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食品に含まれるヒ素化合物について

本記事は、一般財団法人 日本食品検査 事業本部 試験部門 橘田 規様が執筆したものです。

ヒ素(As)は、地殻において主にAs3S3,As4S4,FeAsSなどの硫化物として存在し、火山活動や鉱物の風化などの自然現象によって環境中に放出されるため、大気、陸地、河川、湖沼および海洋に広く存在する元素である。自然環境中におけるヒ素の主な化学形態は、酸素を配位した無機ヒ素である亜ヒ酸(As(Ⅲ))およびヒ酸(As(Ⅴ))である(図1)。これらは海洋生態系の食物連鎖を通して代謝変換を受けるため...

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試薬メーカーが教える!目的に応じた金属分析標準液の選び方

金属不純物の分析は、電子材料の他、医薬品・食品・環境(水道、土壌等)等の幅広い分野で行われており、製品の品質を担保する、品質トラブルを回避するためには非常に重要です。 微量元素(金属)分析では主に機器分析法が用いられますが、一口に機器分析法といっても様々な方法があります。微量元素(金属)分析に用いられている代表的な方法には以下の3種類があります。

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ちょっと待って! 今、調液した「Standard」、本当にStandardになり得ますか?

ICP分析装置は1度の測定で多元素を一斉分析することができるため、電子材料や、水質の他に、食品や医薬品でも微量元素の管理に重宝されています。当社では原子吸光分析法(AAS)やICP発光分光分析法(ICP-OES)などそれぞれの測定方法に合わせた試薬の規格をご用意しています。また、単元素標準液の他、用途に合わせた多元素混合標準液のご用意もあり、検索システムのご用意があります。 研究者の多くの方が、市...

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キレート樹脂濃縮法による環境水試料の前処理法における注意点

本記事は、環境省 環境調査研修所 主任教官  藤森 英治 様に執筆いただいたものです。

誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)は、極微量レベルの多元素同時分析が可能であり、汎用的な分析機器のうち最も高感度な元素分析法である。環境分析の分野においても、コリジョン・リアクションセル技術の発展に伴い、その適用範囲は急速に拡大している。イミノ二酢酸系キレート樹脂を用いる固相抽出法(キレート樹脂濃縮法)は、遷移金属類の多元素濃縮とアルカリ・アルカリ土類金属の除去が同時に達成できることから、...

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ヒスタミン分析の課題と酵素法による簡易迅速分析の実際

キッコーマンバイオケミファ株式会社

ヒスタミン中毒は『ヒスタミンを多く含む食品を摂取した場合、食後数分~30分位で、顔面、特に口の周りや耳が紅潮し、頭痛、じんま疹、発熱などの症状を呈する。重症になることは少なく、たいてい6~10時間で回復する。』1,2)とされており、食品などのアレルゲンによるアレルギー反応にその症状が似ていることからアレルギー様食中毒と呼ばれることもある。 原因となるヒスタミンは、主に細菌由来のヒスチジン脱炭酸酵素...

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