siyaku blog

- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

テクニカルレポート

【テクニカルレポート】 バイオ医薬品凝集体管理における粒子評価手法 ~ フローイメージング法と光遮蔽法 ~

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.1(2026年1月号)において、横河電機株式会社 松本 和 様に執筆いただいたものです。

バイオ医薬品の研究・開発・製造における重要な目標の一つは、臨床現場での安全性および有効性の確保である。その実現に不可欠な役割を担うのが分析技術である。各種分析手法を用いることで、研究者は原薬(API)、製剤工程中の配合物、完成品に至るまで、医薬品の多様な特性を評価できる。これらの重要品質特性(CQA)の測定により、開発から製造に至る全工程を通じて品質を適切に管理でき、最終的に患者に対してより良い治...

培養 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】スモールスケールエレクトロポレーションにおけるCEPT試薬の細胞死抑制効果の検証 ―従来のROCK阻害剤Y-27632との比較―

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.1(2026年1月号)において、愛知県医療療育総合センター 発達障害研究所 遺伝子医療研究部 加藤 君子 様に執筆いただいたものです。

ヒトiPS細胞は、2006年の山中伸弥博士らによる樹立以降、再生医療や疾患研究における中核的な研究素材として確立されている。iPS細胞が研究素材として優れている理由として、以下の特性が挙げられる。

ライフサイエンス 総説

【総説】再生医療における迅速無菌試験法 その選択と課題

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.1(2026年1月号)において、
地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター 次世代創薬創生センター 松山 晃文 様に執筆いただいたものです。

再生医療等安全性確保法下において、再生医療提供に起因する敗血症発症も報告されている。これは、適切な検体を用いた適切なタイミングでの適切な無菌性が担保されていない可能性を示唆する。そこで本稿では、無菌性を投与前に担保すべく実施する迅速無菌試験に焦点を当てるべく議論することとした。まず、無菌性担保の核心をなす微生物検出法の原理を分類、各々の(微生物)無菌試験法の特徴と射程とする検査について比較する。次...

ライフサイエンス 総説

【総説】商業利用可能なMSCセルバンクの構築

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.1(2026年1月号)において、
株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング (J-TEC)  竹内 俊祐 様、渡部 正利喜 様に執筆いただいたものです。

ヒト(同種)由来体性幹細胞を用いた再生医療等の発展には、原料となるヒト(同種)の組織及び細胞の適切な入手方法の確立が重要課題である。しかし、ヒト組織の商業目的による健常部への侵襲は法的、倫理的にも受け入れ難く、さらに組織提供はドナーからの自発的な寄託が原則となっていることが、同種細胞を用いた再生医療を開発する者にとって高いハードルとなっている。

医薬品 製造・品質管理

【実績紹介】 医薬品原料の海外供給 ~グローバルな開発・製造現場のニーズに対応~

当社では、海外拠点で医薬品を開発・製造する製薬企業様より、日本薬局方や日本の局外規・薬添規などに適合した原料の現地調達にお困りの声を伺います。このような課題に当社は、各種規格に適合した原料のグローバル供給に注力しています。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】現場に寄り添う次世代の分析ツール
~ ベンチトップNMR「Spinsolve」の実践応用 ~

本記事は、和光純薬時報 Vol.93 No.4(2025年10月号)において、
Magritek GmbH 梅本 伸一様に執筆いただいたものです。

NMR(核磁気共鳴)装置は、その応用範囲の広さから構造解析・定量・反応追跡など、研究開発から製造現場まで幅広く活用されています。従来は高磁場・大型・高コストな装置が主流でしたが、近年では研究室に設置できる小型NMR装置が登場し、分析の新たな可能性が広がっています。Magritek社のベンチトップNMR「Spinsolve」は、その使いやすさと性能のバランスに優れた装置として注目されており、従来の高...

ライフサイエンス 受託サービス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】In vitro培養系を用いたヒトノロウイルスに対する消毒薬の有効性評価

本記事は、和光純薬時報 Vol.93 No.4(2025年10月号)において、
富士フイルム富山化学株式会社 大西 由美様に執筆いただいたものです。

ヒトノロウイルス(HuNoV)は感染性胃腸炎の主要原因ウイルスであり、その感染力は極めて強く、環境中でも長時間生存するため、消毒剤等による環境清掃が感染防止対策として重要である。HuNoVに対して様々な消毒薬が使用されているが、その有効性を評価するための公的な標準試験方法及び基準が確立されていない。その理由の一つとして、HuNoVの安定的かつ汎用的なin vitro培養方法に関する研究が発展途上に...

ライフサイエンス 総説

【総説】構造保持性・蛍光保持性・抗原保持性に優れた新規組織固定液―FM Fix―

本記事は、和光純薬時報 Vol.93 No.4(2025年10月号)において、
名古屋大学医学部附属病院・腎臓内科・講師 古橋 和拡様に執筆いただいたものです。

組織固定とは、生体内での状態を静的に保存し、生体外で観察可能にするための手段である。生体組織は生体外に取り出した瞬間から生体内での情報を失い始めるが、組織固定により、細胞の形態や組織構造、タンパク質の発現量および分布といった生体情報を長期間保持することが可能となった。また、組織標本の作製過程では、各種試薬による処理、温度変化、pH変化といった工程を経るが、あらかじめ適切な固定を行うことで、こうした...

合成・材料 分析 培養 ライフサイエンス 医薬品 製造・品質管理 常用試薬・ラボウェア 研究全般

【実績多数あり!】 研究開発のスケールアップを支える大容量品の導入メリットとは?

研究規模の拡大や、商業用製品の開発段階から製造段階への切り替えでは、使用する試薬や原料の量が大幅に増加します。しかしながら小容量のカタログ品を多数ご購入いただくお客様より、コスト等の課題が発生しているとのご相談をいただいております。当社では、このような課題解消に大容量品の導入をご提案しております。本記事では、導入メリットと実例を紹介いたします。スケールアップをスムーズに進めたい皆様、ぜひご参考くだ...

ライフサイエンス 受託サービス 研究全般

【ラボの扉をひらく~抗体医薬ベンチャー 研究最前線~】第1回 間質・微小環境改善による難治性疾患治療薬の開発(ペリオセラピア株式会社)

抗体医薬ベンチャー企業様のご研究内容をより深堀りしてお伝えする本連載企画。記念すべき第1回はペリオセラピア株式会社様のご研究内容の紹介になります!ペリオセラピア株式会社様は2017年10月に設立された大阪大学発のベンチャー企業です。未だ治療薬のない難治性疾患に対して抗体治療薬の開発を通じて、「難病に苦しむ患者とその家族を笑顔にする」ため、日々ご研究を続けられております。

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