siyaku blog

- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

テクニカルレポート

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Presep®-C DNPH ショートタイプの開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.71 No.2(2003年4月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類は悪臭防止法(環境省)、大気汚染防止法(環境省)、シックハウス(室内空気汚染)に係るガイドライン(厚生労働省1))として大気および室内空気中の許容濃度、標準的な測定法が定められている。 このうち空気サンプリング、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)との誘導体化には、DNPH コーティングされたシリカゲルをカートリッジカラムに充填した捕集...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】ハチミツ中の残留抗菌性薬剤の HPLC 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.71 No.1(2003年1月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

近年、食品中の残留薬剤、特に輸入食品への残存が社会的な問題となっており、さまざまな測定法で食品検査が実施されている。ハチミツ、ローヤルゼリー、プロポリス等も中国、南米から輸入されており、輸入時に残留薬剤の検査が実施されている。先に、岡等はハチミツ中のテトラサイクリン系抗菌剤の分析を、前処理にシリカ系 ODS とカチオン交換(-COOH)固相抽出カラムを用い HPLC で実施する方法を報告しているが...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】ふっ素化シリコン修飾シリカゲルカラムFluofix®のユニークな分離特性

本記事は、和光純薬時報 Vol.70 No.4(2002年10月号)において、和光純薬工業 試薬営業本部 学術部 和田忠昭が執筆したものです。

今日のHPLC 分析の普及は、全多孔性球状シリカゲルを基材とした化学修飾型充てん剤の開発によるものと言っても過言ではありません。その代表的な充てん剤としてC18 充てん剤(ODS、オクタデシルシリカゲル)が挙げられます。 ODSは多岐にわたる分析に用いられておりますが、その理由としては1)分析対象物の適応範囲が広い2)使用できる溶媒種が多く分離至適条件へ導きやすい3)他の化学修飾型充てん剤に比べ耐...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】生体試料直接分析用充填剤の開発の試み その3「HPLC 用生体成分前処理カラムの開発」

本記事は、和光純薬時報 Vol.70 No.3(2002年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

血清などタンパク質を多量に含む生体試料中の成分、薬物を ODS などの充填剤で分析する場合、前処理として除タンパク操作が必要です。近年、前処理操作を行うことなく生体成分の直接分析可能な充填剤の開発が進められ、筆者等のグループでも生体試料直接分析用充填剤 Wakosil GP-N6 を開発し、本誌(和光純薬時報)Vol.64 No.2, No.3 に使用例を紹介しました。 本充填剤は、前処理カラムと...

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】電気泳動ゲルのネガティブ染色からウエスタンブロッティングまで ネガティブゲル染色 MS キットの染色応用例

本記事は、和光純薬時報 Vol.70 No.2(2002年4月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 河野 直幸が執筆したものです。

ポリアクリルアミドゲルを使用した電気泳動は、タンパク質の分離精製に広く用いられています。検出は、通常 CBB 染色、銀染色で行いますが、染色されたタンパク質が不必要な修飾を受けます。一方、ネガティブ染色法はタンパク質が修飾されないので、切り出したタンパク質の MS 解析、ウエスタンブロッティングに有用です。 ネガティブ染色法は、イミダゾールのイミノ基が、種々の金属に置換され難溶性の塩を生成し白濁す...

キーワード検索

月別アーカイブ

当サイトの文章・画像等の無断転載・複製等を禁止します。