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分析

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】合成オリゴヌクレオチド精製用「Wakosil DNA カラム」について

本記事は、和光純薬時報 Vol.67 No.1(1999年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

合成オリゴヌクレオチドは、プローブとして遺伝子のクローニングや特定遺伝子の検出に、プライマーとして、シークエンスや PCR に広く利用されている。オリゴヌクレオチドの分離精製法としては、ゲル電気泳動法、イオン交換クロマト法、ゲルろ過法、逆相クロマト法が利用されているが、クロマト法は操作性に優れ、特に脱塩操作が不要な逆相クロマト法は利用度が高いと考えられる。 このクロマト法も、目的とする精製純度によ...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】HPLCの移動相条件であらかじめ溶出挙動を推定する方法はありますか。

本記事は、Analytical Circle No.11(1998年12月号)に掲載されたものです。

溶質(試料)の溶出挙動に影響を与える移動相の要素として、極性、pHなどがあげられますが、今回は極性の影響についてみてみたいと思います。 順相系液体クロマトグラフィー(LC)では、移動相の極性が固定相の極性より小さいので、極性の小さい試料成分ほどキャパシティー比k'が小さくなり早く溶出します。逆にODSをはじめとする逆相系LCでは、移動相の極性が固定相の極性より大きいので、極性の大きい試料成分ほどk...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】大気中のアルデヒド、ケトンの HPLC 分析(その 2)

本記事は、和光純薬時報 Vol.66 No.4(1998年10月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

前報において、1) アルデヒド類は有害大気汚染物質として、国内では大気汚染防止法(2 成分)、悪臭防止法(6 成分)により、また米国では、EPA 等により 15 成分の測定法が示され、2,4-ジニトロフェニルヒドラゾン(DNPH)誘導体として GC または HPLC により分析されていること。2) ODS(C18)シリカを用いる HPLC 分析法は GC 法に比べ幾つかの利点があること。3) 国内...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】大気中のアルデヒド、ケトンの HPLC 分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.66 No.3(1998年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

アルデヒドは有害大気汚染物質として、国内では大気汚染防止法(2 成分)、悪臭防止法(6 成分)により、また米国では、EPA 等により 15 成分の測定法が示され、2,4-ジニトロフェニルヒドラゾン(DNPH)誘導体として GC または HPLC により分析されている。ODS(C18)シリカを用いる HPLC 分析法は、GC 法で必要となる未反応の 2,4-ジニトロフェニルヒドラジンの除去やアセトニ...

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【テクニカルレポート】HPLCによるゴルフ場使用農薬の分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.66 No.2(1998年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

環境庁は、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚染を未然に防止するために、平成2年にゴルフ場の排水口における遵守すべき農薬濃度の指針値等を定めた「暫定指導指針」を都道府県に通知し、その指針に基づく水質調査、指導がスタートした。過去2回の改定の後、昨年度(平成9年4月24日付け)さらなる暫定指導指針の改定が行われ、従来の30農薬に加え新たに5種類の農薬名と指針値が追加されるとともに、分析をより容易にす...

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