水質汚濁に係る環境基準 試験用試薬

環境省は、大気、水質、土壌、騒音について人の健康の保護及び生活環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準として、環境基本法(平成5年法律第91号)第16条に基づいた環境基準を定めています。

「水質汚濁に係る環境基準」は、公共用水域の水質汚濁に係る環境基準で、①人の健康の保護に関する環境基準と②生活環境の保全に関する環境基準があります。①人の健康の保護に関する環境基準では、全公共用水域について、カドミウム、全シアン、鉛、ひ素、総水銀、PCB等の27項目の基準値が設定されています。②生活環境の保全に関する環境基準では、河川、湖沼、海域の各公共用水域についてpH、BOD、COD、SS、DO、大腸菌数等の8~11項目の基準値が設定されています。※1

当社では、本基準の測定方法に記載のある各種試薬を取り揃えており、本ページでは、各測定方法で推奨する試薬を項目別に記載しております。※2,3

※1 環境省「水質汚濁に係る環境基準」より
※2 当社試薬の実用試験は行っておりません。
※3 他の規格もご用意しております。

別表1 人の健康の保護に関する環境基準

項目 基準値 測定方法
カドミウム 0.003 mg/L以下 空気加熱原子吸光法(JIS K0102 55.2)
ICP発光分光分析法(JIS K0102 55.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 55.4)
全シアン 検出されないこと 全シアン (JIS K0102 38.1.2)
ピリジン-ピラミゾロン吸光光度法(JIS K0102 38.2)
4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロン吸光光度法(JIS K0102 38.3)
流れ分析法(JIS K0102 38.5)
4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロン吸光光度法(付表1)
0.01 mg/L以下 フレーム原子吸光法(JIS K0102 54.1)
電気加熱原子吸光法(JIS K0102 54.2)
ICP発光分光分析法(JIS K0102 54.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 54.4)
六価クロム 0.02 mg/L以下 ジフェニルカルバジド吸光光度法(JIS K0102 65.2.1)
電子加熱原子吸光法(JIS K0102 65.2.3)
ICP発光分光分析法(JIS K0102 65.2.4)
ICP質量分析法(JIS K0102 65.2.5)
流れ分析法(JIS K0102 65.2.6)※1
ひ素 0.01 mg/L以下 水素化物発生原子吸光法(JIS K0102 61.2)
水素化物発生ICP発光分光分析法(JIS K0102 61.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 61.4)
総水銀 0.0005 mg/L以下 原子吸光法(付表2)
アルキル水銀 検出されないこと ガスクロマトグラフ法(付表3)
PCB 検出されないこと ガスクロマトグラフ法(付表4)
ジクロロメタン 0.02 mg/L以下 パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)
四塩化炭素 0.002 mg/L以下 パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.4.1)
溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.5)
1,2-ジクロロエタン 0.004 mg/L以下 パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)
1,1-ジクロロエチレン 0.1 mg/L以下 パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)
シス-1,2-ジクロロエチレン 0.04 mg/L以下
1,1,1-トリクロロエタン 1 mg/L以下 パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.4.1)
溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.5)
1,1,2-トリクロロエタン 0.006 mg/L以下
トリクロロエチレン 0.01 mg/L以下
テトラクロロエチレン 0.01 mg/L以下
1,3-ジクロロプロペン 0.002 mg/L以下 パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
チウラム 0.006 mg/L以下 高速液体クロマトグラフ法(付表5)
シマジン 0.003 mg/L以下 溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法(付表6の第1)
溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ法(付表6の第2)
チオベンカルブ 0.02 mg/L以下
ベンゼン 0.01 mg/L以下 パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップーガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)
セレン 0.01 mg/L以下 水素化合物発生原子吸光法(JIS K0102 67.2)
水素化合物発生ICP発光分光分析法(JIS K0102 67.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 67.4)
硝酸性窒素及び亜 硝酸性窒素 10 mg/L以下 硝酸性窒素:
 還元蒸留-インドフェノール青吸光光度法(JIS K0102 43.2.1)
 銅・カドミウムカラム還元-ナフチルエチレンジアミン吸光光度法(JIS K0102 43.2.3)
 イオンクロマトグラフ法(JIS K0102 43.2.5)
 流れ分析法(JIS K0102 43.2.6)
亜硝酸性窒素:
 ナフチルエチレンジアミン吸光光度法(JIS K0102 43.1.1)
 イオンクロマトグラフ法(JIS K0102 43.1.2)
 流れ分析法(JIS K0102 43.1.3)
ふっ素 0.8 mg/L以下 ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法(JIS K0102 34.1)※2
流れ分析法(JIS K0102 34.4)※3
蒸留操作(JIS K0102 34.1.1 c))※4,5
イオンクロマトグラフ法(付表7)
ほう素 1 mg/L以下 メチレンブルー吸光光度法(JIS K0102 47.1)
ICP発光分光分析法(JIS K0102 47.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 47.4)
1,4-ジオキサン 0.05 mg/L以下 活性炭抽出-ガスクロマトグラフ質量分析法(付表8の第1)
パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(付表8の第2)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(付表8の第3)
  • 1 汽水又は海水を測定する場合は、JIS K0170-7 7 a) b)に定める操作を行う。
  • 2 備考1を除く。
  • 3 妨害となる物質としてハロゲン化合物又はハロゲン化水素が多量に含まれる試料を測定する場合にあっては、蒸留試薬溶液として、水約200 mLに硫酸10 mL、りん酸 60 mL 及び塩化ナトリウム10 g を溶かした溶液とグリセリン250 mLを混合し、水を加えて1,000 mL としたものを用い、JIS K0170 6の6図2注記のアルミニウム溶液のラインを追加する。
  • 4 注(2)第三文及び規格34の備考1を除く。
  • 5 懸濁物質及びイオンクロマトグラフ法で妨害となる物質が共存しないことを確認した場合は省略することができる。

別表2 生活環境の保全に関する環境基準

1.河川
 (1)河川(湖沼を除く)

