siyaku blog

- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

2020年10月のアーカイブ

合成・材料 総説

【総説】温和な条件下での核水添を実現する不均一系ロジウムー白金ナノ粒子触媒

本記事は、和光純薬時報 Vol.88 No.4(2020年10月号)において、東京大学大学院理学系研究科 宮村 浩之様、小林 修様に執筆いただいたものです。

不均一系触媒は、簡便な操作のみで回収、再使用が可能なことから、環境調和型の有機合成において中心的な役割を果たすことが期待される。また、不均一系触媒は連続フロー合成やコンビナトリアル合成などの次世代型の有機合成にも応用される。そのような中、金属ナノ粒子が精密有機合成において、高活性で頑強性の高い不均一系触媒として注目を集めている。金属ナノ粒子は単独では不安定で速やかに凝集を起こしてしまうことから、触...

ライフサイエンス 連載

【連載】ミクログリア研究の最前線−基礎から臨床へ− 「第2回 ミクログリアの発生起源と脳疾患」

本記事は、和光純薬時報 Vol.88 No.4(2020年10月号)において、京都薬科大学統合薬科学系 高田 和幸様に執筆いただいたものです。

ミクログリアは中枢(脳・脊髄)の組織マクロファージであり、中枢での免疫を第一線で担う。発生様式や生態の特殊性が明らかになるにつれ、ミクログリアは様々な学問領域の研究者たちからの脚光を浴び、ミクログリアの生物学的学術研究がますます盛んに繰り広げられている。本稿では、ミクログリアの発生起源やその生態に着目し、脳疾患との関わりや治療標的としての位置づけについて紹介したい。

分析 研究全般

キレイの現場① 医療分野での活用例

本記事は、キッコーマンバイオケミファ株式会社 関 智章 様に執筆いただいたものです。

キッコーマンバイオケミファ(株)はATPふき取り検査試薬のメーカーとして、30年近く衛生検査事業を展開しております。今回は医療現場におけるATPふき取り検査(A3法)の活用についてご紹介いたします。医療現場においては、院内感染対策は欠かせない課題です。院内感染対策では、従事者の意識レベルを向上させることが重要であり、そのための感染対策チーム(ICT:Infection Control Team)が...

分析 研究全般

キレイの現場② 各種施設の感染対策における活用例

本記事は、キッコーマンバイオケミファ株式会社 関 智章 様に執筆いただいたものです。

キッコーマンバイオケミファ(株)はATPふき取り検査試薬のメーカーとして、30年近く衛生検査事業を展開しております。ビルメンテナンス・清掃業界におけるATPふき取り検査(A3法)の活用についてご紹介いたします。環境衛生管理業務は美観と衛生環境、快適な空間の提供が主な目的ですが、洗浄や清掃といった作業だけでなく、作業結果に対する評価 (=清掃品質)の明示が求められています。また、新型コロナウイルス ...

分析 研究全般

キレイの現場③ 防げ!アレルゲンの混入

本記事は、キッコーマンバイオケミファ株式会社 関 智章 様に執筆いただいたものです。

キッコーマンバイオケミファ(株)はATPふき取り検査試薬のメーカーとして、30年近く衛生検査事業を展開しております。今回は食品製造現場におけるアレルゲンの管理とATPふき取り検査(A3法)の活用についてご紹介します。近年、食物アレルギーを引き起こす人が増加しており、食品業界においても、原材料の適切な表示とともに、アレルゲン混入を防ぐための工程管理の重要性が高まっています。2020年現在、省令・通知...

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