【連載】Talking of LAL「第50話 エンドトキシン試験のアメリカ事情」
本記事は、和光純薬時報 Vol.71 No.1(2003年1月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。
今、筆者はアメリカに来ています。そこで、今回はアメリカにおけるエンドトキシン試験について考えてみたいと思います。
アメリカにおけるエンドトキシン試験の手法に関する確かなデータはありませんが、最近では半分以上が比濁時間分析法や比色時間分析法といったカイネティック法になっているそうです。もちろん、ゲル化法が重要な位置を占めていることに変わりはありませんが、マイクロプレートリーダーを用いたカイネティック...