siyaku blog

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合成・材料

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シュレンクフラスコ(Schlenk flask)

本記事はWEBに混在する化学情報をまとめ、それを整理、提供する化学ポータルサイト「Chem-Station」の協力のもと、ご提供しています。

微量の酸素や水などに対して不安定な化合物を取り扱うために使われるフラスコで、単にシュレンク、シュレンク管とも呼ばれています。これを考案したドイツの化学者ヴィルヘルム・ヨハン・シュレンク(Wilhelm Johann Schlenk)の名前にちなんでいます。シュレンクが考案したのは独特の形状をしているシュレンクコックであり、狭義のシュレンクフラスコは、シュレンクコックが接続されているフラスコといえま...

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高分子と低分子の間にある壁(分子量分布)

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「有機化学」は慣例的に有機低分子を扱う化学とされ、高分子を扱う「高分子化学」とは区別されます。両者の間にある違いについて紹介します。

合成・材料

プロセス化学ー合成化学の限界に挑戦するー

本記事はWEBに混在する化学情報をまとめ、それを整理、提供する化学ポータルサイト「Chem-Station」の協力のもと、ご提供しています。

皆さんは「プロセス化学」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?周りの人からよく聞くのは「収率あげるんですよね?」「結晶化が大事なんですよね?」「大スケールで反応を仕込むんですよね?」どれもプロセス化学の一部を表してはいますが、そのイメージは大分本質と乖離しているように感じます。そこで、今回は医薬品の化学合成を例にして、プロセス化学について紹介します。

合成・材料

あなたの天秤、正確ですか?

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実験化学者が最も頻繁に使う分析機器は、NMRでもHPLCでもなくて、電子天秤かと思います。どのラボにも微量用「分析天秤」と大量用「汎用天秤」の2台があるのではないでしょうか。いつも当たり前に試料を秤量していますが、あなたの天秤は正確でしょうか?もし天秤の値が不正確なら、実験の収率も、HPLCの定量分析も怪しいデータになってしまいます。そこで今回は秤量がズレる要因から、①静電気 ②風 ③傾き の対策...

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ボロン酸エステル/ヒドラゾンの協働が実現する強固な細胞Click反応

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2017年、アルバータ大学・Dennis G. Hallらは、細胞毒性の低いボロン酸とジオール間でのボロン酸エステル形成に注目し、これをヒドラゾン形成と組み合わせることで不可逆的に複合体を形成し、生細胞コンジュゲーションに応用することに成功しました。

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