siyaku blog

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クロマトQ&A

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:HILICカラム Wakopak Wakisil-Ⅱ5SIL-AQについて

本記事は、Analytical Circle No.54(2009年9月号)に掲載されたものです。

HILICとはHydrophilic Interaction Chromatographyの略称で、日本語では「親水性相互作用クロマトグラフィー」と呼ばれています。HILICモードでは極性基を有する固定相と、逆相系で用いるアセトニトリル/水系移動相の組合せにより、親水性化合物を保持させ分離することが可能な分離モードです。弊社のWakopak®シリーズではWakopak® Wakosil-Ⅱ 5SI...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:薄層クロマトグラフィー(TLC)で使用するシリカゲルプレートとアミノシリカゲルプレートの違いについて

本記事は、Analytical Circle No.53(2009年7月号)に掲載されたものです。

薄層クロマトグラフィー(TLC Thin-Layer Chromatograpy)はガラスの板の上にシリカゲル、アミノシリカゲル、アルミナ、ポリアミド樹脂などを薄く塗布したもので、主に、反応の進行状況を簡便かつ迅速に確認したり、カラムクロマトの分離条件を検討したり、分離の確認に用いられます。 シリカゲルTLCはシリカゲルを、アミノTLCはアミノシリカゲルを塗布しています。シリカゲルの表面には、ケイ...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:簡便な溶媒削減効果のある分析条件への変更、カラムサイズ4.6mmφ→3.0mmへの変更について

本記事は、Analytical Circle No.52(2009年3月号)に掲載されたものです。

カラムサイズを内径4.6 mmから3.0 mmに変更し、流速を半分に設定することで、今まで通りの分析が可能です。分析時間の短縮にはなりませんが、溶離液、溶媒を削減したい場合に効果的です。同じ充てん剤を充てんしたカラムでは、カラムの断面積に比例して流速を変更するだけで同様の結果が得られます。HPLC装置の変更や分析条件を検討する必要はありません。 4.6 mm I.D. x 150 mmと3.0 m...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:HPLC用カラムの洗浄方法および保存方法について教えて下さい

本記事は、Analytical Circle No.49(2008年6月号)に掲載されたものです。

現在ご使用のHPLCカラムは、担体を充てんした市販のパックドカラムがほとんどだと思います。この場合、使用前・使用中・使用後でカラム中の溶媒が変化するのが一般的で、その都度溶媒を置換する必要があります。今回はシリカゲルカラムを使用後の洗浄方法を中心に、溶媒置換時の注意点、保存溶媒などについてお答えいたします。

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:カラムクロマトグラフ用シリカゲル"Wakosil"と"Wakogel"の違いは

本記事は、Analytical Circle No.45(2007年6月号)に掲載されたものです。

粒子の形状です。弊社ではカラムクロマトグラフ用の球状シリカゲルを "Wakosil®"、破砕状シリカゲルを "Wakogel®" として商品化しています。球状シリカゲルは製法上破砕状シリカゲルより高価になりますが、分離・精度が良くなるメリットがあります。

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