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分析

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いまさら聞けない!? カールフィッシャー水分測定法のコツ

本記事は、日東精工アナリテック株式会社 営業推進部 寺田 達士様に執筆いただいたものです。

皆様、何か水分測定でお困りのことはございませんでしょうか。水分測定は一見簡単そうで、実は意外とコツがございます。例えば同じ試料を測定しているはずなのに再現性が悪い、水分量が想定よりあきらかに多くなったり、少なかったり、あるいはサンプリングがうまくできないなどご経験されたことはないでしょうか。このようなお悩みにつきましては弊社へもよくお問い合わせをいただくことがございます。今回はこれらお悩みを解決い...

分析 総説

【総説】LA-ICP-MS法による定量分析のための標準試料Solid scaleの開発とその応用例

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.4(2023年10月号)において、富士フイルム株式会社 解析技術センター 寺尾 祐子様、椙山 卓郎様、平兮 康彦様、佐藤 琢也様、岩戸 薫様、宮下 陽介様、
東京大学大学院 理学系研究科 平田 岳史様に執筆いただいたものです。

1980年にHoukらによって報告された誘導結合プラズマ質量分析法 (ICP-MS法)1) は、周期表のほとんどすべての元素を高い効率でイオン化できることから、高感度かつ迅速な元素分析法として様々な分野で広く活用されている。

分析 連載

【連載】LC-MS分析 −測定原理から様々な分野での活用例− 第1回 LC-MSの基礎とLCMS-2050の特長

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.4(2023年10月号)において、株式会社島津製作所 分析計測事業部 小寺澤 功明様に執筆いただいたものです。

LC-MSは、食品・環境・バイオ・生体など幅広い分野で、高精度な分析機器として急速に普及が進んでいます。また、昨今のヘリウム不足に伴う代替法への切り替えや、検体の多様化・極微量化による装置高精度化の流れに伴い、LC-MSの更なる活躍が期待されています。試薬においても、微量不純物を低減させるなどしたLC-MS分析に適した溶媒が開発されています。 本シリーズでは、LC-MSの基礎から、様々な分野におけ...

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いまさら聞けない!? 関心が高まる有機フッ素化合物(PFAS)を解説

PFASは、有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(perfluoroalkyl substances)の総称をいい、炭素の数やフッ素の結合位置などで4700種以上の化合物が含まれています。 PFASは撥水・撥油性、難燃性、耐薬品性などの化学的性質を持ち、その性質から工業用途から日用製品にまで幅広く使用され、私たちの生活に欠かせない化合物となっています。

分析 総説

【総説】オキナワモズク由来フコイダンの概要と今後の展望について

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.1(2023年1月号)において、株式会社サウスプロダクト1)、群馬大学 名誉教授2) 友利 誠様1)、平田 透様1)、長嶺 竹明様2)、伊波 匡彦様1)に執筆いただいたものです。

フコイダンは褐藻類の藻体に含まれる硫酸化多糖類の総称である。フコイダンの歴史は1913年にウプサラ大学(スウェーデン)のH. キリン(Harald Kylin)がAscophyllam nodosum(ヒバマタ)など数種類の褐藻類から分離・報告した。日本国内におけるフコイダンに関する報告は1970年代から散見され、1990年代以降に多くの報告がされている。現在国内ではオキナワモズク(Cladosi...

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