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分析

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakopak®Wakosil-II 5SIL-AQ を用いた動物用医薬品チアムリン、ロベニジンの分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.74 No.3(2006年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

近年、LC/MS 分析の普及に伴い、LC/MS への適合性を保証した溶媒や試薬、分析用カラムが市販されており、分析用カラムには、汎用性の高いODS 充てん剤(C18、オクタデシルシリカゲル)が主に使用されている。しかし、このODS 充てん剤でも一部の化合物(例えば、薬物と薬物代謝物に代表される高極性物質や塩基性物質)において、溶出力の小さい水系の移動相やイオンペアー試薬を使用しても分離が達成されな...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:LC/MS用として販売されている溶媒とHPLC用溶媒の違いは何ですか

本記事は、Analytical Circle No.40(2006年3月号)に掲載されたものです。

LC/MSの普及に伴い、LC/MS用の溶媒が販売されております。これらはHPLC用の規格に加えLC/MSで使用されることを考慮した規格が定められております。 例えばアセトニトリルやメタノール、ぎ酸や酢酸などはLC/MS分析適合性試験が実施されています(図1)。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】高極性物質分析用カラムWakopak®Wakosil-II 5SIL-AQ の有用性

本記事は、和光純薬時報 Vol.74 No.1(2006年1月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 福本 昌巳が執筆したものです。

近年LC/MSの普及に伴い、LC/MSへの適合性を保証した溶媒や試薬、分析カラムが市販されてきた。その中で、LC/MSに使用される分析カラムは、汎用性の高い逆相系のODS充てん剤 (C18、オクタデシルシリカゲル)が主流をなしている。しかし、このODS充てん剤でも一部の化合物の分析には適さない場合 があり、それを補完する目的で、C18より短いC1、C4、C8またはC18より長い C22、C30の炭...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】ふっ素化シリコン修飾カラムWakopak® Fluofix-Ⅱの分離特性

本記事は、和光純薬時報 Vol.73 No.4(2005年10月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 福本 昌巳が執筆したものです。

現在、一般的なHPLC分析には、主として全多孔性球状シリカゲルを基材とした化学修飾型充てん剤が使用され、その中でもODS充てん剤(C18、オクタデシルシリカゲル)が最も普及しています。しかし、ODS充てん剤も万能とはいかず、それを補完する形で炭素鎖長の異なる充てん剤や、イオン交換基、親水性基などの異なる修飾基をもつ充てん剤、あるいはこれらを合わせもつ充てん剤が開発されています。 当社では、これらの...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:急にピーク形状が異常になり、うまく分析できなくなった。原因と対処方法を教えて下さい

本記事は、Analytical Circle No.38(2005年9月号)に掲載されたものです。

ピーク形状が異常になる原因としては様々な要因が考えられます。図1は簡単なHPLCの構成図ですが、ここではその構成要因毎に対処方法を示します。 溶離液 まず溶離液の組成(溶媒組成、pH、緩衝液濃度など)が正しいかどうかチェックします。また調製後長時間経過した移動相を使用していると異物が混入したり微生物が繁殖したりすることがあります。新たに調製した溶離液で分析を行い確認します。

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