【テクニカルレポート】アルデヒド類捕集および誘導体化用カートリッジのブランク値測定方法について(2)ガラス器具の影響
本記事は、和光純薬時報 Vol.73 No.2(2005年4月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドは、大気汚染防止法(環境省)、室内空気汚染に係るガイドライン(厚生労働省)により規制され、測定法が定められている1, 2, 3, 4)。
その手法の一つとして、2,4ージニトロフェニルヒドラジン(DNPH)含浸シリカゲルが充てんされたカートリッジに大気や室内空気を通気させることによりアルデヒドやケトン類を捕集、DNPHと誘導体化後、HPLC法により目的成分を定量す...