siyaku blog

- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

分析

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:高極性物質をLC/MSで分析したいのですがどのような方法がありますか

本記事は、Analytical Circle No.42(2006年10月号)に掲載されたものです。

LC/MSで使用されるカラムは、汎用性の高い逆相系のODS充てん剤(C18、オクタデシルシリカゲル)が主流をなしています。しかしこのODS充てん剤も一部の化合物の分析には適さない場合があり、それを補完する目的でC18より短いC1、C4、C8またはC18より長いC22、C30の炭素鎖の充てん剤、その他フルオロアルキル充てん剤(Fluofix)などが使用されています。 高極性物質を LC/MS で分析...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】ポジティブリスト関連品目のLC/MS/MS 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.74 No.4(2006年10月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

平成18年5月29日から「食品衛生法等の一部を改正する法律」(平成15年5月30日公布)、いわゆるポジティブリスト制がスタートしました。厚生労働省が通知した農薬や動物用医薬品の一斉分析法(通知法)において、HPLC法による農薬の一斉分析条件は、「LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅰ」 (対象農薬42種類)、「LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅱ」(対象農薬25種類)が定められています。通知法にはH...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakopak®Wakosil-II 5SIL-AQ を用いた動物用医薬品チアムリン、ロベニジンの分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.74 No.3(2006年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

近年、LC/MS 分析の普及に伴い、LC/MS への適合性を保証した溶媒や試薬、分析用カラムが市販されており、分析用カラムには、汎用性の高いODS 充てん剤(C18、オクタデシルシリカゲル)が主に使用されている。しかし、このODS 充てん剤でも一部の化合物(例えば、薬物と薬物代謝物に代表される高極性物質や塩基性物質)において、溶出力の小さい水系の移動相やイオンペアー試薬を使用しても分離が達成されな...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:LC/MS用として販売されている溶媒とHPLC用溶媒の違いは何ですか

本記事は、Analytical Circle No.40(2006年3月号)に掲載されたものです。

LC/MSの普及に伴い、LC/MS用の溶媒が販売されております。これらはHPLC用の規格に加えLC/MSで使用されることを考慮した規格が定められております。 例えばアセトニトリルやメタノール、ぎ酸や酢酸などはLC/MS分析適合性試験が実施されています(図1)。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】高極性物質分析用カラムWakopak®Wakosil-II 5SIL-AQ の有用性

本記事は、和光純薬時報 Vol.74 No.1(2006年1月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 福本 昌巳が執筆したものです。

近年LC/MSの普及に伴い、LC/MSへの適合性を保証した溶媒や試薬、分析カラムが市販されてきた。その中で、LC/MSに使用される分析カラムは、汎用性の高い逆相系のODS充てん剤 (C18、オクタデシルシリカゲル)が主流をなしている。しかし、このODS充てん剤でも一部の化合物の分析には適さない場合 があり、それを補完する目的で、C18より短いC1、C4、C8またはC18より長い C22、C30の炭...

キーワード検索

月別アーカイブ

当サイトの文章・画像等の無断転載・複製等を禁止します。