項目 

 類型

利用目的の適応性 基準値
水素イオン濃度 (pH) 生物化学的酸素要求量 (BOD) 浮遊物質量 (SS) 溶存酸素量 (DO) 大腸菌数
AA 水道1級
自然環境保全及びA以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
1 mg/L以下 25 mg/L以下 7.5 mg/L以上 20 CFU/100 mL以下
A 水道2級
水産1級
水浴
及びB以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
2 mg/L以下 25 mg/L以下 7.5 mg/L以上 300 CFU/100 mL以下
B 水道3級
水産2級
及びC以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
3 mg/L以下 25 mg/L以下 5 mg/L以上 1,000 CFU/100 mL以下
C 水産3級
工業用水1級
及びD以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
5 mg/L以下 50 mg/L以下 5 mg/L以上 -
D 工業用水2級
農業用水
及びEの欄に掲げるもの
6.0以上
8.5以下
8 mg/L以下 100 mg/L以下 2 mg/L以上 -
E 工業用水3級
環境保全
6.0以上
8.5以下
10 mg/L以下 ごみ等の浮遊が認められないこと 2 mg/L以上 -
測定方法 ガラス電極法(JIS K0102 12.1)
又はガラス電極を用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
生物化学的酸素消費量 (BOD) (JIS K0102 21) ガラス繊維ろ紙法(付表9) よう素滴定法 (JIS K0102 32.1)
ミラー変法 (JIS K0102 32.2)
隔膜電極法 (JIS K0102 32.3)
光学式センサ法 (JIS K0102 32.4)
又は光学式センサを用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
大腸菌数の測定方法 (付表10)
備考
  1. 基準値は、日間平均値とする(湖沼、海域もこれに準ずる)。
  2. 農業用利水点については、水素イオン濃度 6.0以上 7.5以下、溶存酸素量 5 mg/L以上とする(湖沼もこれに準ずる)。
  3. 水質自動監視測定装置とは、当該項目について自動的に計測することができる装置であって、計測結果を自動的に記録する機能を有するもの又はその機能を有する機器と接続されているものをいう(湖沼、海域もこれに準ずる)。
  4. 水道1級を利用目的としている地点(自然環境保全を利用目的としている地点を除く。)については、大腸菌数100 CFU/100 mL以下とする。
  5. 水産1級、水産2級及び水産3級については、当分の間、大腸菌数の項目の基準値は適用しない。
  6. 大腸菌数に用いる単位はCFU(コロニー形成単位(Colony Forming Unit) )/100 mLとし、大腸菌を培地で培養し、発育したコロニー数を数えることで算出する。
(注)
1 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
2 水道1級:ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの
2級:沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの
3級:前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの
3 水産1級:ヤマメ、イワナ等貧腐水性水域の水産生物用並びに水産2級及び水産3級の水産生物用
2級:サケ科魚類及びアユ等貧腐水性水域の水産生物用及び水産3級の水産生物用
3級:コイ、フナ等、β-中腐水性水域の水産生物
4 工業用水1級:沈殿等による通常の浄水操作を行うもの
2級:薬品注入等による高度の浄水操作を行うもの
3級:特殊の浄水操作を行うもの
5 環境保全:国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む)において不快感を生じない限度

項目 

 類型

水生生物の生息状況の適応性 基準値
全亜鉛 ノニルフェノール 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩
生息A イワナ、サケマス等比較的低温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域 0.03 mg/L以下 0.001 mg/L以下 0.03 mg/L以下
生物特A 生物 A の水域のうち、生物 A の欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 0.03 mg/L以下 0.0006 mg/L以下 0.02 mg/L以下
生物B コイ、フナ等比較的高温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域 0.03 mg/L以下 0.002 mg/L以下 0.05 mg/L以下
生物特B 生物A又は生物 B の水域のうち、生物 B の欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 0.03 mg/L以下 0.002 mg/L以下 0.04 mg/L以下
測定方法 フレーム原子吸光法(JIS K0102 53.1)
電気加熱原子吸光法(JIS K0102 53.2)
ICP発光分光分析法 (JIS K0102 53.3)
ICP質量分析法 (JIS K0102 53.4)
固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法(付表11) 固相抽出による液体クロマトグラフ・タンデム型質量分析法(付表12)
備考
1 基準値は、年間平均値とする (湖沼、海域もこれに準ずる)

(2)湖沼
  (天然湖沼及び貯水量が1,000万立方メートル以上であり、かつ、水の滞留時間が4日間以上である人工湖)

項目 

 類型

利用目的の適応性 基準値
水素イオン濃度(pH) 化学的酸素要求量(COD) 浮遊物質量(SS) 溶存酸素量(DO) 大腸菌数
AA 水道1級
水産1級
自然環境保全及びA以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
1 mg/L以下 1 mg/L以下 7.5 mg/L以上 20 CFU/100 mL以下
A 水道2、3級
水産2級
水浴
及びB以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
3 mg/L以下 5 mg/L以下 7.5 mg/L以上 300 CFU/100 mL以下
B 水産3級
工業用水1級
農業用水及びC以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
5 mg/L以下 15 mg/L以下 5 mg/L以上 -
C 工業用水2級
環境保全
6.5以上
8.5以下
8 mg/L以下 ごみ等の浮遊が認められないこと 2 mg/L以上 -
測定方法 ガラス電極法 (JIS K0102 12.1)
又はガラス電極を用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素消費量(CODMn) (JIS K0102 17) ガラス繊維ろ紙法(付表9) よう素滴定法 (JIS K0102 32.1)
ミラー変法 (JIS K0102 32.2)
隔膜電極法 (JIS K0102 32.3)
光学式センサ法 (JIS K0102 32.4)
又は光学式センサを用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
大腸菌数の測定方法 (付表10)
備考
  1. 水産1級、水産2級及び水産3級については、当分の間、浮遊物質量の項目の基準値は適用しない。
  2. 水道1級を利用目的としている地点(自然環境保全を利用目的としている地点を除く。)については、大腸菌数100 CFU/100 mL以下とする。
  3. 水道3級を利用目的としている地点(水浴又は水道2級を利用目的としている地点を除く。)については、大腸菌数1,000 CFU/100 mL以下とする。
  4. 大腸菌数に用いる単位はCFU(コロニー形成単位(Colony Forming Unit) )/100 mLとし、大腸菌を培地で培養し、発育したコロニー数を数えることで算出する。
(注)
1 自然環境保全:自然探勝等の環境の保全
2 水道1級:ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの
2、3級:沈殿ろ過等による通常の浄水操作、又は、前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの
3 水産1級:ヒメマス等貧栄養湖型の水域の水産生物用並びに水産 2 級及び水産3級の水産生物用
2級:サケ科魚類及びアユ等貧栄養湖型の水域の水産生物用並びに水産3級の水産生物用
3級:コイ、フナ等富栄養湖型の水域の水産生物用
4 工業用水1級 :沈殿等による通常の浄水操作を行うもの
2級 :薬品注入等による高度の浄水操作、又は、特殊な浄水操作を行うもの
5 環境保全:国民の日常生活 (沿岸の遊歩等を含む)において不快感を生じない限度

