【クロマトQ&A】:薄層クロマトグラフィーについて
本記事は、Analytical Circle No.77(2015年6月号)に掲載されたものです。
TLCは支持体(ガラス等)の上に担体(シリカゲル等)を薄膜状に固定した薄層プレートを用いて行うクロマトグラフィーの手法です。薄層プレートの一端を溶媒に浸すと、担体の間隙を毛細管現象により溶媒が移動します。薄層プレート上に試料が存在すると、溶媒の移動に伴い試料も移動します。この時、試料と固定相との相互作用の強さの違いにより、試料により移動する距離が異なるのを利用する事で分離を行います。
