【クロマトQ&A】:タンパク質やペプチドの分析方法について教えて下さい
本記事は、Analytical Circle No.36(2005年3月号)に掲載されたものです。
タンパク質あるいはペプチドは、加熱や有機溶媒の添加などにより変性・失活しやすいため、試料の取り扱いは保存を含め注意が必要です。タンパク質の変性の原因としては物理的要因[加熱、凍結、高圧、紫外線、放射線、撹拌など]及び化学的要因[pH(酸やアルカリ)、有機溶媒、重金属塩、変性剤(尿素など)、界面活性剤、還元剤(2-メルカプトエタノール)など]があります。
保存に関してはタンパク質の種類によって冷凍あ...