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【テクニカルレポート】高極性物質分析用カラムWakopak®Wakosil-II 5SIL-AQ の有用性

本記事は、和光純薬時報 Vol.74 No.1(2006年1月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 福本 昌巳が執筆したものです。

近年LC/MSの普及に伴い、LC/MSへの適合性を保証した溶媒や試薬、分析カラムが市販されてきた。その中で、LC/MSに使用される分析カラムは、汎用性の高い逆相系のODS充てん剤 (C18、オクタデシルシリカゲル)が主流をなしている。しかし、このODS充てん剤でも一部の化合物の分析には適さない場合 があり、それを補完する目的で、C18より短いC1、C4、C8またはC18より長い C22、C30の炭...

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【テクニカルレポート】ふっ素化シリコン修飾カラムWakopak® Fluofix-Ⅱの分離特性

本記事は、和光純薬時報 Vol.73 No.4(2005年10月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 福本 昌巳が執筆したものです。

現在、一般的なHPLC分析には、主として全多孔性球状シリカゲルを基材とした化学修飾型充てん剤が使用され、その中でもODS充てん剤(C18、オクタデシルシリカゲル)が最も普及しています。しかし、ODS充てん剤も万能とはいかず、それを補完する形で炭素鎖長の異なる充てん剤や、イオン交換基、親水性基などの異なる修飾基をもつ充てん剤、あるいはこれらを合わせもつ充てん剤が開発されています。 当社では、これらの...

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【テクニカルレポート】食品に残留する農薬などのHPLC分析における前処理 エビ試料中のテトラサイクリン系抗菌剤のHPLC分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.73 No.3(2005年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

近年、食品に残留する農薬、飼料添加物または動物用医薬品の成分が社会的に問題となっており、厚生労働省より試験方法が示されている(通知 試験法)1)。本試験法によれば、テトラサイクリン系抗菌剤(オキシテトラサイクリン:OTC、クロルテトラサイクリン:CTC、テトラサイクリン:TC、以下TC類)の分析は、抽出試料の前処理にスチレンジビニルベンゼン共重合体ミニカラムを用いた固相抽出による前処理とHPLC-...

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【テクニカルレポート】アルデヒド類捕集および誘導体化用カートリッジのブランク値測定方法について(2)ガラス器具の影響

本記事は、和光純薬時報 Vol.73 No.2(2005年4月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドは、大気汚染防止法(環境省)、室内空気汚染に係るガイドライン(厚生労働省)により規制され、測定法が定められている1, 2, 3, 4)。 その手法の一つとして、2,4ージニトロフェニルヒドラジン(DNPH)含浸シリカゲルが充てんされたカートリッジに大気や室内空気を通気させることによりアルデヒドやケトン類を捕集、DNPHと誘導体化後、HPLC法により目的成分を定量す...

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【テクニカルレポート】アルデヒド類捕集および誘導体化用カートリッジのブランク値測定方法について(1)HPLC用試料容器の影響

本記事は、和光純薬時報 Vol.73 No.1(2005年1月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類は、悪臭防止法(環境省)、大気汚染防止法(環境省)、シックハウスに係るガイドライン(厚生労働省)として大気および室内空気中の許容濃度、標準的な測定法が定められている。 その手法の一つとして、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)含浸シリカゲルが充填されたカートリッジで大気や室内空気をサンプリング後、HPLC法により目的成分を定量する方法が...

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