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テクニカルレポート

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【テクニカルレポート】UHPLC用カラム Wakopak® Ultra C18-2 を使用した大豆イソフラボン類の一斉分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.81 No.2(2013年4月号)において、一般社団法人 埼玉県食品衛生協会検査センター 検査部 食品化学担当部長 尾崎 巌 様に執筆いただいたものです。

UHPLC(超高速液体クロマトグラフィー:Ultra High Performance Liquid Chromatography)は、粒子径2µm前後の充填剤を用いたカラムを使用することにより、分析時間の短縮、標準的な長さのカラムを用いた時の高分離が可能な液体クロマトグラフィーです。ここでは、UHPLC用カラムを使用した大豆イソフラボン類の一斉分析について紹介します。

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】新規発光試薬イムノスター® ゼータの開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.80 No.3(2012年7月号)において、和光純薬工業株式会社 ライフサイエンス研究所 平安 一成が執筆したものです。

当社は、2009 年にウエスタンブロット用高感度発光試薬イムノスター® LD(コードNo. 290-69904 など)を商品化させていただきました。この試薬は、発光基質としてルミノール誘導体である L-012(8-Amino-5-chloro-7-phenylpyrido [3,4-d] pyridazine-1,4-(2H , 3H) dione Sodium Salt)を使っています。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Presep® (Luer Lock) Silica Gel (HC-N) の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.80 No.2(2012年4月号)において、和光純薬工業株式会社 試薬研究所 三浦 亨が執筆したものです。

近年、化学合成品や天然物質における分取精製技術は、高性能なパックドカラムが搭載された自動分取精製システムの登場により大きな進化を遂げました。特にカラムの調製から分離工程までの作業コストが大幅に削減され、創薬、農薬、化学品分野での開発スピードアップに貢献しています。 プレセップ®(ルアーロック)シリカゲル(HC-N)シリーズは、フラッシュクロマト用の球状シリカゲルを充てんしたディスポーザブルタイプの...

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【テクニカルレポート】microRNA Extractor® SP Kit (血液中の microRNA 抽出用試薬)の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.79 No.4(2011年10月号)において、和光純薬工業株式会社 ゲノム研究所 光葉 麻理、平安 一成が執筆したものです。

microRNA は約 22 塩基からなる機能性低分子 RNA で、遺伝子発現を制御するガイド分子として機能しており、分化、発生あるいはがん化など多くの生命現象に深くかかわっていることが知られています。最近は、その働きに注目が集まり、将来的にヒトの血漿や血清中に存在する microRNA が悪性腫瘍やその他の疾患のバイオマーカーとなりうる可能性を示唆する報告もなされています 1,2)。 そこで筆者...

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【テクニカルレポート】新しい免疫沈降実験ツールの紹介

本記事は、和光純薬時報 Vol.79 No.1(2011年2月号)において、和光純薬工業株式会社 ゲノム研究所 西部 隆宏、吉居 華子が執筆したものです。

免疫沈降法は、ビーズに固定化した抗体が抗原(目的のタンパク質)と反応し沈殿することを利用した抗原の分離・精製法です。この方法は単に抗原タンパク質を精製するためだけの方法ではなく、抗原タンパク質と相互作用するタンパク質や核酸などを共沈させることができるため、タンパク質間相互作用の同定、クロマチン免疫沈降(Chromatin Imuunoprecipitaion : ChIP)、RNA 免疫沈降(RN...

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