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- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

医薬品 製造・品質管理 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】 RiboNAT™ 迅速無菌試験について

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.3(2026年7月号)において、富士フイルム和光純薬株式会社 バイオ技術センター 山本 陽太郎 が執筆したものです。

近年、再生医療等製品やバイオ医薬品の発展に伴い、無菌試験の迅速化と信頼性向上への要求が高まっている。従来の培養法に基づく無菌試験は、結果判定までに14日間を要し、製品供給の遅延や品質管理上の制約となる。一方で、医薬品の無菌性は最終試験の結果のみに依存するものではなく、製造工程全体で構築された無菌保証システムにより担保されるべきものである1)。GMPやPIC/Sにおいても、無菌試験は無菌性を直接証明...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】 液体クロマトグラフを用いた茶葉に含まれるカテキン類の分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.3(2026年7月号)において、株式会社島津製作所 池田 涼音 様に執筆いただいたものです。

お茶の主要成分であるカテキン類は、肥満防止や認知機能の改善など、様々な生理作用と関わりがあることが知られている。その機能は多岐にわたり、お茶は最も身近な機能性食品としても注目を集めている。一般的な茶葉や緑茶飲料に加えて、特定保健用食品や機能性表示食品としてカテキン類を添加した商品なども数多く市場に流通している。

培養 ライフサイエンス 総説

【総説】酵素フリーで細胞回収できるスマート温度応答性培養皿SSCW®

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.3(2026年7月号)において、
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 中山 正道 様に執筆いただいたものです。

近年、自己組織由来細胞やiPS細胞から分化誘導した細胞を用いて、立体的かつ機能的な細胞組織を作製し、移植する再生医療が注目されている。このような細胞組織は、画期的な治療手段となりうるだけでなく、実験動物に替わる創薬・疾患研究のためのツールとしても有用であるほか、今後深刻化する世界的な食料危機を解決する細胞性食品(いわゆる培養肉)としてSDGsへの貢献も期待される。このため、細胞を適切に増殖させたの...

分析

逆相-弱陰イオン交換ミックスモード樹脂Presep® PFASを用いた水中PFASの効率的な分析(ポスター資料公開)

近年、環境中に存在するPFASへの関心が高まっており、水道水や環境水中のPFAS分析ニーズが拡大しています。 水中PFAS分析では、固相抽出(SPE)による前処理が一般的に用いられていますが、マトリックスの影響や対象化合物の多様性により、回収率のばらつきが課題となる場合があります。

ライフサイエンス

【連載】ライフサイエンス論文レビュー 「第2回 低分子化合物 -幹細胞研究を行うための高品質な未分化維持、分化誘導試薬-」

本記事は、富士フイルム和光純薬 バイオ製品推進部 木上 椋介 が執筆したものです。

人工多能性幹細胞 (iPS細胞) が世の中に登場してから20年が経過した。倫理面で展開が難しいとされたES細胞(Embryonic stem cell)の代替として、京都大学の山中氏が考案した処方により創生された。iPS細胞はその成り立ちからES細胞の下位互換として扱われた時期もあったが、もともと体細胞からの脱分化が極意であるため、自家/他家どちらの細胞もソースにすることができる。この性質が、他人...

ライフサイエンス 受託サービス

抗体医薬品候補のTCR (組織交差反応性) 試験 ~ 開発段階に応じた安全性評価と最適な試験プランについて ~ 第3回 TMA vs 凍結組織スライド、どちらが適切? ~TMAと凍結組織スライドの賢い使い分け~

本シリーズ最後となる第3回は「TMA vs 凍結組織スライド、どちらが適切? ~TMAと凍結組織スライドの賢い使い分け~」として、両者の特徴やメリット・デメリットを比較検討し、抗体の組織交差反応性試験における最適な選択と効果的な活用法についてご紹介します。

ライフサイエンス 受託サービス

抗体医薬品候補のTCR (組織交差反応性) 試験 ~ 開発段階に応じた安全性評価と最適な試験プランについて ~ 第2回 なぜ早期実施が推奨されるのか? ~候補抗体選定に差をつける早期TCR検討のすすめ~

第2回は「なぜ早期実施が推奨されるのか? ~候補抗体選定に差をつける早期TCR検討のすすめ~」として、申請時の評価だけでは見落とすリスクについてご紹介します。

ライフサイエンス 受託サービス

抗体医薬品候補のTCR (組織交差反応性) 試験 ~ 開発段階に応じた安全性評価と最適な試験プランについて ~ 第1回 TCR試験とは? ~抗体開発者必見!TCR試験の基礎解説~

本シリーズでは、バイオロジクスの非臨床安全性研究 (TCR試験含む) を担当された富士フイルム富山化学株式会社 富山研究開発センター猪又 晃 様より、全3回にわたり組織交差反応性 (Tissue Cross-Reactivity、TCR) 試験の基礎から実務的な導入方法、そして評価手法のポイントについて順を追って解説いただき、抗体医薬品開発における安全性評価の理解と実践をサポートします。第1回は「...

分析 総説

【総説】令和8年4月の水道水質検査方法告示(告示法)の改正について

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.2(2026年4月号)において、
国立医薬品食品衛生研究所 生活衛生化学部 小林 憲弘 様に執筆いただいたものです。

水道水が水質基準に適合しているかどうかを判断するための検査は、環境省から発出されている検査方法告示(以下、告示法)1)に基づいて実施される。令和8年4月に、有機フッ素化合物の一種であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)が水道水質基準に位置付けられた(水質管理目標設定項目から格上げされた)2)等の理由により、告示法にも大きな改正があった。 今回の改正内容...

合成・材料 総説

【総説】重水素創薬を拡充する重アルキル化剤

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.2(2026年4月号)において、
大阪大学大学院薬学研究科・教授 澤間 善成 様、博士研究員(日本学術振興会PD) 阪 一穂 様に執筆いただいたものです。

重水素(2H ; D)は、水素(1H ; H)の放射性をもたない安定な同位体である。近年、重水素化化合物は、ラマン分光や中性子散乱など様々な科学分野で活用されている。特に創薬分野では、重水素化医薬品(重医薬品;ヘビードラッグ)が注目されている1)。炭素-重水素(C-D)結合は炭素-水素(C-H)結合よりも強固になるという速度論的同位体効果が知られている。したがって、医薬品の代謝部位のC-H結合を安...

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