項目 

類型

利用目的の適応性 基準値
全窒素 全りん
自然環境保全及びⅡ以下の欄に掲げるもの 0.1 mg/L以下 0.005 mg/L以下
水道1、2、3級 (特殊なものを除く)
水産1種
水浴及びⅢ以下の欄に掲げるもの
0.2 mg/L以下 0.01 mg/L以下
水道3級 (特殊なもの)及びⅣ以下の欄に掲げるもの 0.4 mg/L以下 0.03 mg/L以下
水産2種及びⅤの欄に掲げるもの 0.6 mg/L以下 0.05 mg/L以下
水産3種
工業用水
農業用水
環境保全
1 mg/L以下 0.1 mg/L以下
測定方法 紫外線吸光光度法 (JIS K0102 45.2)
硫酸ヒドラジニウム還元法 (JIS K0102 45.3)
銅・カドミウムカラム還元法 (JIS K0102 45.4)
流れ分析法 (JIS K0102 45.6)※1
ペルオキソニ硫酸カリウム分解法 (JIS K0102 46.3.1)
硝酸-過塩素酸分解法 (JIS K0102 46.3.2)
硝酸-硫酸分解法 (JIS K0102 46.3.3)※2
備考
1 基準値は、年間平均値とする。
2 水域類型の指定は、湖沼植物プランクトンの著しい増殖を生ずるおそれがある湖沼について行うものとし、全窒素の項目の基準値は、全窒素が湖沼植物プランクトンの増殖の要因となる湖沼について適用する。
3 農業用水については、全りんの項目の基準値は適用しない。
※1 備考3を除く
※2 備考9を除く
(注)
1 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
2 水道 1 級:ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの
水道 2 級:沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの
水道 3 級:前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの (「特殊なもの」とは、臭気物質の除去が可能な特殊な浄水操作を行うものをいう)
3 水産 1 種:サケ科魚類及びアユ等の水産生物用並びに水産 2 種及び水産 3 種の水産生物用
水産 2 種:ワカサギ等の水産生物用及び水産 3 種の水産生物用
水産 3 種:コイ、フナ等の水産生物用
4 環境保全:国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む)において不快感を生じない限度

項目 

  類型

水生生物の生息状況
適応性
基準値
全亜鉛 ノニルフェノール 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩
生物A イワナ、サケマス等比較的低温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域 0.03 mg/L以下 0.001 mg/L以下 0.03 mg/L以下
生物特A 生物Aの水域のうち、生物Aの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 0.03 mg/L以下 0.00006 mg/L以下 0.02 mg/L以下
生物B コイ、フナ等比較的高温域を 好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域 0.03 mg/L以下 0.002 mg/L以下 0.05 mg/L以下
生物特B 生物A又は生物Bの水域のうち、生物Bの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 0.03 mg/L以下 0.002 mg/L以下 0.04 mg/L以下
測定方法 フレーム原子吸光法 (JIS K0102 53.1)
電気加熱原子吸光法 (JIS K0102 53.2)
ICP発光分光分析法 (JIS K0102 53.3)
ICP質量分析法 (JIS K0102 53.4)
固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法(付表11) 固相抽出による液体クロマトグラフ・タンデム型質量分析法(付表12)

項目 

  類型

水生生物が生息・再生産する場の適応性 基準値
底層溶存酸素量
生物1 生息段階において貧酸素耐性の低い水生生物が生息できる場を保全・再生する水域又は再生産段階において貧酸素耐性の低い水生生物が再生産できる場を保全・再生する水域 4.0 mg/L以上
生物2 生息段階において貧酸素耐性の低い水生生物を除き、水生生物が生息できる場を保全・再生する水域又は再生産段階において貧酸素耐性の低い水生生物を除き、水生生物が再生産できる場を保全・再生する水域 3.0 mg/L以上
生物3 生息段階において貧酸素耐性の高い水生生物が生息できる場を保全・再生する水域、再生産段階において貧酸素耐性の高い水生生物が再生産できる場を保全・再生する水域又は無生物域を解消する水域 2.0 mg/L以上
測定方法 よう素滴定法 (JIS K0102 32.1)
ミラー変法 (JIS K0102 32.2)
隔膜電極法 (JIS K0102 32.3)
光学式センサ法 (JIS K0102 32.4)
底層溶存酸素量の測定方法(付表13)
備考
1 基準値は、日間平均値とする。
2 底面近傍で溶存酸素量の変化が大きいことが想定される場合の採水には、横型のバンドン採水器を用いる。

2.海域
 ア

項目 

 類型

利用目的の適応性 基準値
水素イオン濃度 (pH) 化学的酸素要求量 (COD) 溶存酸素量 (DO) 大腸菌数 n-ヘキサン抽出物質 (油分等)
A 水道1級
水浴
自然環境保全及びB以下の欄に掲げるもの
7.8以上
8.3以下
2 mg/L以下 7.5 mg/L以上 300 CFU/100 mL以下 検出されないこと
B 水産2級
工業用水
及びCの欄に掲げるもの
7.8以上
8.3以下
3 mg/L以下 5 mg/L以上 - 検出されないこと
C 環境保全 7.0以上
8.5以下
8 mg/L以下 2 mg/L以上 - -
測定方法 ガラス電極法 (JIS K0102 12.1)
又はガラス電極を用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
100 ℃における過マンガン酸カリウムによる酸素消費量 (CODMn) (JIS K0102 17)
(ただしB類 型の工業用水 及び水産 2 級 のうちノリ養殖の利水点における測定方法はアルカリ性法)
よう素滴定法 (JIS K0102 32.1)
ミラー変法 (JIS K0102 32.2)
隔膜電極法 (JIS K0102 32.3)
光学式センサ法 (JIS K0102 32.4)
又は光学式センサを用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
大腸菌数の測定方法 (付表10) n-ヘキサン抽出物質 (油分等)の測定方法(付表14)
備考
  1. 自然環境保全を利用目的としている地点については、大腸菌数 20 CFU/100mL以下とする。
  2. アルカリ性法とは次のものをいう。
    試料 50 mLを正確に三角フラスコにとり、水酸化ナトリウム溶液 (10 w/v%)1 mLを加え、次に過マンガン酸カリウム溶液 (2 mmol/L)10 mLを正確に加えたのち、沸騰した水浴中に正確に20分放置する。その後よう化カリウム溶液 (10 w/v%)1 mLとアジ化ナトリウム溶液 (4 w/v%)1滴を加え、冷却後、硫酸 (2+1)0.5 mLを加えてよう素を遊離させて、それを力価の判明しているチオ硫酸ナトリウム溶液 (10 mmol/L)ででんぷん溶液を指示薬として滴定する。同時に試料の代わりに蒸留水を用い、同様に処理した空試験値を求め、次式によりCOD値を計算する。COD (O2 mg/L)=0.08×〔 (b)- (a)〕×fNa2S2O3×1000/50
    (a):チオ硫酸ナトリウム溶液 (10 mmol/L)の滴定値 (mL)
    (b):蒸留水について行なつた空試験値 (mL)
    fNa2S2O3:チオ硫酸ナトリウム溶液 (10 mmol/L)の力価
  3. 大腸菌数に用いる単位はCFU(コロニー形成単位(Colony Forming Unit) )/100 mLとし、大腸菌を培地で培養し、発育したコロニー数を数えることで算出する。
(注)
1 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
2 水産1級:マダイ、ブリ、ワカメ等の水産生物用及び水産2級の水産生物用
2級:ボラ、ノリ等の水産生物用
3 環境保全:国民の日常生活 (沿岸の遊歩等を含む)において不快感を生じない限度

