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総説

培養 ライフサイエンス 総説

【総説】超高純度ヒト骨髄由来間葉系幹細胞REC

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.2(2022年4月号)において、島根大学 医学部 生命科学講座、PuREC株式会社 陶山 隆史様、松崎 有未様に執筆いただいたものです。

間葉系幹細胞(MSC)は、抽出した骨髄細胞から、MSCの培養皿への接着性を利用して比較的簡単な手順で分離することができ、主にin vitro で軟骨や骨への分化誘導を行い、その後、局所移植を行うなどの臨床研究が行われてきた。

合成・材料 総説

【総説】マリモ状ナノ粒子集合体の簡便合成と応用展開

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.1(2022年1月号)において、高知工科大学 大学院工学研究科 谷口 彩乃様、大谷 政孝様、小廣 和哉様に執筆いただいたものです。

活性炭、シリカ、ゼオライト、金属―有機構造体(MOF)等に代表される多孔性材料は、広大な表面積や多数の細孔を有するため、物質吸着や物質貯蔵―放出等に極めて有利であり、多方面で利用される代表的な機能材料である。中でもシリカやマグネシア、アルミナ、チタニア、ジルコニア、セリア等の(金属)酸化物からなる酸化物多孔体は熱安定性や機械的強度に優れているため、貴金属ナノ粒子触媒の担体として重要である。また、ゼ...

合成・材料 総説

【総説】高性能かつ高純度n型有機半導体BQQDI群の合成のための鍵前駆体

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.1(2022年1月号)において、東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 熊谷 翔平様、岡本 敏宏様に執筆いただいたものです。

近年、軽くてフレキシブルな半導体デバイスが関心を集めており、ディスプレイ、センサー、電子タグなどの電子デバイスから薄膜太陽電池のような発電デバイスまで、多岐に渡る研究がおこなわれている。これらの中核材料の一つである半導体として、従来はシリコンが用いられていたが、最近ではより軽量性、フレキシビリティ、生体・環境適合性などに優れる有機半導体材料の開発や、有機電界効果トランジスタ(Organic Fie...

ライフサイエンス 総説

【総説】ステルス型RNAベクターの開発と次世代細胞リプログラミング技術への応用

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.1(2022年1月号)において、ときわバイオ株式会社 中西 真人様に執筆いただいたものです。

遺伝子導入による細胞リプログラミングは、マウスの線維芽細胞(真皮などの結合組織を構成する細胞)を筋肉の細胞に転換できるMyoD遺伝子の発見によりその端緒が開かれた1)。しかし、多くの研究者の懸命な努力にもかかわらず、単独で細胞の性質を転換可能な「マスター遺伝子」はMyoD以外には見つからなかった。

合成・材料 総説

【総説】ヒドロキシルアミン等価体オキシム試薬によるアミド/アミン/ニトリルへの官能基変換

本記事は、和光純薬時報 Vol.89 No.4(2021年10月号)において、近畿大学 理工学部 兵藤 憲吾様に執筆いただいたものです。

ヒドロキシルアミンは、アンモニアの酸化物の1つであり、単体では潮解性や爆発性を有し、その取り扱いには注意を要する。過去には国内外にてヒドロキシルアミンが原因となる爆発事故が発生し、危険物に指定されている。ヒドロキシルアミンは、単体よりも取り扱いやすい塩酸や硫酸などの鉱酸塩としても扱われるが、オキシム合成時には鉱酸塩を中和するために、化学量論量の塩基を使用する必要があり、反応後には生成物と共に、大量...

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