局方のエンドトキシン試験法は日米欧の三薬局方で調和された試験法であり、非常に洗練された試験方法です。しかし、測定に手間がかかるなどのデメリットも存在しています。 弊社は 2015 年 10 月に簡便法用測定キット「リムルス ES-Ⅱ プラス CS シングルテストワコー」を発売いたしました。本キットは、ライセート試薬として ES-Ⅱ シングルを採用、注射用水やサンプルを溶解するだけで陽性コントロール...

前号では、カイコ体液を原料とした SLP 試薬についてご紹介いたしました。SLP 試薬はリムルス試薬で検出できないペプチドグリカンを簡便に検出することがでいます。そこで今回は、SLP 試薬によって検出される、ペプチドグリカンについてご紹介させていただきます。

前号までカブトガニの血球抽出物を原料としたリムルス試薬、およびエンドトキシンのお話をしてまいりました。今回は、カイコ体液を原料とした SLP 試薬をご紹介したいと思います。

弊社には、さまざまな分野の方々から、エンドトキシンを除きたい、あるいは不活化したいという要望が寄せられます。最適な方法はそれぞれのケースで検討して決めることになりますが、その際にどのような選択肢があるのか、問題点になりやすいことは何かを知っておくことが重要です。 詳しくは既報1)をご参照いただきたいのですが、本稿では、除去や不活化の原理、実施例を紹介し、さらに除去、不活化のバリデーションの注意点に...

2015 年 9 月 14、15 日にニュージャージー州で Bacterial Endotoxin Summit が 'Low Lipopolysaccharide and Endotoxin Recovery' と題して行われました。その会議において FDA の Dr. Maria Stevens-Riley は 'Ten Things That The FDA Would Like You T...