ジギトニン (水溶性)
Digitonin (Water soluble)
- 生化学用
-
for Biochemistry
- 製造元 :
- 富士フイルム和光純薬(株)
- 保存条件 :
- 室温
- CAS RN® :
- 11024-24-1
- 分子式 :
- C56H92O29
- 分子量 :
- 1229.31
- GHS :
-
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
ドキュメント
水溶性(10 w/v%) 参考データ
当社ジギトニン 生化学用(Water Soluble)と他社ジギトニンWater Soluble品の水溶性を比較しました。室温または60℃において、10 w/v%濃度でジギトニンを溶解し、4℃で保管した後、OD値(600nm)の測定を行いました。
-
- 使用した製品:
- 当社ジギトニン 生化学用(Water soluble, 043-21371)
- A社 water-soluble ジギトニン - 当社品ロットNo.:PTF7501
- 溶解濃度:10 w/v%
- 溶解条件:
1. 室温、5分間撹拌
2. 60℃、5分間インキュベーション - 溶解後の保管温度:4℃
- 使用した製品:
溶解条件 1 : 室温で溶解 → 4℃ で15日間保管
当社ジギトニン 生化学用(Water Soluble) :
Day 10まで目立ったOD値の上昇は見られませんでした。
A社 water-soluble ジギトニン:
Day 1よりOD値の上昇が見られました。
溶解条件 2 : 60℃、5分加温で溶解 → 4℃ で15日間保管
当社ジギトニン 生化学用(Water Soluble):
実験終了まで析出は見られませんでした(Day 15)。
A社 water-soluble ジギトニン:
Day 13に析出が見られました。
- 10 w/v%濃度での溶解性試験は参考データであり、本製品の規格は4%水溶状試験適合となります。
概要・使用例
概要 | ジギトニン(Digitonin)は、ゴマノハグサ科植物ジギタリス(Digitalis purpurea.D.lanata)の種子、葉より得られるスピロスタン骨格を持つサポニンの一種です。 界面活性剤として、膜タンパク質の可溶化などに使用されます。 また、ドーパミン受容体、β-アドレナリン受容体、GABA受容体などの神経伝達物質受容体の可溶化にも使用されます。 通常、ジギトニンは水に不溶性ですが、本品は独自の精製法により、水に可溶(4 %水溶状:試験適合)な製品です。 |
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物性情報
外観 | 白色~ほとんど白色, 粉末 |
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溶解性 | 40~60℃のエタノール及び酢酸にやや溶けやすく、水に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
比旋光度 | -45~-50°(D/20℃)(c=5,CH3COOH) (after drying) |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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