【特別講座】プラチナ、固定化触媒(Pt IC-I)の開発 ― 固定化金属触媒のプロセス化学への応用 ―
本記事は、OrganicSquare Vol.23 (2008年3月号)において、和光純薬工業株式会社 試薬研究所 主任研究員 佐藤 睦が執筆したものです。
グリーンケミストリーを指向した高分子固定化白金触媒(Pt IC-I)を開発し、重合禁止剤である N-ニトロソフェニルヒドロキシルアミンの工業的な製法に応用した。この触媒を用いると 98% の選択性でニトロベンゼンからフェニルヒドロキシルアミンへの還元が進行し、30 回繰り返し使用しても活性は低下しなかった。