項目 

 類型

利用目的の 適応性 基準値
全窒素 全りん
自然環境保全及びⅡ以下の欄に掲げるもの (水産2種及び3種を除く。) 0.2 mg/L以下 0.02 mg/L以下
水産 1 種
水浴及びⅢ以下の欄に掲げるもの(水産2種及び3種を除く。)
0.3 mg/L以下 0.03 mg/L以下
水産2種及びⅣの欄に掲げるもの (水産3種を除く。) 0.6 mg/L以下 0.05 mg/L以下
水産3種
工業用水
生物生息環境保全
1.0 mg/L以下 0.09 mg/L以下
測定方法 銅・カドミウムカラム還元法 (JIS K0102 45.4)
流れ分析法 (JIS K0102 45.6)
ペルオキソニ硫酸カリウム分解法 (JIS K0102 46.3.1)
硝酸-過塩素酸分解法 (JIS K0102 46.3.2)
硝酸-硫酸分解法 (JIS K0102 46.3.3)
備考
1 基準値は、年間平均値とする。
2 水域類型の指定は、海洋植物プランクトンの著しい増殖を生ずるおそれがある湖沼について行うものとする。
(注)
1 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
2 水産 1 種:底生魚介類を含め多様な水産生物がバランス良く、かつ、安定して漁獲される
水産 2 種:一部の底生魚介類を除き、魚類を中心とした水産生物が多獲される
水産 3 種:汚濁に強い特定の水産生物が主に漁獲される
3 生物生息環境保全:年間を通して底生生物が生息できる限度

項目 

類型

水生生物の生息状況
適応性
基準値
全亜鉛 ノニルフェノール 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩
生物A 水生生物の生息する水域 0.02 mg/L以下 0.001 mg/L以下 0.01 mg/L以下
生物特A 生物Aの水域のうち、水生生物の産卵場(繁殖場)又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 0.01 mg/L以下 0.0007 mg/L以下 0.006 mg/L以下
測定方法 フレーム原子吸光法 (JIS K0102 53.1)
電気加熱原子吸光法 (JIS K0102 53.2)
ICP発光分光分析法 (JIS K0102 53.3)
ICP質量分析法 (JIS K0102 53.4)
固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法(付表11) 固相抽出による液体クロマトグラフ・タンデム型質量分析法(付表12)

項目 

類型

水生生物が生息・再生産する場の適応性 基準値
底層溶存酸素量
生物1 生息段階において貧酸素耐性の低い水生生物が生息できる場を保全・再生する水域又は再生産段階において貧酸素耐性の低い水生生物が再生産できる場を保全・再生する水域 4.0 mg/L以上
生物2 生息段階において貧酸素耐性の低い水生生物を除き、水生生物が生息できる場を保全・再生する水域又は再生産段階において貧酸素耐性の低い水生生物を除き、水生生物が再生産できる場を保全・再生する水域 3.0 mg/L以上
生物3 生息段階において貧酸素耐性の高い水生生物が生息できる場を保全・再生する水域、再生産段階において貧酸素耐性の高い水生生物が再生産できる場を保全・再生する水域又は無生物域を解消する水域 2.0 mg/L以上
測定方法 よう素滴定法 (JIS K0102 32.1)
ミラー変法 (JIS K0102 32.2)
隔膜電極法 (JIS K0102 32.3)
光学式センサ法 (JIS K0102 32.4)
底層溶存酸素量の測定方法(付表13)
備考
1 基準値は、日間平均値とする。
2 底面近傍で溶存酸素量の変化が大きいことが想定される場合の採水には、横型のバンドン採水器を用いる。

別表1 人の健康の保護に関する環境基準の試験方法

カドミウム

基準値:0.003 mg/L以下
測定方法:空気加熱原子吸光法(JIS K0102 55.2)
ICP発光分光分析法(JIS K0102 55.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 55.4)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
カドミウム標準液 030-16211 カドミウム標準液 (Cd 100) JCSS 100 mL
036-16171 カドミウム標準液 (Cd 1000) JCSS 100 mL
036-26201 カドミウム標準液 (Cd 1000) ICP分析用 100 mL

※JIS記載と異なる原料を使用した製品を含みます。詳細は こちら

全シアン

基準値:検出されないこと
測定方法:全シアン (JIS K0102 38.1.2)
ピリジン-ピラミゾロン吸光高度法(JIS K0102 38.2)
4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロン吸光光度法(JIS K0102 38.3)
流れ分析法(JIS K0102 38.5)
4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロン吸光光度法(付表1)

・サンプル調製(付表1)

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
水酸化ナトリウム溶液 (200 g/L) 194-05371 5 mol/L 水酸化ナトリウム溶液 容量分析用 100 mL
196-05375 500 mL
L (+)-アスコルビン酸 012-04802 L (+)-アスコルビン酸 試薬特級 25 g
014-04801 100 g
蒸留試薬溶液 (pH2以下) 167-04241 りん酸二水素カリウム 試薬特級 100 g
169-04245 500 g
162-20492 りん酸 高速液体クロマトグラフ用 25 mL
169-03542 塩化カリウム 試薬特級 25 g
163-03545 500 g
049-28355 蒸留水 分光分析用 500 mL
075-04751 グリセリン 蛍光顕微鏡用 250 mL
発色用緩衝液 (pH7.2) 167-04241 りん酸二水素カリウム 試薬特級 100 g
169-04245 500 g
192-18861 水酸化ナトリウム 試薬特級 100 g
194-18865 500 g
049-28355 蒸留水 分光分析用 500 mL
168-11805 ポリオキシエチレン (10) オクチルフェニルエーテル 化学用 500 mL
051-00476 エタノール (95) 試薬特級 500 mL
吸収溶液 191-05205 0.01 mol/L 水酸化ナトリウム溶液 容量分析用 500 mL
168-11805 ポリオキシエチレン (10)オクチルフェニルエーテル 化学用 500 mL
052-06925 エタノール (99.5) 分光分析用 500 mL
クロラミンT溶液 032-02182 p-トルエンスルホンクロロアミドナトリウム三水和物 試薬特級 25 g
049-28355 蒸留水 分光分析用 500 mL
4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロン溶液 198-08152 4-ピリジンカルボン酸ナトリウム四水和物 シアン定量用 25 g
049-28355 蒸留水 分光分析用 500 mL
165-09502 3-メチル-1-フェニル-5-ピラゾロン 試薬特級 25 g
048-28325 N,N-ジメチルホルムアミド 分光分析用 500 mL
190-02171 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液 容量分析用 100 mL
192-02175 500 mL
081-01091 1 mol/L塩酸 容量分析用 100 mL
083-01095 500 mL

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
シアン化物イオン標準液 168-03615 シアン化カリウム 試薬特級 500 g
191-05205 0.01 mol/L 水酸化ナトリウム溶液 容量分析用 500 mL

