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- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

ライフサイエンス

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エンドトキシン除去ゲル「セルファイン™ ETクリーン」開発秘話

本記事は、JNC株式会社 ライフケミカル事業部 営業部 戸所 正美 様にご執筆いただいたものです。

セルファイン ETクリーンはタンパク質に混入しているエンドトキシン(ET)の除去を目的に開発されました。既に20年以上の販売実績のある製品で、国内外の多くのユーザーに使用して頂いております。ETには人体や細胞に好ましくない発熱や炎症などを引き起こす作用があります。そのため、人体に入る医薬品(特に注射用医薬品)や細胞培養に使用する薬品からETを除去する事が必要となっております。

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iPS細胞を活用した治療の可能性を広げる低分子阻害剤

人工多能性幹細胞(iPS細胞、iPSC)は、扱いやすい遺伝子的特性と無限の増殖能力を有することから、患者一人一人に対する疾患モデリング、創薬、毒性評価、再生医療などでの活用が非常に期待されています。しかしながら、iPS細胞の臨床応用にはまだ課題があり、大規模で効率的な細胞培養方法の開発が求められています。

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】社会実装を目指す国産ゲノム編集技術CRISPR-Cas3

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.2(2024年4月号)において、東京大学医科学研究所 先進動物ゲノム研究分野 吉見 一人様に執筆いただいたものです。

一般社会への応用が進むゲノム編集技術 ゲノム編集技術とは、文字通り、細胞ゲノム内の狙ったDNA配列を改変するツールのことです。2013年にCRISPR-Cas9技術が真核細胞で利用できることが報告されると、その効率と便利さから急速に研究に利用され、2020年には発見者であるEmmanuelle Charpentier氏とJennifer Doudna氏がノーベル化学賞を受賞しています。

培養 ライフサイエンス 連載

【連載】〈幹細胞由来EV~治療、診断、化粧品への展開~〉第5回 細胞外小胞の治療・診断マーカーを開発する上での正確性の重要性

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.2(2024年4月号)において、新潟大学大学院 医歯学総合研究科 消化器内科学分野 土屋 淳紀様に執筆いただいたものです。

近年、ヒトばかりでなく、植物、果実、細菌、酵母などあらゆる細胞が放出する細胞外小胞(extracellular vesicles)が、我々の生命活動の情報伝達手段の一つとして、重要であることが明らかになり疾病の診断から治療への応用まで幅広く研究が進められている。特に、細胞外小胞の中でも粒径100 nm前後のものを特に小細胞外小胞 (small extracellular vesicles;以下sE...

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未来への進化 日本発シングルユースバッグの開発ストーリー ~ステリテナーが切り開く未知の可能性~(後半)

本記事は、積水成型工業株式会社 永座 明様にご執筆いただいたものです。

みなさん、こんにちは!前回に続き、積水成型工業の3Dシングルユースバッグ「ステリテナー」にスポットを当て、ブロー成形という独自のアプローチで製造された立体型のフレシキブルバッグ。その未知なる可能性についてお伝えします。 今回は後編として、日本のバイオ現場のニーズに合わせた「日本発のシングルユースバッグ」を目指した製品開発についてご紹介します。

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