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テクニカルレポート

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】特定悪臭物質アルデヒド類 6 種及び多成分測定に対応した HPLC 用カラムの開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.87 No.3(2019年7月号)において、富士フイルム和光純薬 ケミカル開発本部 機能性材料研究所 久保田 守が執筆したものです。

悪臭は、人に不快感や嫌悪感を与えるにおいの総称で、騒音や振動と共に感覚公害と呼ばれる公害の一種です。悪臭防止法では、特定悪臭物質(現在22物質)及び臭気指数により排出制限を設けています。アルデヒド類は物質により刺激的かつ焦げたにおいを放ち、6物質が特定悪臭物質に指定されています1, 2)。同法においてこの6物質(表1)の測定には、ガスクロマトグラフ(GC)法、ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS...

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】細胞外小胞の蛍光標識とその問題点

本記事は、和光純薬時報 Vol.86 No.4(2018年10月号)において、富士フイルム和光純薬 ライフサイエンス研究所 請川 亮が執筆したものです。

Exosomeを始めとする細胞外小胞はさまざまな細胞から放出される膜小胞であり、細胞間情報伝達のメッセンジャーとしての役割や疾患バイオマーカーとして近年高い関心を集めている1)。それ故に、ここ数年でさまざまな研究分野において exosome 研究が広がってきているが、実験技術は発展途上であり、改善すべき課題が数多く存在する。 その中で、我々は新規アフィニティー単離法である'PS アフィニティー法'...

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】ScreenFect™A および ScreenFect™A plus による遺伝子導入の特徴

本記事は、和光純薬時報 Vol.86 No.3(2018年7月号)において、埼玉医科大学 医学部 微生物学教室 高木 徹 様、村上 孝 様に執筆いただいたものです。

近年のゲノム科学の発展は生物ゲノムの塩基配列や発現解析を格段に飛躍させた。そこで解析された遺伝子の機能を解析することに欠かせないのが遺伝子導入技術である。プラスミド DNA や siRNA などの核酸を細胞に導入し、細胞の変化や機能を解析する手法は、現在の生物科学でもっとも基本的な技術の一つになっている。 遺伝子工学技術の発展に伴い、現在では多くの遺伝子導入法や遺伝子導入試薬が登場している。また、...

ライフサイエンス テクニカルレポート 連載

【連載】ScreenFect™通信 「Vol.4 HeLa 細胞への plasmid DNA 導入データ」

ScreenFect™A plus を用いた HeLa 細胞への plasmid DNA 導入実績及びリバーストランスフェクションプロトコールをご紹介します。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Wakopak® Ultra APDS TAG® を用いたアミノ酸含有飲料中のアミノ酸類の定量

本記事は、和光純薬時報 Vol.85 No.4(2017年10月号)において、和光純薬工業 試薬化成品研究所 須藤 勇紀が執筆したものです。

アミノ酸は 1806 年にアスパラガスの汁からアスパラギンが単離、発見されて以来、栄養素としての利用、呈味成分としての利用、生理作用の利用、反応性の利用の 4 つに大別される機能で私たちの生活の中で欠かせない存在となっています 1)。また、動物が体内で合成できないアミノ酸はその動物の必須アミノ酸であり、食品栄養素として重要です。 日本では 1991 年に特定保健用食品制度、2002 年に保健機能食...

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