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【テクニカルレポート】Wakopak®を使用したパーフルオロ化合物のLC/MS/MS 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.75 No.4(2007年10月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

パーフルオロ化したふっ素化合物であるパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)は、耐熱性、耐薬品性、耐候性など優れた性質を有するため用途が広く、家庭用品、建材、半導体など、さまざまな工業製品に広く使用されてきました。 これらは化学的に非常に安定で分解しにくく、水溶性、不揮発性で水環境に移行しやすい性質があります。近年、野生生物や人への蓄積が進んでいること、広く環...

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【テクニカルレポート】ポジティブリスト制関連 動物用医薬品のLC/MS/MS 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.75 No.3(2007年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

平成18年5月29日、残留基準が設定されていない農薬、動物用医薬品などを含む食品の流通を禁止する「ポジティブリスト制」が施行されてから1年あまりが過ぎました。約800種類の農薬類に基準値が設定され、GC/MS、LC/MS(LC/MS/MS)を用いた一斉試験法が厚生労働省より通知され、各施設で取り組み対応されています。当社では、これら一斉試験法に対応した混合液、標準品、溶媒類、及びGC用、HPLC用...

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【テクニカルレポート】高性能Presep® Silica Gel Type L の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.75 No.1(2007年1月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

近年、医薬品分野における創薬部門及び農薬、化学品分野での研究開発期間の短縮に伴い、これを達成する目的でコンビナトリアルケミストリー(combinatorial chemistry)技術が導入されてきました。この技術は、コンビナトリアル合成を支援する各種の自動合成装置(ロボット合成)、自動精製装置、高効率スクリーニング装置(HTS装置)の開発により急速に発展してきました。 現行のPresep® Si...

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【テクニカルレポート】ポジティブリスト関連品目のLC/MS/MS 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.74 No.4(2006年10月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

平成18年5月29日から「食品衛生法等の一部を改正する法律」(平成15年5月30日公布)、いわゆるポジティブリスト制がスタートしました。厚生労働省が通知した農薬や動物用医薬品の一斉分析法(通知法)において、HPLC法による農薬の一斉分析条件は、「LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅰ」 (対象農薬42種類)、「LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅱ」(対象農薬25種類)が定められています。通知法にはH...

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【テクニカルレポート】Wakopak®Wakosil-II 5SIL-AQ を用いた動物用医薬品チアムリン、ロベニジンの分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.74 No.3(2006年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

近年、LC/MS 分析の普及に伴い、LC/MS への適合性を保証した溶媒や試薬、分析用カラムが市販されており、分析用カラムには、汎用性の高いODS 充てん剤(C18、オクタデシルシリカゲル)が主に使用されている。しかし、このODS 充てん剤でも一部の化合物(例えば、薬物と薬物代謝物に代表される高極性物質や塩基性物質)において、溶出力の小さい水系の移動相やイオンペアー試薬を使用しても分離が達成されな...

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