siyaku blog

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培養

培養 ライフサイエンス

ヒトiPSC由来腸管上皮細胞 F-hiSIEC アプリケーションのご紹介

F-hiSIECは、薬物透過性評価、トランスポーターの取込/排出量評価、代謝量評価、トランスポーターと代謝酵素の両方に影響を受ける薬物の動態評価に利用できます。

培養 ライフサイエンス 連載

【連載】幹細胞由来EV~治療、診断、化粧品への展開~「第3回 細胞外小胞を利用した治療の実現をサポートする富士フイルム和光純薬の取り組み」

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.1(2023年1月号)において、弊社 生産プロセス開発部 西部 隆宏に執筆いただいたものです。

細胞外小胞 (Extracellular vesicle/EV) は、エクソソームやマイクロベシクルといった細胞から分泌される脂質二重膜の小胞体の総称である1)。近年、間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell : MSC)など一部の細胞に由来するEVが治療に有用である可能性が示されてきており2)、それに伴い、EVを利用した治療用製剤、EV製剤の利用に関連した技術開発も活発化している...

培養 ライフサイエンス 総説

【総説】超高純度ヒト骨髄由来間葉系幹細胞REC

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.2(2022年4月号)において、島根大学 医学部 生命科学講座、PuREC株式会社 陶山 隆史様、松崎 有未様に執筆いただいたものです。

間葉系幹細胞(MSC)は、抽出した骨髄細胞から、MSCの培養皿への接着性を利用して比較的簡単な手順で分離することができ、主にin vitro で軟骨や骨への分化誘導を行い、その後、局所移植を行うなどの臨床研究が行われてきた。

培養 ライフサイエンス 連載

【連載】ヒトiPS 細胞由来分化細胞の創薬応用「第4回  ヒトiPS細胞由来神経細胞における神経回路機能評価法の構築の試み」

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.2(2022年4月号)において、東京大学大学院 薬学系研究科 薬品作用学教室 馬場 敦様に執筆いただいたものです。

医薬品開発の過程において、中枢神経系への安全性の問題により脱落した化合物は約1/4程度を占めると報告されており、依然として大きな課題である1)。その内訳をみると、中枢神経系への副作用発現により脱落する候補化合物の割合は、非臨床試験の段階では約7%程度であるのに対し、臨床試験では34%と全臓器のうち最大となっている2)。この結果は、非臨床試験段階での副作用予測が必ずしも十分に機能していないことを示唆...

培養 ライフサイエンス 連載

【連載】ヒトiPS 細胞由来分化細胞の創薬応用「第3回  ヒト iPS細胞由来肝細胞を用いたin vitro肝評価系構築の可能性」

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.1(2022年1月号)において、崇城大学 生物生命学部 石田 誠一様に執筆いただいたものです。

ヒトiPS細胞由来の肝細胞は、iPS細胞の研究初期の段階から多くの分化誘導法が報告されているにもかかわらず、創薬への応用が進まない細胞の一つとされてきた。筆者はAMED再生医療実用化研究事業「ヒトiPS細胞由来肝細胞を用いた医薬品の肝毒性を予測・評価するin vitro 試験法の開発研究」(2017年-2019年)において、iCell-hep等のiPSC細胞由来肝細胞の肝毒性評価項目への適用性につ...

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