【テクニカルレポート】合成オリゴヌクレオチド精製用「Wakosil DNA カラム」について
本記事は、和光純薬時報 Vol.67 No.1(1999年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。
合成オリゴヌクレオチドは、プローブとして遺伝子のクローニングや特定遺伝子の検出に、プライマーとして、シークエンスや PCR に広く利用されている。オリゴヌクレオチドの分離精製法としては、ゲル電気泳動法、イオン交換クロマト法、ゲルろ過法、逆相クロマト法が利用されているが、クロマト法は操作性に優れ、特に脱塩操作が不要な逆相クロマト法は利用度が高いと考えられる。
このクロマト法も、目的とする精製純度によ...