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テクニカルレポート

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakopak WS-II 5C18HG, AR Prep シリーズ

本記事は、和光純薬時報 Vol.62 No.4(1994年10月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

分析手法として開発された HPLC は、その高分離性、高速性、非加熱分離の特性を生かしてサンプル中の目的成分を分離精製する手段として諸分野で利用されています。しかし実際の使用に際しては、カラムが高価である、分析カラムと分取カラムで充填剤の粒度分布が異なるためスムーズな条件移行ができないなどの問題があり、誰でもが手軽に実施できる状況にはなっていないように思われます。そこでこれらの問題を解決し、誰でも...

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【テクニカルレポート】残留農薬試験用固相抽出カートリッジ Presep®-Agri

本記事は、和光純薬時報 Vol.62 No.3(1994年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

ゴルフ場に散布される農薬による水質汚染が社会的な問題となっています。このため、平成 2 年には厚生省、環境庁によりゴルフ場使用農薬の水質目標(指針値)が設定されました。また最近では厚生省による水質基準の改正、及び環境庁による環境基準の改正に伴い、測定項目に農薬が追加設定され、その測定が義務づけられました。これら残留農薬測定の前処理方法としては、従来からの溶媒抽出法に代わり、簡易操作で回収率が高く、...

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【テクニカルレポート】New Type ODS Wakosil-II 5C18RS について

本記事は、和光純薬時報 Vol.62 No.2(1994年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

当社の HPLC 用充填剤の開発の歴史は、昭和 62 年に球状シリカゲルをベースとした逆相系充填剤を「Wakosil」の商品名で販売した時点から始まったといっても過言ではありません。その当時の開発の焦点は、シリカゲルに逆相官能基を導入した後に残存するシラノール基をいかに封鎖するかであり、クロマト関連学会に参加すると何時もこのエンドキャッピングという言葉が飛び交っていたように思われます。 第 2 の...

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【テクニカルレポート】HPLC による残留農薬の迅速分析について

本記事は、和光純薬時報 Vol.62 No.1(1994年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

ゴルフ場に散布される農薬による水質汚染が社会的な問題となっています。このため、平成 2 年には厚生省、環境庁によりゴルフ場使用農薬の水質目標(指針値)が設定されました。また最近では厚生省による水質基準の改正、及び環境庁による環境基準の改正に伴い、測定項目に農薬が追加設定され、その測定が義務づけられました。 一部の農薬(アシュラム、オキシン銅、チウラム)については HPLC 法による分析が行われてい...

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【テクニカルレポート】セミミクロフロー領域におけるカラムサイズの影響

本記事は、和光純薬時報 Vol.61 No.3(1993年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

近年、分析試料の微量化に伴う高感度化、LC-MS への対応、及び移動相溶媒の節約の目的で、カラム壁方向への溶質の拡散が抑制可能な内径 2 mm 程度のセミミクロカラムの使用が増しています。しかし、カラムの内径が小さくなれば、①使用時の圧力が高くなり装置やカラムの劣化を速める原因となったり、②カラムへの最適充填が困難となり理論どおりの性能が発揮されないなどの問題がありました。 今回これらの問題を解決...

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