基準値:0.01 mg/L以下
測定方法:フレーム原子吸光法(JIS K0102 54.1)
電気加熱原子吸光法(JIS K0102 54.2)
ICP発光分光分析法(JIS K0102 54.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 54.4)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
鉛標準液 127-04301 鉛標準液 (Pb 100) JCSS 100 mL
124-04291 鉛標準液 (Pb 1000) JCSS 100 mL
127-06981 鉛標準液 (Pb 1000) ICP分析用 100 mL

※JIS記載と異なる原料を使用した製品を含みます。詳細は こちら

六価クロム

基準値:0.02 mg/L以下
測定方法:ジフェニルカルバジド吸光光度法(JIS K0102 65.2.1)
電子加熱原子吸光法(JIS K0102 65.2.3)
ICP発光分光分析法(JIS K0102 65.2.4)
ICP質量分析法(JIS K0102 65.2.5)
流れ分析法(JIS K0102 65.2.6)※1

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
クロム標準液※2 037-16221 クロム標準液 (Cr 100) JCSS 100 mL
030-16191 クロム標準液 (Cr 1000) JCSS 100 mL
039-25451 クロム標準液 (Cr 1000) ICP分析用 100 mL

※1 汽水又は海水を測定する場合は、JIS K0170-7 7 a) b)に定める操作を行う。
※2 JIS記載と異なる原料を使用した製品を含みます。詳細は こちら

ひ素

基準値:0.01 mg/L以下
測定方法:水素化物発生原子吸光法(JIS K0102 61.2)
水素化物発生ICP発光分光分析法(JIS K0102 61.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 61.4)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
ひ素標準液 013-15501 ひ素標準液 (As 100) JCSS 100 mL
013-15481 ひ素標準液 (As 1000) JCSS 100 mL
013-27571 ひ素標準液 (As 1000) ICP分析用 100 mL

※JIS記載と異なる原料を使用した製品を含みます。詳細は こちら

総水銀

基準値:0.0005 mg/L以下
測定方法:原子吸光法(付表2)

・サンプル調製

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
硫酸 199-07325 硫酸 有害金属測定用 500 g
硝酸 140-04016 硝酸 (1.38) 有害金属測定用 500 mL
過マンガン酸カリウム (5 w/v%) 163-21005 5 w/v% 過マンガン酸カリウム溶液 排水試験用 500 mL
ペルオキソ二硫酸カリウム溶液 (5 w/v%) 164-09175 ペルオキソ二硫酸カリウム 有害金属測定用 500 g
217-01651 超純水 ICP分析用 1 L
ペルオキソ二硫酸アンモニウム溶液 (5 w/v%) 018-03282 ペルオキソ二硫酸アンモニウム 試薬特級 25 g
012-03285 500 g
217-01651 超純水 ICP分析用 1 L
塩化ヒドロキシルアンモニウム溶液 (10 w/v%) 083-03452 塩化ヒドロキシルアンモニウム 有害金属測定用 25 g
217-01651 超純水 ICP分析用 1 L
塩化すず (Ⅱ)溶液 204-06682 塩化すず(II)二水和物 有害金属測定用 25 g
206-06681 100 g
199-07325 硫酸 有害金属測定用 500 g
217-01651 超純水 ICP分析用 1 L
BAL クロロホルム溶液 (0.1 v/v%) 034-02603 クロロホルム 試薬特級 100 mL
038-02606 500 mL

・分析

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
過塩素酸マグネシウム(粒状) 133-00323 過塩素酸マグネシウム 1.18~3.35 mm (6~14 mesh) 元素分析用 50 g
134-07891 過塩素酸マグネシウム 710 μm~2.36 mm (8~24 mesh) 元素分析用 50 g
133-07981 過塩素酸マグネシウム 300~850 μm (20~ 48 mesh) 元素分析用 50 g
水銀標準液 135-13671 水銀標準液 (Hg 100) JCSS 100 mL
138-13661 水銀標準液 (Hg 1000) JCSS 100 mL

アルキル水銀

基準値:検出されないこと。
測定方法:ガスクロマトグラフ法(付表3)

・サンプル調製

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
塩酸 080-01066 塩酸 試薬特級 500 mL
080-01061 4 kg
アンモニア水 016-03146 アンモニア水 試薬特級 28.0~30.0% 500 mL
012-03143 5 L
塩化ナトリウム溶液 (20 w/v%) 199-10015 塩化ナトリウム 残留農薬・PCB試験用 500 g
040-28081 蒸留水 (ヘキサン洗浄品) 残留農薬試験用 1 L
046-28083 3 L
トルエン 203-11601 トルエン 300 残留農薬・PCB試験用 1 L
209-15581 トルエン 5,000 残留農薬・PCB試験用 1 L
L-システィン・酢酸ナトリウム溶液 031-05273 L-システイン塩酸塩一水和物 試薬特級 5 g
033-05272 25 g
194-01052 酢酸ナトリウム三水和物 試薬特級 25 g
196-01051 100 g
197-07125 硫酸ナトリウム 残留農薬・PCB試験用 500 g
040-28081 蒸留水 (ヘキサン洗浄品) 残留農薬試験用 1 L
046-28083 3 L

・分析

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
塩化メチル水銀標準液又は塩化エチル水銀標準液 010-27983 2種アルキル水銀混合標準液 (各10 μg水銀/mL トルエン溶液) 水質試験用 1 mL
014-27981 1 mL×5A

PCB

基準値:検出されないこと。
測定方法:ガスクロマトグラフ法(付表4)

・サンプル調製

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
アセトン 015-11281 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
011-19201 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
硫酸 192-04696 硫酸 試薬特級 500 mL
ヘキサン・エタノール混液 084-04761 ヘキサン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
083-07911 ヘキサン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
056-04441 エタノール (99.5) (残留農薬・PCB 試験用) 濃縮300 1 L
053-07011 エタノール (99.5) (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
水酸化カリウムエタノール溶液 166-03915 0.1 mol/Lエタノール性水酸化カリウム溶液 容量分析用 500 mL
硫酸ナトリウム(無水) 197-07125 硫酸ナトリウム 残留農薬・PCB試験用 500 g
シリカゲル 230-00261 ワコーゲル® S-1 カラムクロマトグラフ用 250 g
フロリジル 063-05275 フロリジール PR 残留農薬試験用 500 g
含水アセトニトリル 015-11301 アセトニトリル (残留農薬・PCB 試験用) 濃縮300 1 L
013-19401 アセトニトリル (残留農薬・PCB 試験用) 濃縮5000 1 L
040-28081 蒸留水 (ヘキサン洗浄品) 残留農薬試験用 1 L
040-28081 3 L
フェノールフタレイン溶液 162-01072 フェノールフタレイン 試薬特級 25 g
056-04441 エタノール (99.5) (残留農薬・PCB 試験用) 濃縮300 1 L
053-07011 エタノール (99.5) (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
水酸化ナトリウム溶液 (4 w/v%) 190-02171 1 mol/L水酸化ナトリウム溶液 容量分析用 100 mL
192-02175 500 mL

