siyaku blog

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クロマトQ&A

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】HPLCで分取を行いたいのですが、最適分離条件を決めるよい方法はありますか。

本記事は、Analytical Circle No.6(1997年9月号)に掲載されたものです。

直接分取カラムで最適分離条件を検討するのは、多くのサンプルを必要とすること、分取カラムが高価なこと等から、分析サイズのカラムであらかじめ条件を設定し、それを分取サイズに移行するという手段が通常とられます。 この場合注意しないといけないのは、分析カラムと分取カラムで充てん剤の粒度分布が異なるとスムーズな条件移行ができない点です。分析と分取で同じ充てん剤を用いればこのような問題は起こりません。とはいえ...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】Wakosil-II HG、AR、RSそれぞれのODSはどの様に使い分ければよいのでしょうか。

本記事は、Analytical Circle No.5(1997年6月号)に掲載されたものです。

Wakosil-Ⅱシリーズは、高純度球状シリカゲルを原料として合成され、さらに高度にエンドキャップ処理されていますので、酸性、塩基性化合物はもとより金属配位性化合物の分析においても対称性に優れたピーク形状が得られるという特長があります。Wakosil-Ⅱシリーズには、Wakosil-Ⅱ HG, AR, RSという分離特性の異なる3タイプのODSがあり、それぞれの特長を生かした有効な使い分け方を以下...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】低波長用イオンペア試薬はどの様な効果、違いが有るのでしょうか。

本記事は、Analytical Circle No.3(1996年11月号)に掲載されたものです。

一例としてHPLCで食品中の臭素分析を行う場合に、検出UV205 nmでイオンペア試薬として4級アンモニウム塩を用いる分析法があります。 日頃、254 nmで何ら問題なく使用していたイオンペア試薬であっても、目的成分が低濃度で、なおかつ検出をUV低波長で測定した場合、一般のイオンペア試薬を用いていてはバックグラウンドが高くなり(1)ベースラインの乱れ(2)夾雑ピークの発生(3)目的サンプルのピーク...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】一度調整した移動相の溶媒濃度を簡単に変更したいのですが。

本記事は、Analytical Circle No.2(1996年8月号)に掲載されたものです。

A:下図に数値をあてはめれば簡単に変更できます。例1)現在30 %CH3OHの移動相を、70 %CH3OH溶液を用いて50 %CH3OH移動相に作りかえたい。例2)現在45 %CH3CNの移動相を、水を用いて25 %CH3CN移動相に作りかえたい。

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】カラムの性能をチェックする場合、標準品としては何を使用したらよいですか。

本記事は、Analytical Circle No.1(1996年5月号)に掲載されたものです。

カラムは丁寧に使用していても劣化を避けることはできません。使用中の急なトラブルをできる限り回避するためにも、カラムを定期的にチェックし現状を把握することが重要です。 ここでは簡単な方法としてカラム出荷時の検査方法をご紹介します。 当社ではODSカラムの場合、1)ウラシル 2)ベンゼン 3)ナフタレンの3成分により理論段数(N)、保持能(k')、分離係数(α)、ピーク対称性(S)をチェックしています...

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