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合成・材料

合成・材料 ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】皮膚及び毛髪のダメージ修復性保湿剤

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、弊社 マテリアル戦略部 小林 理子、岡本 佳樹に執筆いただいたものです。

いつの時代も美しく健康な肌や髪は人々の憧れである。 しかしながら、我々を取り囲む環境には紫外線をはじめとする多くの外的ストレスが存在しており、特に昨今、肌ではマスクによる擦れや蒸れ、髪ではヘアカラーやパーマ、ドライヤーやアイロンによる熱など、さまざまなストレスによりダメージを受けている。 肌や髪のダメージを受けた部位を集中的に修復させることができれば、美しく健康な肌や髪を取り戻す修復ケアがより効果...

合成・材料 連載

【連載】フロー合成の魅力 ~安全・高効率なグリーンものづくりへ~ 第3回 フロー合成の実践 ~学術・産業への応用~

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、静岡大学 グリーン科学技術研究所 間瀬 暢之様に執筆いただいたものです。

フロー合成の精密性と拡張性の利点は、多くの研究室や企業で評価され、精密有機合成の分野にも導入が進んでいる。その結果、新規・新奇な学術的知見が得られ、産業への応用も広がっている。これまで、「フロー合成の魅力 ~なぜフロー合成?~」と「フロー合成の基礎 ~要素技術と設計~」について概説してきた。今回は、具体的なフロー合成の実践例と学術・産業への応用について紹介する。

合成・材料 総説

【総説】環境調和型エーテル系溶媒「MTHP」

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.4(2023年10月号)において、株式会社クラレ スペシャリティケミカル生産・技術・開発部 齊藤 勇祐様に執筆いただいたものです。

持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、近年の化学産業には「グリーンケミストリー」の推進が強く求められている。「グリーンケミストリー」とは化学物質のライフサイクル全体において人体の健康や生態系、環境への負荷を低減しようとする概念や技術を指し、具体的な例としては廃棄物や排出二酸化炭素(CO2)、排水負荷を削減・低減できるような化学反応や化学プロセスの開発が挙げられる。

合成・材料 連載

【連載】フロー合成の魅力 ~安全・高効率なグリーンものづくりへ~ 第2回 フロー合成の基礎 ~要素技術と設計~

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.4(2023年10月号)において、静岡大学グリーン科学技術研究所 間瀬 暢之様に執筆いただいたものです。

第1回目において、フロー合成の魅力 ~なぜフロー合成?~について解説した。遠い存在だったフロー合成を身近に感じてもらえただろうか? 今回、実際にフロー合成を導入するために、フロー合成の基礎 ~要素技術と設計~について紹介する。

合成・材料 総説

【総説】酸化グラフェンの製法と構造

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.3(2023年7月号)において、岡山大学異分野融合先端研究コア 研究教授 仁科 勇太様に執筆いただいたものです。

酸化グラフェン(Graphene Oxide、GO)は、安価で入手可能な黒鉛を化学的に酸化することで合成することができる。GOは、炭素1原子の単層にまで層を薄くでき、他の材料(高分子や金属ナノ粒子など)との複合化が容易である。また、溶液状態で扱いやすく、化学的修飾に有望な材料であり、多岐にわたるアプリケーションが期待されている。このため、次世代ナノカーボンの一つとして注目されている。 ...

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