【テクニカルレポート】Wakopak WS-II 5C18HG, AR Prep シリーズ
本記事は、和光純薬時報 Vol.62 No.4(1994年10月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。
分析手法として開発された HPLC は、その高分離性、高速性、非加熱分離の特性を生かしてサンプル中の目的成分を分離精製する手段として諸分野で利用されています。しかし実際の使用に際しては、カラムが高価である、分析カラムと分取カラムで充填剤の粒度分布が異なるためスムーズな条件移行ができないなどの問題があり、誰でもが手軽に実施できる状況にはなっていないように思われます。そこでこれらの問題を解決し、誰でも...