siyaku blog

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連載

分析 連載

【連載】アミノ酸分析~新たな潮流~ 「第 5 回 SI トレーサブルなアミノ酸測定に向けた取り組み」

本記事は、和光純薬時報 Vol.88 No.1(2020年1月号)において、産業技術総合研究所 計量標準総合センター 加藤 愛様、山﨑 太一様、井原 俊英様に執筆いただいたものです。

アミノ酸は私たちの身の回りにあるありふれた化合物でありながらも、その構造の多様性や分析の難易性により、クロマトグラフィーを主体とした多くの分析法の開発が試みられてきた。クロマトグラフィーの発展はアミノ酸分析法の適用拡大において欠かせないものであったと言っても過言ではない。近年はアミノ酸分析法が、従来の生化学分野や食品分野のみならず、臨床化学分野や医学分野においても多用されるようになってきており、そ...

ライフサイエンス 連載

【連載】基礎から応用までよくわかる組織透明化技術 「第3回 CUBIC を用いた組織透明化と3次元観察」

本記事は、和光純薬時報 Vol.87 No.4(2019年10月号)において、東京大学大学院医学系研究科システムズ薬理学教室 洲㟢 悦生様に執筆いただいたものです。

今から 100 年以上も前、ドイツの Spalteholz は有機溶剤のベンジルアルコールとサリチル酸メチルを混合した組織透明化試薬を開発し、ヒト組織を3 次元的に観察した例を報告した 1)(これらのサンプルの一部は現在でもドレスデンの公衆衛生博物館で見ることができる)。その後 1980 年代に入るまで、組織透明化技術の目立った発展や応用例は見られなかったが、1989 年に Dent が Murr...

ライフサイエンス 連載

【連載】エクソソームと生命現象「第7回 エクソソームとがん」

本記事は、和光純薬時報 Vol.87 No.4(2019年10月号)において、東京医科大学 医学総合研究所 分子細胞治療研究部門 小坂 展慶様に執筆いただいたものです。

がん細胞は、微小環境に存在する細胞と常にコミュニケーションをとっており、それによってがんの悪性化が進展している。このがん細胞と周辺細胞の細胞間コミュニケーションを明らかにすることは、Nivolumab のような画期的ながんの治療薬の開発につながる。 これまでの研究では、細胞間コミュニケーションに関わる因子として、接着分子、細胞外基質、サイトカインやケモカインなどが中心に研究されてきたが、最近、エク...

合成・材料 ライフサイエンス 連載

【連載】ペプチド医薬合成基礎講座 「第3回 ペプチド合成の新展開 山本法とNCL」

本記事は、和光純薬時報 Vol.87 No.4(2019年10月号)において、サイエンスライター 佐藤 健太郎 様に執筆いただいたものです。

ペプチド合成の新しい手法について紹介する本シリーズであるが、ごく最近中部大学の山本尚・村松渉らのグループから、全く新しいアプローチのペプチド合成法1)が発表されたので、こちらをまず紹介したい。 これまでのペプチド合成におけるアミド縮合反応は、全てカルボキシ基側を何らかの形(酸ハロゲン化物、酸アジド、活性エステルなど)に変換して活性化し、ここにアミノ基が攻撃してくるという形で結合形成が行われていた。...

ライフサイエンス 連載

【連載】エクソソームと生命現象「第 6 回 エクソソームとウイルス」

本記事は、和光純薬時報 Vol.87 No.3(2019年7月号)において、東海大学総合医学研究所造血腫瘍分野 東海大学医学部血液・腫瘍内科 柿崎 正敏様、幸谷 愛様に執筆いただいたものです。

ウイルス感染症は有史以前から存在していたが、病原体としてウイルスが認識されるようになったのは、1898年に口蹄疫ウイルスが発見されてからである。ヒトの病気に関わるウイルスは数百種類とされており、日常でよく遭遇する呼吸器や消化器などの急性感染症から、AIDSやB型・C型肝炎、子宮頸がんなど慢性疾患としての経過をたどる感染症まで多種多様である。近年、ウイルスの生存戦略にウイルスと同様に細胞外小胞(Ex...

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