siyaku blog

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分析

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:簡便な溶媒削減効果のある分析条件への変更、カラムサイズ4.6mmφ→3.0mmへの変更について

本記事は、Analytical Circle No.52(2009年3月号)に掲載されたものです。

カラムサイズを内径4.6 mmから3.0 mmに変更し、流速を半分に設定することで、今まで通りの分析が可能です。分析時間の短縮にはなりませんが、溶離液、溶媒を削減したい場合に効果的です。同じ充てん剤を充てんしたカラムでは、カラムの断面積に比例して流速を変更するだけで同様の結果が得られます。HPLC装置の変更や分析条件を検討する必要はありません。 4.6 mm I.D. x 150 mmと3.0 m...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:HPLC用カラムの洗浄方法および保存方法について教えて下さい

本記事は、Analytical Circle No.49(2008年6月号)に掲載されたものです。

現在ご使用のHPLCカラムは、担体を充てんした市販のパックドカラムがほとんどだと思います。この場合、使用前・使用中・使用後でカラム中の溶媒が変化するのが一般的で、その都度溶媒を置換する必要があります。今回はシリカゲルカラムを使用後の洗浄方法を中心に、溶媒置換時の注意点、保存溶媒などについてお答えいたします。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakopak® を使用した水質残留農薬のLC/MS/MS 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.76 No.2(2008年4月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

平成16年4月1日から施行された改正水道法では水質基準以外にも、水質管理上留意すべき項目として水質管理目標設定項目が設定され、101種の農薬とそれらの精度の高い測定方法として、GCMS法、LC-MS法が採用され、多成分の一斉試験法が示されています。 昨年、厚生労働省の水質基準省令の改正に伴い、水質管理目標設定項目の検査方法の一部が見直され(平成19年11月15日建水発第1115002号)農薬類の対...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakopak®を使用したパーフルオロ化合物のLC/MS/MS 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.75 No.4(2007年10月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

パーフルオロ化したふっ素化合物であるパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)は、耐熱性、耐薬品性、耐候性など優れた性質を有するため用途が広く、家庭用品、建材、半導体など、さまざまな工業製品に広く使用されてきました。 これらは化学的に非常に安定で分解しにくく、水溶性、不揮発性で水環境に移行しやすい性質があります。近年、野生生物や人への蓄積が進んでいること、広く環...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】ポジティブリスト制関連 動物用医薬品のLC/MS/MS 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.75 No.3(2007年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

平成18年5月29日、残留基準が設定されていない農薬、動物用医薬品などを含む食品の流通を禁止する「ポジティブリスト制」が施行されてから1年あまりが過ぎました。約800種類の農薬類に基準値が設定され、GC/MS、LC/MS(LC/MS/MS)を用いた一斉試験法が厚生労働省より通知され、各施設で取り組み対応されています。当社では、これら一斉試験法に対応した混合液、標準品、溶媒類、及びGC用、HPLC用...

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