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総説

ライフサイエンス 総説

【総説】RNA結合蛋白質によるオリゴデンドロサイトの分化制御とマーカー抗体

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.4(2026年10月号)において、
東京慈恵会医科大学 矢野 真人 様、矢野 佳芳 様に執筆いただいたものです。

オリゴデンドロサイトは、中枢神経系において神経軸索にミエリン鞘を形成するグリア細胞であり、神経インパルスの跳躍伝導の担い手である。また、単なるミエリン形成細胞としてだけではなく、軸索への乳酸などのエネルギー代謝物の供給や神経細胞保護機能を担うことから、中枢神経系の恒常性、堅牢性の維持に必須の細胞である。オリゴデンドロサイトは、胎生期における特定の領域の神経幹細胞から発生し、オリゴデンドロサイト前駆...

ライフサイエンス 総説

【総説】PSアフィニティー法を用いた組織EVの単離と組織特異的EVマーカーの探索

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.4(2026年10月号)において、
東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 山内 祥生 様に執筆いただいたものです。

細胞外小胞 (Extracellular Vesicle、以下、EV)は、ほとんどすべての細胞が分泌する、脂質二重膜から構成される小胞である。EVの形成メカニズムやサイズは多様であり、それらによって、直径50〜150 nmのエクソソーム、直径300〜1,000 nmのマイクロベシクル、直径100〜5,000 nmのアポトーシス小体に大別される1)。EVは核酸やタンパク質、脂質をはじめとする様々な生...

培養 ライフサイエンス 総説

【総説】酵素フリーで細胞回収できるスマート温度応答性培養皿SSCW®

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.3(2026年7月号)において、
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 中山 正道 様に執筆いただいたものです。

近年、自己組織由来細胞やiPS細胞から分化誘導した細胞を用いて、立体的かつ機能的な細胞組織を作製し、移植する再生医療が注目されている。このような細胞組織は、画期的な治療手段となりうるだけでなく、実験動物に替わる創薬・疾患研究のためのツールとしても有用であるほか、今後深刻化する世界的な食料危機を解決する細胞性食品(いわゆる培養肉)としてSDGsへの貢献も期待される。このため、細胞を適切に増殖させたの...

ライフサイエンス 総説

【総説】ミクログリアはシナプスを食べるか?

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.2(2026年4月号)において、
国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第二部 小山 隆太 様に執筆いただいたものです。

1919年にPío del Río-Hortegaによって同定されたミクログリアは、長らく脳内の「掃除屋」あるいは免疫細胞として、死細胞や異物を処理する受動的な存在と考えられてきた。しかし2000年代以降、Cx3cr1-GFPマウスを用いたin vivo二光子励起顕微鏡観察により、ミクログリアは極めて動的であり、絶えず突起を伸縮させながら周囲を監視していることが明らかとなった1)。

合成・材料 総説

【総説】核酸合成用環状ホスホロアミダイト型キャッピング剤「EDCP」

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.2(2026年4月号)において、
徳島文理大学薬学部 張 功幸 様に執筆いただいたものです。

オリゴヌクレオチドの医薬分野への応用は急速に拡大しており、それに伴い、より高収率かつ高純度で目的のオリゴヌクレオチドを得ることの重要性が高まっている。現在オリゴヌクレオチドの化学合成には、三価のリン化合物を用いるホスホロアミダイト法が広く利用され、その合成は通常、CPG(controlled pore glass)やPS(polystyrene)担体上で、3′→5′方向にヌクレオチド単位で1塩基ず...

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