【クロマトQ&A】:溶媒のQTofMS用、HPLC用、LC/MS用の違い
本記事は、Analytical Circle No.84(2017年3月号)に掲載されたものです。
HPLCは広範な試料の分析に適応可能な分析法として幅広い分野で用いられています。HPLCで使用する溶媒は、試料成分を溶解するが試料成分と反応しない、カラムへの負荷が少ない、検出を妨害しない、などの条件を基に選択します。検出を妨害しない要件として、HPLCでは紫外可視吸光光度検出器や蛍光検出器が多く用いられるため、吸光度や蛍光が低く抑えられていることが挙げられます。LC/MSにおいては質量分析計で目...