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分析

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:逆相系HPLC分析では、アセトニトリルとメタノールがよく使用されますが、用途の違いは何ですか

本記事は、Analytical Circle No.63(2011年12月号)に掲載されたものです。

逆相クロマトの溶離液は、水/有機溶媒がよく用いられています。特に有機溶媒は、メタノールやアセトニトリルが多く使われています。価格的にはメタノールが安価ですが、メタノールで全て代用することは難しいようです。 それぞれの特長をまとめました。

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:陰イオン界面活性剤分析用 Wakopak® Wakosil AS-AquaとODSカラムの違いは何ですか

本記事は、Analytical Circle No.61(2011年6月号)に掲載されたものです。

Wakopak®Wakosil AS-Aquaは、水質中の陰イオン界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸塩、以下ABS)の分析用に適するHPLCカラムとして開発されたカラムです。 陰イオン界面活性剤は、水質基準項目(50項目)のひとつで、工場排水、家庭下水などの混入に由来し、水中に存在すると泡立ちの原因となり、汚濁の重要な指標とされています。平成16年4月1日 改正水道法の施行から、陰イオン界面活...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:アミノ酸分析用HPLCカラム、Wakopak Wakosil-PTHとWakopak Wakosil-PTCの特長と用途の違い

本記事は、Analytical Circle No.60(2011年3月号)に掲載されたものです。

どちらも専用の溶離液を使用してアミノ酸の一斉分析が可能です。 アミノ酸は、それぞれの方法で誘導体化することで、紫外吸収検出器(UV検出器)で高感度に分離分析ができます。 ①は、タンパク質やペプチドの一次構造分析用のカラムです。イソクラティック法によりPTH-アミノ酸を分離します。 プロテインシークエンサーのHPLC装置にカラムを接続し、Edman分解反応によって誘導体化したPTHアミノ酸を分離しま...

分析 総説

【総説】超高速アミノ酸分析用試薬の開発と応用

本記事は、和光純薬時報 Vol.79 No.1(2011年1月号)において、味の素株式会社 イノベーション研究所 宮野 博様に執筆いただいたものです。

1806年、アスパラギンがアスパラガスの芽から抽出された。これがアミノ酸の最初の発見である1)。東京帝国大学理科大学(現・東京大学理学部)の教授であった池田菊苗博士が、L-グルタミン酸塩に特徴的な呈味「うま味」があることを発見したのは、それから約100年後の1908年であった。グルタミン酸は、日本では昆布出汁で馴染み深いが、トマトやチーズにも多く含まれている。 アミノ酸は食品栄養素として重要である...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:残留農薬分析用HPLCカラム、Wakopak Wakosil Agri-9とODSカラムの違いについて

本記事は、Analytical Circle No.59(2010年12月号)に掲載されたものです。

残留農薬分析では、多種類の農薬をできるだけ効率よく分離分析することが求められます。分析対象の農薬には、高極性化合物から低極性化合物まで極性差の大きい様々な化合物が混在します。当社の残留農薬専用分析カラムは、汎用のODSカラムに比較して、高極性化合物の保持能が大きく、低極性化合物の保持能が小さい充てん剤を使用したカラムで、イソクラティック条件では、短時間に多成分の分離が可能で(図1参照)、またグラジ...

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