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合成・材料

合成・材料

NBSでのブロモ化に、酢酸アンモニウムをひとつまみ

本記事はWEBに混在する化学情報をまとめ、それを整理、提供する化学ポータルサイト「Chem-Station」の協力のもと、ご提供しています。

芳香環のブロモ化といえば、構造活性相関の取得はもちろんの事、カップリング反応の足場としても活躍する頻出反応の一つです。さまざまなブロモ化試薬が市販されていますが、第一選択としては N-ブロモスクシンイミド (NBS) を用いる方も多いのではないでしょうか。しかし安価なブロモ化試薬はその反応性の高さゆえ、位置選択性に悩まされることが多かったり、多置換反応が起きたり、予期せぬ酸化反応が進行したりするな...

合成・材料

比色法の化学

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今回は食品化学の分野で用いられる比色法について紹介します。食品化学に用いられる比色法は多種多様なので、そのうちの一つである亜硝酸ナトリウム(NaNO2)の測定を説明します。まずは吸光度についてです。いわゆる私達が見ている物の色とは、全波長の光のうち、特定波長(特定の色)の光が物に吸収された後の、吸収されなかった光の色を見ていることになります。

合成・材料

もっとも単純な不斉触媒「プロリン」

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プロリン(proline)は、タンパク質などを構成する天然型α-アミノ酸20種類のうち、唯一の環状イミノ酸で、下に示したような単純な構造をしています。生物を学んだ方ならおなじみの分子ですが、この単純な分子が有機反応の不斉触媒として働くと聞いたときは驚いた人も多いのではないでしょうか? 「触媒」といえば一般的に金属や金属錯体が頭に浮かびますが、このようなシンプルな分子も触媒になりえるのです。

合成・材料 分析

銀イオンクロマトグラフィーとは?

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クロマトグラフィーとは、固定相に対する物質の吸着能の差を利用して混合物から成分を分離する精製方法です。固定相としてはシリカゲルが良く使われます。今回紹介する銀イオンクロマトグラフィー(Silver ion chromatography または Argentation Chromatography)は主に不飽和結合を有する有機化合物の混合試料を分離するためのクロマトグラフィーです。

合成・材料 分析

TLCと反応の追跡

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反応の追跡には、操作が簡便で短時間で結果がわかり、視覚的に判別しやすいTLCを用いることが多いのではないでしょうか?今回は、TLCを用いた反応の追跡時のテクニックやトラブルシューティングについて紹介いたします。

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