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総説

培養 ライフサイエンス 総説

リコンビナントペプチドピースを用いた細胞凝集様技術"CellSaic(セルザイク)"のMSC細胞移植応用

本記事は、Current Stem Cell Research & Therapy, 2019, 14, 52-56に掲載された原文を、出版社許諾のもと、原著者自らが日本語訳したものです。
原著者:富士フイルム株式会社バイオサイエンス&テクノロジー開発センター 中村健太郎

幹細胞治療の領域では、その多様な機能ゆえに間葉系幹細胞(MSC)に関する研究が盛んにおこなわれている。一方、細胞移植の形態は単純な細胞懸濁液の投与から、細胞シート工学、3次元化へと研究が進展してきている。その中で我々は、細胞凝集体形態にゼノフリー・リコンビナントスキャホールドを組み合わせたCellSaic(セルザイク)と呼ばれる細胞治療プラットフォームを報告してきた。CellSaicとは、細胞とペ...

ライフサイエンス 総説

【総説】医薬品・再生医療等製品向け原材料 国産ウシ多血小板血漿由来血清「NeoSERA®」の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.86 No.3(2018年7月号)において、兵庫医科大学 先端医学研究所 医薬開発研究部門 濵田 彰子 様、山原 研一 様、株式会社ジャパン・バイオメディカル 高田 竜治 様、須藤 稔太 様に執筆いただいたものです。

我々はヒト羊膜由来間葉系幹細胞(以下、羊膜 MSC)の製剤化と急性 GVHD(移植片対宿主病)およびクローン病に対する医師主導治験を実施中である(UMIN 試験 ID UMIN000029945、UMIN000029841)。治験向けの羊膜 MSC 製剤の製造には、MSC の培養に汎用される胎児ウシ血清(Fetal Bovine Serum: 以下、FBS) と比べ、安全性・安定性・品質を高めた、...

ライフサイエンス 総説

【総説】幹細胞標識用超低毒性量子ドット Fluclair™ 試薬の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.86 No.2(2018年4月号)において、名古屋大学 大学院工学研究科 生命分子工学専攻、名古屋大学 先端ナノバイオデバイス研究センター 湯川 博 様、馬場 嘉信 様に執筆いただいたものです。

再生医療は、様々な幹細胞(iPS 細胞、ES 細胞、体性幹細胞など)から目的の細胞、組織、及び臓器を再構築し、それらを患者さんの体内に移植することで、これまで治療が極めて困難であった疾患の治療を可能とする。そのため、再生医療はこれまでの医療とは一線を画すものであり、全世界において非常に大きな期待を集めているのは言うまでもない。2006 年に京都大学の山中伸弥教授が樹立された iPS 細胞が登場して...

ライフサイエンス 総説

【総説】エクソソームとは?

本記事は、Exosomeガイドブック(2017年11月 第1版発行)において、金沢大学医学系免疫学 華山 力成 教授に執筆いただいたものです。

近年、細胞外小胞(EV)の研究が加速的に進展している。5 年前には年間 200 報程度の論文数であったが、2016 年には 1000 報以上の論文が発表され、様々な生理機能や病態発症との関連が示唆されている。EV は大きく分けてエンドソーム由来のエクソソームと形質膜由来のマイクロベジクルなどに分類することができるが、現在最も精製に用いられている分画遠心法で両者を厳密に分離するのは困難であり、便宜...

合成・材料 総説

【総説】アリル位アリール化反応を超高効率で触媒するパラジウム NNC-ピンサー錯体

本記事は、和光純薬時報 Vol.85 No.4(2017年10月号)において、自然科学研究機構 分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域 錯体触媒研究部門 浜坂 剛 様に執筆いただいたものです。

遷移金属を用いた触媒的有機分子変換工程は、様々な有用化合物を合成するための強力な手法である。特に、パラジウム触媒を用いた炭素-炭素結合形成反応は、実験室スケールから化学工業プロセスに至るまで広範に用いられている1)。一方でこれらの反応では、標的分子を高収率で得るためにはパーセントオーダーのパラジウムが一般に必要とされている。そのため、しばしば生成物中へのパラジウムの混入が問題となる。 特に、医薬品...

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