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テクニカルレポート

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】陰イオン界面活性剤の簡易分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.72 No.3(2004年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

水道水の水質基準の改定および試験方法の見直しに伴い陰イオン界面活性剤*の分析法は、流路型吸光光度法から高速液体クロマトグラフ法へ改定された。この改定法では、分離用カラムにオクタデシルシリル基を化学結合したシリカゲルを充填したカラム(ODSカラム)又は、これと同等の性能を有するものを使用したHPLC-蛍光検出法が採用されている。 この方法に従って、分離用カラムにWakopak® Navi C18-5...

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【テクニカルレポート】LC-MS法による農薬の一斉分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.72 No.2(2004年4月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

水道水質管理の充実・強化が求められている状況で、水質検査の合理的、効率的なあり方について検討がなされており、水道水質基準の見直しが全面的に行われている。厚生労働省より平成15年5月30日に水道水質基準に関する省令が公布され、平成16年4月1日から施行されることとなった。 農薬に関しては、地域、時期による格差が大きく、毒性評価値の1/10に相当する値を超えて検出される可能性が少ないことから水質基準項...

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【テクニカルレポート】Presep®-C DNPH ショートタイプの開発(その 2)

本記事は、和光純薬時報 Vol.72 No.1(2004年1月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

大気及び室内空気中のアルデヒド類測定用捕集管 Presep®-C DNPH 及び Presep®-C DNPH (Short) に関して、空気サンプリング時の通気速度と吸引抵抗(真空度)比較結果を本誌(和光純薬時報)Vol. 71, No.2 で報告した。 Presep®-C DNPH (Short) は Presep®-C DNPH と同様、高純度ポリエチレン製カートリッジに DNPH(2,4-...

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【テクニカルレポート】Presep®-C DNPH のアルデヒド誘導体抽出挙動について

本記事は、和光純薬時報 Vol.71 No.4(2003年10月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

Presep®-C DNPH は、大気および室内空気中のアルデヒド類専用捕集管として開発され、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)をコーティングしたシリカゲルがカートリッジカラムに充填されている。 この捕集管の一般的な使用法として、目的の気体を捕集管に通気させてアルデヒド類を捕集、誘導体化後、有機溶媒で抽出して機器分析用試料とする。 本誌(和光純薬時報) Vol.71, No.2 では、...

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【テクニカルレポート】水試料中エストロゲンの分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.71 No.3(2003年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

エストロゲンは外因性内分泌撹乱作用が示唆されている物質(環境ホルモン)として河川水および下水における実態調査の測定対象となっている。環境省の「外因性内分泌撹乱化学物質調査暫定マニュアル」等に定める方法には、LC/MS 法、ELISA 法、などがあるが、ぬで島等は、HPLC/ECD 法による水試料中のエストロゲン一斉分析法を報告している1)。 今回この方法を参考に固相抽出カラムに Presep®-C...

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