【クロマトQ&A】固相抽出カラムを使用するに当たりその選択方法を教えてください
本記事は、Analytical Circle No.29(2003年6月号)に掲載されたものです。
HPLC分析を行う前には一般に試料の前処理が行われます。精度や感度などの向上、カラムや分析機器の保護や劣化の防止、操作手順の簡素化、目的物質の安定化などが目的です。除タンパク、抽出、脱塩、濃縮、誘導体化などの方法があり、対象となる試料の形態や組成、目的物質の種類や濃度、検出法の感度や選択性などを考慮に入れ選択します。
固相抽出は液体クロマトグラフィーの原理を基礎とした前処理技術で、選択性のある充て...