【テクニカルレポート】反応性代謝物検出のための Presep® XenoScreen™ 96well Plate を用いた試料前処理について
本記事は、和光純薬時報 Vol.84 No.2(2016年4月号)において、和光純薬工業 試薬化成品研究所 須藤 勇紀が執筆したものです。
医薬品は通常、動物実験や臨床試験を経て有効性と安全性が確認された後に、当局に承認された物質のみが製造・販売されます。臨床試験、上市後に発症する副作用は全副作用の約 80 %を占めますが、それら副作用は薬理作用から予測が可能であり、通常、用量を減量することにより回避することが可能です1)。
一方で特異体質性薬物毒性(IDT : Idiosyncratic drug toxicity)と呼ばれ、動物実...