【クロマトQ&A】同じグラジエント条件で他のHPLC 装置を使ったらうまく再現しません。
本記事は、Analytical Circle No.14(1999年9月号)に掲載されたものです。
HPLC 分析では、一定組成の溶媒で溶離するイソクラティック分析法と、ご質問にある、時間とともに移動相組成を変化させて溶離するグラジエント分析法が用いられています。移動相の溶媒混合比、イオン強度、pH などを時間とともに凸型、直線型、凹型に変化させます。ODS など逆相充てん剤カラムを用いた分析では、溶媒の混合比を直線型に変化させる手法が多くとられます。目的は、(1)保持能(k')が小さく溶出が早...