siyaku blog

- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

特別講座

合成・材料 特別講座

【特別講座】高リサイクル型ならびに触媒型高活性超原子価ヨウ素反応剤の開発

本記事は、ChemGrowing Vol.09 (2019年7月号)において、立命館大学総合科学技術研究機構・立命館大学薬学部 土肥寿文 様,森本功治 様,北 泰行 様に執筆いただいたものです。

超原子価ヨウ素反応剤は、鉛(Ⅳ)、タリウム(Ⅲ)や水銀(Ⅱ)などの重金属酸化剤と類似の反応性を示し、毒性が低く、かつ爆発性などの懸念のない取り扱い易い酸化剤で、環境調和型酸化反応の開発に有望視されている1)。 著者の一人の北は、重金属酸化剤の毒性が社会的に認識された1980年代前半より3価の超原子価ヨウ素反応剤であるフェニルヨージンジアセタート(phenyliodine(Ⅲ) diacetate、...

合成・材料 分析 ライフサイエンス 特別講座

【特別講座】CTX-ELISA 1Bの開発物語

本記事は、ChemGrowing Vol.07 (2018年12月号)において、東北大学名誉教授・(株)アクロスケール 平間正博 様に執筆いただいたものです。

科学研究の中でも特に化学は、「興味あるもの」を「創りたい・発見したい」、という「好奇心・志」から始まり、「時・地の利・人の和(輪)」がうまく協働した時に、大きく進展すると思います。私がシガトキシンの抗体を作ってシガトキシンを検出するキットを作りたいと考えたのは、ほぼ30年前です。ちょうど研究室を担当して、新しい全合成研究、しかも人々の役に立つ技術開発につながるような研究をやりたい、と考えた時でした...

合成・材料 特別講座

【特別講座】Cy-Ubpyの開発物語

本記事は、ChemGrowing Vol.02 (2017年9月号)において、九州大学先導物質化学研究所 國信 洋一郎様に執筆いただいたものです。

有機合成反応において、位置選択性制御の重要性は言うまでもありません。位置選択性の制御がうまくいかないと、反応の結果、様々な生成物が混合物として得られてしまいます。そのため、目的生成物の収率が低下してしまうとともに、混合物の中から欲しい化合物を単離しないといけなくなるため、時間や労力、コストがかかってしまいます。その反面、位置選択的に反応を進行させることができれば、そのような問題点を一挙に解決するこ...

合成・材料 特別講座

【特別講座】NAD(P)非依存な固定化不斉酸化触媒「SanCat-Super」について

本記事は、OrganicSquare No.59 (2017年3月号)において、サンヨー食品株式会社 開発本部開発部 永岡 宏行様に執筆いただいたものです。

エンドウ豆由来ヘム蛋白質による"NAD(P)非依存な不斉酸化反応(SanCat-R:5g、WAKO-No.351-34213)"は、論文報告済となっており、1)以前の本総説(Wako Organic Square 44, 22 (2013))で紹介済である。2) 今回は更に、該当ヘム蛋白質が、蛍光菌由来 HasA(Heme-Acquisition system A)であることを突止め、それを多孔質...

合成・材料 特別講座

【特別講座】[5.5]-P-スピロ型キラルテトラアミノホスホニウム塩を用いる触媒的分子変換

本記事は、OrganicSquare Vol.59 (2017年3月号)において、名古屋大学 浦口 大輔様、大井 貴史様に執筆いただいたものです。

キラル相間移動触媒としての歴史をもつアンモニウム塩とは対照的に、ホスホニウム塩を触媒的に利用した例はほとんど知られていない 1-3)。これは、ホスホニウムイオンが反応中間体や合成試剤として高い反応性をもつことと密接に関係している。つまり、一般的な反応条件下における分子の安定性が低いことが、ホスホニウム塩を触媒とするシステムの構築を妨げてきた。これに対し我々は、高い安定性を備えた分子構造としてテトラ...

キーワード検索

月別アーカイブ

当サイトの文章・画像等の無断転載・複製等を禁止します。