覧
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