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分析

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:アミノ酸分析用HPLCカラム、Wakopak Wakosil-PTHとWakopak Wakosil-PTCの特長と用途の違い

本記事は、Analytical Circle No.60(2011年3月号)に掲載されたものです。

どちらも専用の溶離液を使用してアミノ酸の一斉分析が可能です。 アミノ酸は、それぞれの方法で誘導体化することで、紫外吸収検出器(UV検出器)で高感度に分離分析ができます。 ①は、タンパク質やペプチドの一次構造分析用のカラムです。イソクラティック法によりPTH-アミノ酸を分離します。 プロテインシークエンサーのHPLC装置にカラムを接続し、Edman分解反応によって誘導体化したPTHアミノ酸を分離しま...

分析 総説

【総説】超高速アミノ酸分析用試薬の開発と応用

本記事は、和光純薬時報 Vol.79 No.1(2011年1月号)において、味の素株式会社 イノベーション研究所 宮野 博様に執筆いただいたものです。

1806年、アスパラギンがアスパラガスの芽から抽出された。これがアミノ酸の最初の発見である1)。東京帝国大学理科大学(現・東京大学理学部)の教授であった池田菊苗博士が、L-グルタミン酸塩に特徴的な呈味「うま味」があることを発見したのは、それから約100年後の1908年であった。グルタミン酸は、日本では昆布出汁で馴染み深いが、トマトやチーズにも多く含まれている。 アミノ酸は食品栄養素として重要である...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:残留農薬分析用HPLCカラム、Wakopak Wakosil Agri-9とODSカラムの違いについて

本記事は、Analytical Circle No.59(2010年12月号)に掲載されたものです。

残留農薬分析では、多種類の農薬をできるだけ効率よく分離分析することが求められます。分析対象の農薬には、高極性化合物から低極性化合物まで極性差の大きい様々な化合物が混在します。当社の残留農薬専用分析カラムは、汎用のODSカラムに比較して、高極性化合物の保持能が大きく、低極性化合物の保持能が小さい充てん剤を使用したカラムで、イソクラティック条件では、短時間に多成分の分離が可能で(図1参照)、またグラジ...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:アルデヒド類分析用のHPLCカラムについて

本記事は、Analytical Circle No.58(2010年9月号)に掲載されたものです。

どちらもDNPH誘導体化アルデヒド類(低分子カルボニル化合物)を分析する目的で開発されたカラムです。 大気汚染防止法(2種)、悪臭防止法(6種)、EPAなどで測定の対象とされている15種のアルデヒド類を一斉分離することが出来ます。 従来より、DNPH誘導体化アルデヒド類の分析法としてGC法が実施されています。GC法では、15種のアルデヒド類をブチルアルデヒドのn-とiso-の異性体を区別して16成...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】フラッシュクロマトグラフ用パックドカラム Presep® (Luer Lock) Silica Gel (SP) 、Presep® (Luer Lock) NH2 の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.78 No.1(2010年1月号)において、和光純薬工業株式会社 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

Presep®(プレセップ)シリーズは、ディスポーザブルタイプのシリンジ型カラムにクロマト用担体を充てんしたフラッシュクロマトグラフ、中圧分取クロマトグラフ用カラムであり、医薬品の候補化合物の探索や天然物からの有効成分の精製に威力を発揮するように設計されています。 この度、この Presep® シリーズに新製品として Presep® (Luer Lock) Silica Gel (SP) 及び P...

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