・分析

測定法記載名 メーカーコード 品名 規格 容量
PCB標準液 M-8082 PCB Congeners Mix, 100 ug/mL in Hexane AccuStandard Inc. 1 mL
M-8082A PCB Congeners Mixture, 100 ug/mL in Hexane AccuStandard Inc. 1 mL

※ 組成は付表4とは異なります。詳細は弊社HPをご覧ください。

ジクロロメタン

基準値:0.02 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)

四塩化炭素

基準値:0.002 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.4.1)
溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.5)

1,2-ジクロロエタン

基準値:0.004 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)

1,1-ジクロロエチレン

基準値:0.1 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)

シス-1,2-ジクロロエチレン

基準値:0.04 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)

1,1,1-トリクロロエタン

基準値:1 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.4.1)
溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.5)

1,1,2-トリクロロエタン

基準値:0.006 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.4.1)
溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.5)  

トリクロロエチレン

基準値:0.01 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.4.1)
溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.5)

 

テトラクロロエチレン

基準値:0.01 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.4.1)
溶媒抽出・ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.5)

1,3-ジクロロプロペン

基準値:0.002 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
電子捕獲検出器(ECD)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.1)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
揮発性有機化合物混合標準液 228-01481 12種揮発性有機化合物混合標準液 (各1 mg/mLメタノール溶液) 土壌汚染物質測定用 2 mL×10A
220-02421 14種揮発性有機化合物混合標準液 (各1 mg/mLメタノール溶液) 土壌汚染物質測定用 2 mL×5A
225-02351 揮発性有機化合物25種混合標準液 (メタノール溶液) JCSS 2 mL×5A

※ 混合成分の詳細はこちら

チウラム

基準値:0.006 mg/L以下
測定方法:高速液体クロマトグラフ法(付表5)

・サンプル調製

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
046-16971 蒸留水 高速液体クロマトグラフ用 1 L
042-16973 3 L
ジクロロメタン 136-06751 ジクロロメタン 高速液体クロマトグラフ用 1 L
132-06753 3 L
アセトニトリル 011-15281 アセトニトリル チウラム測定用 1 L
017-15283 3 L
メタノール 138-06473 メタノール 高速液体クロマトグラフ用 1 L
132-06471 3 L
硫酸ナトリウム(無水) 195-03341 硫酸ナトリウム 試薬特級 100 g
197-03345 500 g
塩化ナトリウム 191-01665 塩化ナトリウム 試薬特級 500 g
りん酸緩衝液 (50 mmol/L) 167-04241 りん酸二水素カリウム 試薬特級 100 g
162-20492 りん酸 高速液体クロマトグラフ用 25 mL
046-16971 蒸留水 高速液体クロマトグラフ用 1 L
042-16973 3 L
固相カラム※1,2 296-32651 プレセップ®-C アグリ (Short) 試料前処理用 10個×5
291-26851 プレセップ®-アグリ 残留農薬試験用 50本

・分析

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
チウラム標準液 200-11373 チウラム標準品 残留農薬試験用 100 mg
HPLCカラム※1,3,4 230-59351 ワコーパック ワコーシル Agri-9 4.6*150 mm - 1本 (D)
236-59353 1本 (W)
237-59361 ワコーパック ワコーシル Agri-9 4.6*250 mm - 1本 (D)
233-59363 1本 (W)

※1 本製品での実用試験は行っておりません。
※2 チウラムの分析例はこちら
※3 充てん剤は付表5のものとは異なります。
※4 チウラムの分析例はこちら

シマジン

基準値:0.003 mg/L以下
測定方法:溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法(付表6の第1)
溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ法(付表6の第2)

チオベンカルブ

基準値:0.02 mg/L以下
測定方法:溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法(付表6の第1)
溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ法(付表6の第2)

・サンプル調製

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
040-28081 蒸留水 (ヘキサン洗浄品) 残留農薬試験用 1 L
046-28083 3 L
ヘキサン 084-04761 ヘキサン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
083-07911 ヘキサン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
アセトン 015-11281 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
011-19201 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
ジクロロメタン 133-08841 ジクロロメタン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
139-08843 3 L
043-28451 ジクロロメタン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
049-28453 3 L
メタノール 139-08821 メタノール 300 残留農薬・PCB試験用 1 L
135-08823 3 L
132-14161 メタノール 5000 残留農薬・PCB試験用 1 L
138-14163 3 L
ジエチルエーテル 050-04461 ジエチルエーテル (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
040-28461 ジエチルエーテル (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
硫酸ナトリウム(無水) 197-07125 硫酸ナトリウム 残留農薬・PCB試験用 500 g
塩化ナトリウム 199-10015 塩化ナトリウム 残留農薬・PCB試験用 500 g
固相カラム※1-3 296-32651 プレセップ®-C アグリ (Short) 試料前処理用 10個×5
291-26851 プレセップ®-アグリ 残留農薬試験用 50本

・分析

測定法記載名 製品コード 品名 規格・製造元 容量
シマジン標準液 030-22561 CAT標準物質 TraceSure(R) 100 mg
チオベンカルブ標準液 029-06954 ベンチオカーブ標準品 残留農薬試験用 100 mg
カラム 054308 15M X 0.25MM ID BP5MS 0.25UM Trajan Scientific Japan Inc. 1EA
054310 30M X 0.25MM ID BP5MS 0.25UM
054320 30M X 0.32MM ID BP5MS 0.25UM

※1 充てん剤は付表6のものとは異なります。
※2 本製品での実用試験は行っておりません。
※3 シマジン・チオベンカルブの分析例はこちら

ベンゼン

基準値:0.01 mg/L以下
測定方法:パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.1)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(JIS K0125 5.2)
水素炎イオン化検出器(FID)を用いたパージ・トラップ-ガスクロマトグラフ法(JIS K0125 5.3.2)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
揮発性有機化合物混合標準液 228-01481 12種揮発性有機化合物混合標準液 (各1 mg/mlメタノール溶液) 土壌汚染物質測定用 2 mL×10A
220-02421 14種揮発性有機化合物混合標準液 (各1 mg/mLメタノール溶液) 土壌汚染物質測定用 2 mL×5A
225-02351 揮発性有機化合物25種混合標準液 (メタノール溶液) JCSS 2 mL×5A

※ 混合成分の詳細はこちら

セレン

基準値:0.01 mg/L以下
測定方法:水素化合物発生原子吸光法(JIS K0102 67.2)
水素化合物発生ICP発光分光分析法(JIS K0102 67.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 67.4)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
セレン標準液 192-13861 セレン標準液 (Se 1000) JCSS 100 mL
196-18641 セレン標準液 (Se 1000) ICP分析用 100 mL

