【連載】LC/MS分析 −測定原理から様々な分野での活用例− 第2回 LC/MSを用いるキラルアミノ酸分析
本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所 唐川 幸聖様に執筆いただいたものです。
アミノ酸はタンパク質の構成成分であるとともに遊離体としても神経伝達や免疫などに関わる様々な生理機能を有している。グリシンを除くアミノ酸には光学異性体(旋光性以外の物理的、化学的性質が全く同じ異性体)が存在しており、D体、L体と呼ばれている。