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テクニカルレポート

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakosil-II 5C18HG による血清クレアチニンの測定

本記事は、和光純薬時報 Vol.61 No.2(1993年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

クレアチニンは、筋・神経内でクレアチンリン酸から直接に、あるいはクレアチンの脱水によって生成され、腎糸球体からろ過された後、ほとんど再吸収されることなく尿中に排泄されます。従ってクレアチニンの測定は糸球体の高度の病変に起因する腎不全腎炎などの腎疾患、尿毒症などの診断、治療経過の観察に必須の臨床検査項目となっています。 測定法としては、Jaffe 法に基づく各種方法からクレアチニンを特異的に測定可能...

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】水溶性蛍光標識試薬による各種生理活性物質の測定

本記事は、和光純薬時報 Vol.61 No.1(1993年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 里村 慎二が執筆したものです。

各種官能基に対して選択的で高感度な蛍光ラベル化試薬が、これまでに種々開発されております。また、このような官能基の定量にとどまらず、タンパク質、核酸、酵素等の生化学の研究に於いては、基質やリガンドとして使用する場合や、糖鎖等の構造解析にも蛍光標識が多用されてきております。 しかしながら、この目的には水中で標識反応が可能なこと、蛍光標識物が水溶性でかつ安定なこと等が必要になりますが、現在使用されている...

分析 医薬品 製造・品質管理 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】3 µm ODSシリカゲル充てん剤による医薬部外品配合成分の迅速分析について

本記事は、和光純薬時報 Vol.61 No.1(1993年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

医薬部外品は概念的には医薬品と化粧品との中間に位置する製品で、薬事法第2条第2項で定義されており、その種類も決められています。これら医薬部外品の配合成分である殺菌剤や防腐剤などは、その配合量が多量の場合は人体に影響を与え、不足する場合は薬効が損なわれるなどの問題があり、安全性と製品の品質の両面から厳密な品質試験が必要となっています。 この試験方法としては「医薬部外品配合成分の簡易迅速試験法について...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakosil-II 5C18HG による食品添加物の分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.60 No.3(1992年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

近年、輸入食品の増大、インスタント食品などの氾濫から、それらに含まれる食品添加物の種類の特定と使用量の測定が、ますます重大な課題となっています。これら食品添加物の種類と使用基準あるいは残留基準値が食品衛生法により規定されていますが、精度良く多成分の同時分析が可能であるという特徴を持つ高速液体クロマトグラフィー法が、平成 3 年度より保存料(安息香酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸およびパラオキシ安息香酸...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakosil-II 5C18HG による尿中δ-アミノレブリン酸の測定

本記事は、和光純薬時報 Vol.60 No.2(1992年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

鉛は金属としての優れた特性から、あらゆる産業分野で幅広く利用されています。しかし鉛の暴露は人体にさまざまな悪影響を与えたことから、鉛を取扱う業務に従事する作業者の特殊健康診断が実施されており、この診断方法のひとつとして尿中に排泄されるδ-アミノレブリン酸の測定が広く行われています。 δ-アミノレブリン酸(ALA)は、ヘム生合成過程の前駆体として、δ-アミノレブリン酸合成酵素(ALA-S)の作用によ...

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