※ JIS記載と異なる原料を使用した製品を含みます。詳細はこちら

硝酸性窒素

基準値:10 mg/L以下
測定方法:還元蒸留-インドフェノール青吸光光度法(JIS K0102 43.2.1)
銅・カドミウムカラム還元-ナフチルエチレンジアミン吸光光度法(JIS K0102 43.2.3)
イオンクロマトグラフ法(JIS K0102 43.2.5)
流れ分析法(JIS K0102 43.2.6)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
硝酸イオン標準液 144-09891 硝酸性窒素標準液 [NO- (Nとして) 1000] JCSS 100 mL
149-06443 硝酸イオン標準液 (NO- 1000) JCSS 100 mL

亜硝酸性窒素

基準値:10 mg/L以下
測定方法:ナフチルエチレンジアミン吸光光度法(JIS K0102 43.1.1)
イオンクロマトグラフ法(JIS K0102 43.1.2)
流れ分析法(JIS K0102 43.1.3)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
亜硝酸イオン標準液 147-09901 亜硝酸性窒素標準液 [NO2- (Nとして) 1000] JCSS 100 mL
146-06453 亜硝酸イオン標準液 (NO2- 1000) JCSS 100 mL

ふっ素

基準値:0.8 mg/L以下
測定方法:ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法(JIS K0102 34.1)※1
流れ分析法(JIS K0102 34.4)※2
蒸留操作(JIS K0102 34.1.1 c))※3,4
イオンクロマトグラフ法(付表7)

・分析

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
ふっ化物イオン標準液 066-03401 ふっ化物イオン標準液 (F- : 1,000) JCSS 50 mL
溶離液 091-03231 イオンクロマト溶離液 A-D イオンクロマトグラフ用 1 L
  • 1 備考1を除く。
  • 2 妨害となる物質としてハロゲン化合物又はハロゲン化水素が多量に含まれる試料を測定する場合にあっては、蒸留試薬溶液として、水約200 mLに硫酸10 mL、りん酸 60 mL 及び塩化ナトリウム10 g を溶かした溶液とグリセリン250 mLを混合し、水を加えて1,000 mL としたものを用い、JIS K0170 6の6図2注記のアルミニウム溶液のラインを追加する。
  • 3 注(2)第三文及び規格34の備考1を除く。
  • 4 懸濁物質及びイオンクロマトグラフ法で妨害となる物質が共存しないことを確認した場合は省略することができる。

ほう素

基準値:1 mg/L以下
測定方法:メチレンブルー吸光光度法(JIS K0102 47.1)
ICP発光分光分析法(JIS K0102 47.3)
ICP質量分析法(JIS K0102 47.4)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
ほう素標準液 025-16581 ほう素標準液 (B 1000) JCSS 100 mL
024-19231 ほう素標準液 (B 1000) ICP分析用 100 mL

※ JIS記載と異なる原料を使用した製品を含みます。詳細はこちら

1,4-ジオキサン

基準値:0.05 mg/L以下
測定方法:活性炭抽出-ガスクロマトグラフ質量分析法(付表8の第1)
パージ・トラップ-ガスクロマトグラフ質量分析法(付表8の第2)
ヘッドスペース-ガスクロマトグラフ質量分析法(付表8の第3)

・サンプル調製

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
040-28081 蒸留水 (ヘキサン洗浄品) 残留農薬試験用 1 L
046-28083 3 L
アセトン 015-11281 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
011-19201 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
メタノール 139-08821 メタノール300 残留農薬・PCB試験用 1 L
135-08823 3 L
132-14161 メタノール 5000 残留農薬・PCB試験用 1 L
138-14163 3 L
塩化ナトリウム 199-10015 塩化ナトリウム 残留農薬・PCB試験用 500 g
カートリッジ型活性炭カラム※1,2 297-43051 プレセップ活性炭埋蔵シリカゲル (リバースカラム) ダイオキシン類分析用 5本
カートリッジ型ODS又はポリスチレン樹脂充填カラム※1 296-36791 プレセップ®-C C18 (ODS)-II (Short) 試料前処理用 10個×5
299-36781 プレセップ®-C C18 (ODS)-II 試料前処理用 10個×5

※1 本製品での実用試験は行っておりません。
※2 本品は、ガラス製の単管(内径10 mm)に活性炭埋蔵シリカゲル1 gを充填した商品です。

・分析

測定法記載名 製品コード 品名 規格・製造元 容量
1,4-ジオキサン標準原液 (1 g/L) 049-28791 1,4-ジオキサン標準液 (1 mg/mLメタノール溶液) 水質試験用 2 mL×10A
サロゲート原液 (1 g/L) 042-29021 1,4-ジオキサン-d8標準液 (1 mg/mLメタノール溶液) 水質試験用 1 mL×5A
内標準原液 (1 g/L) 021-12041 p-ブロモフルオロベンゼン標準液 (1 mg/mLメタノール溶液) 水質試験用 2 mL×10A
カラム 054415 30M×0.25MM ID-BP20 0.5UM Trajan Scientific Japan Inc. 1EA

【参考情報】

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
揮発性有機化合物混合標準液 225-02351 揮発性有機化合物25種混合標準液 (メタノール溶液) JCSS 2 mL×5A

別表2 生活環境の保全に関する環境基準の試験方法

水素イオン濃度 (pH)

測定方法:ガラス電極法 (JIS K0102 12.1)
又はガラス電極を用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 pH 規格 容量
調製pH標準液 037-16145 炭酸塩pH標準液 (pH 10.01) 10.01 JCSS 500 mL
166-17445 りん酸塩pH標準液 7.41 JCSS 500 mL
203-08771 ほう酸塩pH標準液 9.18 JCSS 100 mL
205-08775 500 mL
151-01845 しゅう酸塩pH標準液 1.68 JCSS 500 mL
166-12141 フタル酸塩pH標準液 4.01 JCSS 100 mL
168-12145 500 mL

生物化学的酸素要求量 (BOD)

測定方法:生物化学的酸素消費量 (BOD) (JIS K0102 21)

浮遊物質量 (SS)

測定方法:ガラス繊維ろ紙法(付表9)

溶存酸素量 (DO)

測定方法:よう素滴定法 (JIS K0102 32.1)
ミラー変法 (JIS K0102 32.2)
隔膜電極法 (JIS K0102 32.3)
光学式センサ法 (JIS K0102 32.4)
又は光学式センサを用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法

大腸菌数

測定方法:大腸菌数の測定方法 (付表10)

・寒天培地

製品コード 品名 製造元 容量
380-20011 Pro・Media アガートリコロール (株)エルメックス 400 g×1
383-20001 Pro・Media アガートリコロール 7.85g×40袋 1箱×1

