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連載

合成・材料 連載

【連載】有機分子触媒の軌跡 −基礎から応用まで− 最終回 (第4回) 「有機触媒による複雑化合物の合成」

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.2(2023年4月号)において、サイエンスライター 佐藤 健太郎様に執筆いただいたものです。

人類がウイルスの存在を認知したのは1900年ごろであり、そのきっかけは動物や植物に起きた原因不明の伝染病であった。その原因となる病原体を探す過程で、当時知られていた最小の病原体(微生物)よりも小さく、異質な性状を有していたことから"ウイルス"と命名された。以降、様々なウイルスがあらゆる生物から見出され、現在、細胞性生物に普遍的に存在する絶対寄生性の因子であると考えられている。

培養 ライフサイエンス 連載

【連載】幹細胞由来EV~治療、診断、化粧品への展開~「第3回 細胞外小胞を利用した治療の実現をサポートする富士フイルム和光純薬の取り組み」

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.1(2023年1月号)において、弊社 生産プロセス開発部 西部 隆宏に執筆いただいたものです。

細胞外小胞 (Extracellular vesicle/EV) は、エクソソームやマイクロベシクルといった細胞から分泌される脂質二重膜の小胞体の総称である1)。近年、間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell : MSC)など一部の細胞に由来するEVが治療に有用である可能性が示されてきており2)、それに伴い、EVを利用した治療用製剤、EV製剤の利用に関連した技術開発も活発化している...

合成・材料 連載

【連載】有機分子触媒の軌跡 −基礎から応用まで−「第3回 有機触媒の新たな展開」

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.1(2023年1月号)において、サイエンスライター 佐藤 健太郎様に執筆いただいたものです。

多くの化学者の努力により、2000年代までに多彩な反応性を持った各種の有機触媒が出揃った。そして有機触媒は、単なる横への広がりだけではなく、新たな可能性の世界へ足を踏み入れ始める。酸化剤や金属触媒、光触媒などとの組み合わせにより、今までにない反応を開拓する試みだ。

合成・材料 連載

【連載】有機分子触媒の軌跡 -基礎から応用まで-「第2回 有機触媒の発展」

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.4(2022年10月号)において、サイエンスライター 佐藤 健太郎に執筆いただいたものです。

前回、有機触媒の定義とその特徴、発見にいたるまでの歴史について述べた。今回は、さまざまなタイプの有機触媒が報告され、爆発的に進展した過程について述べてゆきたい。

ライフサイエンス 連載

【連載】幹細胞由来EV ~治療、診断、化粧品への展開~「第2回 歯肉幹細胞由来エクソソームを応用した歯周炎治療の 開発に向けて」

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.4(2022年10月号)において、九州大学病院 歯周病科 福田 隆男様に執筆いただいたものです。

歯周炎は口腔内の歯周病細菌によって引き起こされる慢性炎症で、歯を支える歯槽骨の吸収を特徴とする。しかし通常の歯周炎治療は、細菌性プラークとその足場となる歯石除去を中心とした原因除去療法が中心である。そのため、歯周炎で喪失した歯槽骨の再生はほとんど期待できず、病状の進行を食い止める対処療法であるのが現状である。

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