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連載

Talking of LAL 連載

【連載】Talking of LAL「第41話 エンドトキシンショック」

本記事は、和光純薬時報 Vol.68 No.4(2000年10月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

今回は、エンドトキシンの生体に対する影響の中から、エンドトキシンショック、特にそのメディエーターについて考えてみましょう。 ショックとは、種々の原因によって循環系の均衡破綻によって急性循環不全が生じ、諸臓器・組織の機能不全をきたす病態とされています1)。ショックは、循環血液量減少性、心原性、敗血症性、神経原性、アナフラキシーなどに分類されており、その特徴は血圧の低下です。エンドトキシンに最も関連し...

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【連載】Talking of LAL「第40話 エンドトキシンと Toll-like receptor」

本記事は、和光純薬時報 Vol.68 No.3(2000年7月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

今回は、エンドトキシンの細胞への作用に関する最近の知見についてご紹介したいと思います。 血管内に侵入したエンドトキシンは、LPS Binding Protein(LBP)と結合し、白血球膜上の CD14 まで運ばれます。そして、膜上の CD14 にエンドトキシンが結合すると、炎症性サイトカインの産生が起こるというのが、これまでのエンドトキシンによる炎症の理解でした。 しかし、CD14 は Glyc...

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【連載】Talking of LAL「第39話 非特異反応の観察方法」

本記事は、和光純薬時報 Vol.68 No.2(2000年4月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

前回ご紹介したように、正常な反応タイムコースは非特異的な濁りとは区別ができ、非特異的濁りを生ずる試料にエンドトキシンが入っている場合は非特異的濁りにエンドトキシンの反応が加わった反応タイムコースとなります。しかし、エンドトキシンや β-グルカンの混入量が非常に多い場合や非特異的濁りが非常に大きい場合には、非特異的濁りの程度を正確に把握することが困難になる場合があります。 今回は、リムルス試験におけ...

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【連載】Talking of LAL「第38話 非特異的濁り」

本記事は、和光純薬時報 Vol.68 No.1(2000年1月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

前回、リムルス試薬(LAL)の活性化における、正常な反応タイムコースについて考えました。今回は、正常でない反応タイムコースについて考えてみましょう。 前回考えたように、正常な反応タイムコースは、ラグを持つシグモイド型の曲線になると考えられます。従って、反応タイムコースにラグがない場合や正常な場合と逆のシグモイド曲線になる場合は、正常でないと判断できます。 実際にトキシノメーターで観察される正常でな...

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【連載】Talking of LAL「第37話 リムルス試薬の活性化に伴う反応タイムコース」

本記事は、和光純薬時報 Vol.67 No.4(1999年10月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

リムルス試薬(LAL)のゲル化は、複数のプロテアーゼ前駆体の活性化を伴うカスケード機構によって起こります1)。トキシノメーターを用いた比濁時間分析法では、このゲル化の過程を観察しています。この反応タイムコースは特長的な形状をしているのですが、今回はその意味について考えてみたいと思います。 トキシノメーターに表示される反応タイムコースを観ていると、次のことに気がつきます。すなわち、反応にはラグがあり...

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