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- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

ライフサイエンス

ライフサイエンス 連載

【連載】よくわかるBDNF -基礎から臨床まで-「第3回 BDNFと精神疾患との関与(BDNF経路を介した可塑性の制御と精神疾患)」

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.1(2022年1月号)において、ヘルシンキ大学 ニューロサイエンスセンター 梅森 十三様に執筆いただいたものです。

これまでに、BDNF経路は神経可塑性の制御に関わっていることを述べた。可塑性が高まると、学習や環境の変化に適応して、神経回路は構造的、機能的に再編成される。病態生理学的な(前)臨床研究により、統合失調症やうつ病などの精神疾患において、BDNFおよびその受容体であるTrkBを介したシグナル伝達の異常が報告されている。また近年、抗うつ薬がBDNF/TrkBシグナル伝達を通じた神経可塑性を調節するメカニ...

ライフサイエンス

mRNAワクチン・医薬品の研究開発と製造

本記事はTriLink BioTechnologies提供の記事を当社にて和訳したものです。

mRNA(メッセンジャーRNA)をベースとしたワクチンは、新たなワクチンであり、生ワクチンやサブユニットワクチンの代替として期待されています。mRNAワクチンは、抗原をコードするmRNAを体内で発現させます。抗原は細胞内で発現されるため、mRNAワクチンはサブユニットワクチンとは異なるMHCクラス応答を誘導します。従来のワクチンと比べ、mRNAワクチンは、比較的安価かつ短期間で大量生産が可能です。...

ライフサイエンス 連載

【連載】ミクログリア研究の最前線−基礎から臨床へ− 「第6回 ミクログリア-アストロサイト連関による脳卒中の制御」

本記事は、和光純薬時報 Vol.89 No.4(2021年10月号)において、山梨大学大学院 総合研究部 医学域 薬理学講座 小泉 修一様に執筆いただいたものです。

グリア細胞が脳機能に果たす役割が次々と明らかにされている。特に種々の脳疾患時には、グリア細胞が、素早く、大きく、多様に変化することから、これらグリア細胞の変化が脳の異常及び修復過程で重要な役割を果たすのではないか、と考えられるようになっている。これらの仮説は、少しずつ受け入れられるようになってきているが、明らかにすべき課題が幾つも残されている。例えば、グリア細胞研究はin vitro とin vi...

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】超耐熱性エンド型セルラーゼの開発とその応用例

本記事は、和光純薬時報 Vol.89 No.4(2021年10月号)において、大関株式会社 総合研究所 仙波 弘雅様、坪井 宏和様、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 石川 一彦様に執筆いただいたものです。

世界的なバイオエタノール産業への関心の高まりとともに、セルロース加水分解酵素(セルラーゼ)の研究が盛んに行われてきた。特に糸状菌Trichoderma reesei は多量のセルラーゼを菌体外に分泌することから多くの研究が行われており、現在様々な分野で使用されている。一方でT. reesei 由来セルラーゼに代表される一般的なセルラーゼは熱安定性が低いことが多く、60℃程度の温度でその機能を失って...

ライフサイエンス 連載

【連載】よくわかるBDNF -基礎から臨床まで-「第2回 BDNF発生発達期の機能と発達障害との関係」

本記事は、和光純薬時報 Vol.89 No.4(2021年10月号)において、香川大学 医学部 鈴木 辰吾様に執筆いただいたものです。

BDNFは神経活動依存的に神経細胞から放出される栄養因子であり、シナプスの再編を誘導して記憶や学習に関与する。一方、BDNFは、発達期の脳において、神経細胞の生存の維持や分化誘導、シナプス形成やシナプス結合の誘導などのさまざまな作用を有するため、その重要性は理解されているものの、その機能の本体を捉えることが難しい。近年の研究より、発達期におけるBDNFの発現低下が神経回路の形成異常に関連する可能性...

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