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分析

分析

NMRの測定がうまくいかないときは?(その②)

本記事はWEBに混在する化学情報をまとめ、それを整理、提供する化学ポータルサイト「Chem-Station」の協力のもと、ご提供しています。

生成物のシグナルが重なり、カップリング値や積分値が出せない場合はどうすればいいか?他の重水素化溶媒を試してください。目的のピークが出てくることがあります。特に二重結合領域や芳香族領域に関心がある場合、benzene-d6を用いると良い結果を得られることがあります。化合物がCDCl3に溶けない。どうすればいいか?こちらも異なる重水素化溶媒を試してください。benzene-d6、acetone-d6、...

分析

NMRの測定がうまくいかないときは?(その①)

本記事はWEBに混在する化学情報をまとめ、それを整理、提供する化学ポータルサイト「Chem-Station」の協力のもと、ご提供しています。

溶媒量が少なすぎる場合、シムコイルが過熱し、マシンの故障につながります。化合物量が少なく、厳しい測定が予想されたとしても溶媒量は一定以上を保ちましょう。低沸点溶媒を用いて長時間測定する時や温度可変測定の場合は、キャップにパラフィルムを巻くように推奨されることもあります。

分析 総説

【総説】マリントキシン研究の楽しみ

本記事は、和光純薬時報 Vol.88 No.4(2020年10月号)において、東北大学名誉教授、一般財団法人日本食品分析センター顧問 安元 健様に執筆いただいたものです。

今回、富士フイルム和光純薬の好意によって筆者のライフワークである「海洋生物毒研究」を紹介する機会を得ました。海洋生物毒には多彩な顔があります。化学構造や薬理作用の解明、食品衛生・公衆衛生面への対策、生態・生物学的意義の解明等があります。 筆者の最大の関心事は「毒の化学構造」ですが、毒化の真犯人「=毒の生産者」を見つけ出す過程も楽しい作業でした。微小生物が毒を生産し、食物連鎖によって拡散するように、...

分析 研究全般

キレイの現場① 医療分野での活用例

本記事は、キッコーマンバイオケミファ株式会社 関 智章 様に執筆いただいたものです。

キッコーマンバイオケミファ(株)はATPふき取り検査試薬のメーカーとして、30年近く衛生検査事業を展開しております。今回は医療現場におけるATPふき取り検査(A3法)の活用についてご紹介いたします。医療現場においては、院内感染対策は欠かせない課題です。院内感染対策では、従事者の意識レベルを向上させることが重要であり、そのための感染対策チーム(ICT:Infection Control Team)が...

分析 研究全般

キレイの現場② 各種施設の感染対策における活用例

本記事は、キッコーマンバイオケミファ株式会社 関 智章 様に執筆いただいたものです。

キッコーマンバイオケミファ(株)はATPふき取り検査試薬のメーカーとして、30年近く衛生検査事業を展開しております。ビルメンテナンス・清掃業界におけるATPふき取り検査(A3法)の活用についてご紹介いたします。環境衛生管理業務は美観と衛生環境、快適な空間の提供が主な目的ですが、洗浄や清掃といった作業だけでなく、作業結果に対する評価 (=清掃品質)の明示が求められています。また、新型コロナウイルス ...

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