【テクニカルレポート】HPLC 法における短時間分析について その2
本記事は、和光純薬時報 Vol.63 No.4(1995年10月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。
前報までに、短時間分析を達成する方法として、(1) 高性能充填剤(平均粒子径:3 µmなど)をパッキングしたショートカラムの利用と、(2) 逆相系充填剤の場合ならアルキル鎖長の短いもの(例えばC18→C8)の利用を紹介した。前者の場合は各成分間の分離係数を変えることなく短時間分析が可能であり、後者の場合は疎水性化合物の保持を特異的に減少させる効果があった。