※詳細はこちら

・メンブレンフィルター

製品コード 品名 製造元 容量
361-02361 マイクロファンネルフィルターファンネル (100mL) 0.45㎛
GN-6 メトリセルメンブレン
白色グリッド付き(滅菌済み個別包装)
Pall(Cytiva) 50個

全亜鉛

測定方法:フレーム原子吸光法 (JIS K0102 53.1)
電気加熱原子吸光法 (JIS K0102 53.2)
ICP発光分光分析法 (JIS K0102 53.3)
ICP質量分析法 (JIS K0102 53.4)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
亜鉛標準液 261-01431 亜鉛標準液 (Zn 100) JCSS 100 mL
264-01421 亜鉛標準液 (Zn:1,000 mg/L) JCSS 100 mL
266-02341 亜鉛標準液 (Zn 1000) ICP分析用 100 mL

※JIS記載と異なる原料を使用した製品を含みます。詳細はこちら

ノニルフェノール

測定方法:固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法(付表11)

・サンプル調製

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
ヘキサン 084-04761 ヘキサン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
080-04763 3 L
083-07911 ヘキサン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
089-07913 3 L
アセトン 015-11281 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
011-11283 3 L
011-19201 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
017-19203 3 L
ジクロロメタン 133-08841 ジクロロメタン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
139-08843 3 L
043-28451 ジクロロメタン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
049-28453 3 L
固相カラム 296-36791 プレセップ®-C C18 (ODS)-II (Short) 試料前処理用 10個×5
299-36781 プレセップ®-C C18 (ODS)-II 試料前処理用 10個×5
296-32651 プレセップ®-C アグリ (Short) 試料前処理用 10個×5
カラム充てん剤 230-00065 ワコーゲル® C-100 カラムクロマトグラフ用 500 g
197-07125 硫酸ナトリウム 残留農薬・PCB試験用 500 g

※ 粒度分布は150~425 μmです。

・分析

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
4-ノニルフェノール標準原液 (100 μg/mL) 146-06791 p-n-ノニルフェノール標準品 環境分析用 500 mg
144-09391 ノニルフェノール溶液 (異性体混合物として:100 μg/mLアセトン溶液) 環境分析用 1 mL
015-11281 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
011-11283 3 L
011-19201 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
017-19203 3 L
サロゲート溶液 (0.1 μg/mL) 043-32861 4-(3,6-ジメチル-3-ヘプチル)フェノール-13C6 標準液 (10 μg/mLアセトン溶液) 環境分析用 1 mL
015-11281 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
011-11283 3 L
011-19201 アセトン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
017-19203 3 L
内標準原液 (1 mg/mL) 141-07081 p-n-ノニルフェノール-d4標準品 環境分析用 50 mg
133-08841 ジクロロメタン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮300 1 L
139-08843 3 L
043-28451 ジクロロメタン (残留農薬・PCB試験用) 濃縮5000 1 L
049-28453 3 L

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩

測定方法:固相抽出による液体クロマトグラフ・タンデム型質量分析法(付表12)

・サンプル調製

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
メタノール 138-14521 メタノール LC/MS用 1 L
134-14523 3 L
アセトニトリル 012-19851 アセトニトリル LC/MS用 1 L
018-19853 3 L
ギ酸 (0.1v/v%)・ギ酸アンモニウム水溶液 (50 mmol/L) 063-04533 ぎ酸 (約99%) LC/MS用 1 mL×5A
067-04531 50 mL
010-03122 ぎ酸アンモニウム 和光特級 25 g
014-03125 500 g
固相カラム 299-36781 プレセップ®-C C18 (ODS)-II 試料前処理用 10個×5
296-36791 プレセップ®-C C18 (ODS)-II (Short) 試料前処理用 10個×5

・分析

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
LAS標準原液 (各1 mg/mL) 195-13111 デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム標準液 (1 mg/mLメタノール溶液) 水質試験用 1 mL×5A
192-13121 ウンデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム標準液 (1 mg/mLメタノール溶液) 水質試験用 1 mL×5A
199-13131 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム標準液 (1 mg/mLメタノール溶液) 水質試験用 1 mL×5A
193-13151 テトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム標準液 (1 mg/mLメタノール溶液) 水質試験用 1mL×5A
013-20131 陰イオン界面活性剤混合標準液 (各1 mg/mlメタノール溶液) 水質試験用 1mL×5A
内標準原液 (1 mg/mL) 195-17131 p-n-オクチルベンゼンスルホン酸ナトリウム標準液(1 mg/mLメタノール溶液) 水質試験用 1 mL
HPLCカラム 237-50243 ワコーパック® ワコーシル-II 3C18HG 2.0 mm×150 mm ※1,2 - 1本 (W)
231-50241 1本 (D)
235-52243 ワコーパック® ワコーシル-II 3C8RS 2.0 mm×150 mm ※1,2,3 - 1本 (W)

※1 付表12と比較し、得られるクロマトグラムが異なる可能性がございます。
※2 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸の分析例はこちら
※3 本カラムは溶離液に0.1%ぎ酸を使用できません。

化学的酸素要求量 (COD)

測定方法:100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素消費量 (CODMn) (JIS K0102 17)

全窒素

測定方法:紫外線吸光光度法 (JIS K0102 45.2)
硫酸ヒドラジニウム還元法 (JIS K0102 45.3)
銅・カドミウムカラム還元法 (JIS K0102 45.4)
流れ分析法 (JIS K0102 45.6)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
窒素標準液 141-07324 窒素標準液 (N:1,000 mg/L) 排水試験用 100 mL
143-07323 200 mL
144-07691 窒素標準液 (N:10,000 mg/L) 排水試験用 200 mL

※備考3を除く

全りん

測定方法:ペルオキソニ硫酸カリウム分解法 (JIS K0102 46.3.1)
硝酸-過塩素酸分解法 (JIS K0102 46.3.2)
硝酸-硫酸分解法 (JIS K0102 46.3.3)

・標準液

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
りん標準液 167-28921 りん標準液 [PO43- (Pとして) 1000] JCSS 100 mL

※備考9を除く

n-ヘキサン抽出物質 (油分等)

測定方法:n-ヘキサン抽出物質(油分等)の測定方法(付表14)

測定法記載名 製品コード 品名 規格 容量
塩化鉄(Ⅲ)溶液 095-00875 塩化鉄(Ⅲ)六水和物 試薬特級 500 g
080-01066 塩酸 試薬特級 500 mL
炭酸ナトリウム溶液 (20 w/v%) 195-01582 炭酸ナトリウム 試薬特級 25 g
197-01581 100 g
塩酸 (1+1) 080-01066 塩酸 試薬特級 500 mL
ヘキサン 085-00416 ヘキサン 試薬特級 500 mL
085-00411 3 L
硫酸ナトリウム (無水) 193-03342 硫酸ナトリウム 試薬特級 25 g

製品一覧

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標準

溶媒

その他試薬

前処理用固相抽出カラム・充填剤

分析用カラム

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