siyaku blog

- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

2020年10月のアーカイブ

分析 研究全般

「キレイ」は検査できる! 清浄度検査について

本記事は、キッコーマンバイオケミファ株式会社 関 智章 様に執筆いただいたものです。

キッコーマンバイオケミファ(株)は、ATPふき取り検査試薬のメーカーとして、30年近く衛生検査事業を展開しております。今回はATPふき取り検査の説明にあたり、清浄度検査についご紹介します。ATP(アデノシン3リン酸)は、すべての生物に共通のエネルギー物質です(図1)。ATPは食品残渣や微生物、動植物の体液にも含まれている為、食品製造現場や医療現場における清浄度の指標として利用されています。ATPを...

分析 研究全般

「キレイ」が数値化される!「ATP検査」ってなに?

本記事は、キッコーマンバイオケミファ株式会社 関 智章 様に執筆いただいたものです。

微生物検査は、原材料や製品がどれだけ細菌に汚染されているかを知ることができる検査です。一般生菌数、大腸菌群、黄色ブドウ球菌など菌の種類によって試験方法が異なり、結果が出るまでに約2~5日ほど要します。また、検査を行うためには培養技術の習得が不可欠な他、培養の為の恒温器や滅菌装置といった設備・機器も必要となります。

分析 研究全般

キレイを取り巻く環境の変化

本記事は、キッコーマンバイオケミファ株式会社 関 智章 様に執筆いただいたものです。

キッコーマンバイオケミファ(株)は、ATPふき取り検査試薬のメーカーとして、30年近く衛生検査事業を展開してきました。そのような中でも特に、2020年は国内の衛生検査業界にとって大きな転換点となっています。衛生管理とそれに関わる環境の変化について、食品衛生と環境衛生の観点から簡単にお話をいたします。

ライフサイエンス 連載

【連載】遺伝子解析 新技術とその応用 「第2回 Cas9 タンパク質と gRNA のトランスフェクション試薬 GenomONE®-GE

本記事は、和光純薬時報 Vol.88 No.4(2020年10月号)において、石原産業株式会社 近藤 由隆様に執筆いただいたものです。

ゲノム編集では、Cas9とgRNAをコードするプラスミドをトランスフェクションするケースが多いが、それらの発現量やオフターゲットが課題となる。それを回避するために Cas9タンパク質とgRNAを細胞内に導入するケースが増えている。しかし、カチオン性のトランスフェクション試薬では、十分なゲノム編集効率が得られない細胞種も少なくない。

キーワード検索

月別アーカイブ

当サイトの文章・画像等の無断転載・複製等を禁止します。