siyaku blog

- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

ライフサイエンス

【前編】「ブロー成形」×「シングルユース」 ハードボトルとシングルユースバッグの融合 ~ステリテナーが切り開く未知の可能性~

みなさん、こんにちは!今回は積水成型工業の3Dシングルユースバッグ「ステリテナー」にスポットを当て、ブロー成形という独自のアプローチで製造された立体型のフレシキブルバッグ。その未知なる可能性についてお伝えします。

ライフサイエンス

ウエスタンブロッティングで失敗する原因は何?よくある問題と解決策をご紹介

「ウエスタンブロッティングの失敗の原因がわからない」「解決策が知りたい!」という方に、ウエスタンブロッティングでよく起こる失敗例を挙げ、その原因や解決策について解説します。ウエスタンブロッティングは、ライフサイエンス分野の基礎的な実験手法ですが、、失敗の原因として、タンパク質量や抗体、ゲル、メンブレン、検出反応など、多くのことが考えられ、初心者のうちは何が原因かがわからないことも多いかと思います。...

テクニカルレポート

【テクニカルレポート】AI-AAM® を用いた難病でのドラッグリポジショニング

難病の多くは、患者数が少なく発症機序が不明であるため、新規に薬を開発するのは難しい。病態も複雑であり、一般的な技術のみでは治療薬開発にたどり着かない。一方で、日本に数百万人いるとされる難病患者は治療薬を待っている。

連載

【連載】LC/MS分析 −測定原理から様々な分野での活用例− 第2回 LC/MSを用いるキラルアミノ酸分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所 唐川 幸聖様に執筆いただいたものです。

アミノ酸はタンパク質の構成成分であるとともに遊離体としても神経伝達や免疫などに関わる様々な生理機能を有している。グリシンを除くアミノ酸には光学異性体(旋光性以外の物理的、化学的性質が全く同じ異性体)が存在しており、D体、L体と呼ばれている。

合成・材料 連載

【連載】フロー合成の魅力 ~安全・高効率なグリーンものづくりへ~ 第3回 フロー合成の実践 ~学術・産業への応用~

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、静岡大学 グリーン科学技術研究所 間瀬 暢之様に執筆いただいたものです。

フロー合成の精密性と拡張性の利点は、多くの研究室や企業で評価され、精密有機合成の分野にも導入が進んでいる。その結果、新規・新奇な学術的知見が得られ、産業への応用も広がっている。これまで、「フロー合成の魅力 ~なぜフロー合成?~」と「フロー合成の基礎 ~要素技術と設計~」について概説してきた。今回は、具体的なフロー合成の実践例と学術・産業への応用について紹介する。

培養 ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】ヒトiPSC由来腸管上皮細胞F-hiSIEC™(エフ・ハイシーク)を用いた腸内細菌共培養

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、富士フイルム株式会社 バイオサイエンス&エンジニアリング研究所 山﨑 奈穂様、望月 清一様に執筆いただいたものです。

ヒトiPSC由来腸管上皮細胞 F-hiSIEC™(エフ・ハイシーク)は、FUJIFILMが保有するiPS細胞関連の技術と名古屋市立大学の松永教授が持つ分化誘導技術を組み合わせて作製した細胞です。

合成・材料 ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】皮膚及び毛髪のダメージ修復性保湿剤

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、弊社 マテリアル戦略部 小林 理子、岡本 佳樹に執筆いただいたものです。

いつの時代も美しく健康な肌や髪は人々の憧れである。 しかしながら、我々を取り囲む環境には紫外線をはじめとする多くの外的ストレスが存在しており、特に昨今、肌ではマスクによる擦れや蒸れ、髪ではヘアカラーやパーマ、ドライヤーやアイロンによる熱など、さまざまなストレスによりダメージを受けている。 肌や髪のダメージを受けた部位を集中的に修復させることができれば、美しく健康な肌や髪を取り戻す修復ケアがより効果...

医薬品 製造・品質管理 総説

【総説】改正GMP省令と医薬品品質システムに基づく品質確保への取り組み

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、(元)中外製薬工業株式会社* 生産QA部 今若 太一様
*2006年5月〜2023年12月に執筆いただいたものです。

医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令(以下、改正GMP*1省令*2と記載)が令和3年(2021年) 4月28日公布、同8月1日付けで施行された。改正GMP省令では、国際整合、国内制度の整理のもと、品質保証の充実の観点及びグローバルな観点から「患者保護」を第一に、国際的にも通用する製造管理、品質管理として施行されたものである1)(Fig.1)。

ライフサイエンス 総説

【総説】パーキンソン病とその関連疾患の血液バイオマーカーとしての血中カフェイン濃度の有用性

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部 徳田 隆彦様に執筆いただいたものです。

パーキンソン病(PD)は有病率が10万人あたり約150人に上る我が国で2番目に多い神経変性疾患であり、また加齢によって有病率が増加し後期高齢者では100人に2〜3人が発症する。PD患者脳に生じている特異的な生化学的・病理学的異常を反映する客観的なバイオマーカー(BM)が必要である。

分析

いまさら聞けない!? カールフィッシャー水分測定法のコツ

本記事は、日東精工アナリテック株式会社 営業推進部 寺田 達士様に執筆いただいたものです。

皆様、何か水分測定でお困りのことはございませんでしょうか。水分測定は一見簡単そうで、実は意外とコツがございます。例えば同じ試料を測定しているはずなのに再現性が悪い、水分量が想定よりあきらかに多くなったり、少なかったり、あるいはサンプリングがうまくできないなどご経験されたことはないでしょうか。このようなお悩みにつきましては弊社へもよくお問い合わせをいただくことがございます。今回はこれらお悩みを解決い...

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