siyaku blog

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分析

合成・材料 分析 ライフサイエンス 特別講座

【特別講座】CTX-ELISA 1Bの開発物語

本記事は、ChemGrowing Vol.07 (2018年12月号)において、東北大学名誉教授・(株)アクロスケール 平間正博 様に執筆いただいたものです。

科学研究の中でも特に化学は、「興味あるもの」を「創りたい・発見したい」、という「好奇心・志」から始まり、「時・地の利・人の和(輪)」がうまく協働した時に、大きく進展すると思います。私がシガトキシンの抗体を作ってシガトキシンを検出するキットを作りたいと考えたのは、ほぼ30年前です。ちょうど研究室を担当して、新しい全合成研究、しかも人々の役に立つ技術開発につながるような研究をやりたい、と考えた時でした...

分析 連載

【連載】アミノ酸分析~新たな潮流~ 「第 2 回 アミノ酸分析の新しい潮流① 質量分析を利用したアミノ酸分析」

本記事は、和光純薬時報 Vol.86 No.4(2018年10月号)において、東京大学大学院薬学系研究科 角田 誠様、住田 有子様に執筆いただいたものです。

「あなたは、あなたが食べたものでできている。」というCMがあったのをご存知だろうか。 私たちの体の 20% はタンパク質でできている。タンパク質の構成成分であるアミノ酸を、私たちは食物から摂っている。特に、私たちの体内で合成することのできない必須アミノ酸は、食物から摂取する必要がある。アミノ酸は、タンパク質のもとになるだけでなく、神経伝達物質やその前駆体としての役割も担っており、私たちの生命活動を...

分析 総説

【総説】プロテインシーケンサ PPSQ™-50 グラジエントシステムの開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.86 No.4(2018年10月号)において、株式会社島津製作所分析計測事業部グローバルアプリケーション開発センター 栗木 智子様、株式会社島津製作所分析計測事業部ライフサイエンス統括事業部バイオ臨床ビジネスユニット 秋永 伸幸様、安藤 英治様、富士フイルム和光純薬株式会社 試薬化成品事業部 楠本 美紀、山田 裕子、水井 浩司、早川 昌子に執筆いただいたものです。

ゲノムデータベースに登録されているタンパク質は、多くは前駆体タンパク質として登録されているため、成熟タンパク質の N 末端配列を同定することは、タンパク質の機能を解明する上で重要となる。質量分析装置の技術的発展に伴い、質量分析装置を用いたタンパク質の末端解析方法 1)や、データベースに依存せずに行う方法 2)等が報告されている。 一方、プロテインシーケンサの特長としては、配列結果の信頼性が高く、確...

分析 連載

【連載】アミノ酸分析~新たな潮流~ 「第 1 回 アミノ酸分析の歴史とニンヒドリンによるアミノ酸分析法」

本記事は、和光純薬時報 Vol.86 No.3(2018年7月号)において、株式会社日立ハイテクサイエンス 伊藤 正人 様に執筆いただいたものです。

アミノ酸は、生命の起源を思い描くにあたり最初にできた複雑な物質と考えられている。ただ不思議なことに私たちの体をつくるタンパク質は L- アミノ酸だけで構成されている。L- アミノ酸は光学異性体の一方であり、生命誕生の初期段階に地球内外のどこかで L-アミノ酸が D- アミノ酸より自発的に優勢になり、以降 L- アミノ酸が増殖したにちがいない。このようなミステリーを解明すべく例えば地球外から飛来する...

分析 連載

【連載】The Gateway to qNMR ~定量NMRへの扉~ 「第 4 話 日本及び海外の動向のご紹介」

本記事は、和光純薬時報 Vol.86 No.2(2018年4月号)において、富士フイルム和光純薬株式会社 試薬化成品事業部ケミカル開発本部 機能性材料研究所 三浦 亨が執筆したものです。

本シリーズも今回で最終話となりました。最終話となった今回は、qNMR を取り巻く日本及び海外の動向をご紹介させて頂きます。 第1話(qNMR 高精度化のはじまり)においてもご紹介させて頂きましたが、精確な内標準法としての qNMR は日本の食品添加物公定書において世界で初めて公定法化されました。食品添加物公定書では、既に 3 種の定量対象標品の純度決定に、日本薬局方では 8 種の定量指標成分標品の...

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