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ラボアッセイ (TM) アルブミン LabAssay (TM) Albumin

細胞生物学用
for Cellbiology
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
適用法令 :
優先評価物質
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
291-98901
JAN
4548995115263
250回用
希望納入価格
47,000 円
西日本 :
6
東日本 :
9

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書
分析チャート

キットコンポーネント

250回用

発色試液 65 mL/1 本
ウシアルブミン標準品 1 本
マウスアルブミン標準品 1 本
ラットアルブミン標準品 1 本

製品概要

アルブミンは主に肝臓で合成される血漿タンパク質であり、肝疾患や肝機能障害の診断・管理において血清や血漿中のアルブミン濃度測定が重要な指標となります。また、尿中へのタンパク質漏出を特徴とする腎疾患では、血液中の総タンパク質およびアルブミン濃度が低下し、低アルブミン血症が引き起こされることが知られています。アルブミン濃度と総タンパク質 (総蛋白) 濃度の測定値より、アルブミン・グロブリン比 (A/G 比) を算出することができ、A/G 比は肝疾患、腎疾患、栄養障害、多発性骨髄腫、慢性炎症疾患などの病態を示す指標に有用とされています。一般的にアルブミンと総タンパク質は一緒に測定することが多くみられます。

※ ラボアッセイ™ シリーズは研究用試薬です。診断用に使用することはできません。

キット性能

測定対象検体※1 ヒト 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
マウス 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
ラット 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
イヌ 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
ネコ 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
培地 (D-MEM、RPMI)※2
検量線範囲 0.625-7.5 g/dL
検体量 2 μL
測定時間 約20分
測定波長 630 nm
※1 マウス、ラット以外の動物種に対してはウシアルブミン標準品を使用してください。
※2 培地に標準品を添加した検体で検証しています。測定可否は培地や細胞種、培養条件などによって異なります。あらかじめ実験前に使用する培地にて添加回収試験や希釈直線性試験を行ってください。

検量線例

ウシアルブミン標準品

検量線例

マウスアルブミン標準品

検量線例

ラットアルブミン標準品

検量線例

測定原理

試料にアルブミン発色試液を作用させると試料中のアルブミンはブロモクレゾールグリーン (BCG) と結合し、青色を呈します。この青色を測定することにより試料中のアルブミン濃度を求めます。

データ

同時再現性試験

本製品で各2濃度のヒト血清/血漿 (EDTA) について5重測定を実施し、精度を確認した。

n\ID ヒト血清 ヒト血漿(EDTA)
ID1 (g/dL) ID2 (g/dL) ID3 (g/dL) ID4 (g/dL)
1 4.74 6.07 4.36 6.25
2 4.84 6.30 4.52 6.46
3 4.78 5.66 4.47 6.30
4 4.79 6.09 4.54 6.26
5 4.93 5.93 4.47 6.18
mean 4.82 6.01 4.47 6.29
SD 0.0730 0.236 0.0698 0.104
CV(%) 1.5 3.9 1.6 1.7
※ヒト検体のID2,ID4検体は標準品を2g/dL添加

[結果]
ヒト血清のCV(%)は、1.5-3.9%、ヒト血漿 (EDTA) のCV(%)は、1.6-1.7%と良好であった。

日差再現性試験

本製品で各2濃度のヒト血清/血漿 (EDTA) について、4日間測定を実施し、精度を確認した。

Day\ID ヒト血清 ヒト血漿(EDTA)
ID9 (g/dL) ID10 (g/dL) ID11 (g/dL) ID12 (g/dL)
1 6.99 4.44 6.33 3.75
2 7.05 4.71 6.47 3.90
3 6.52 4.32 7.10 3.84
4 6.46 4.44 6.93 3.51
mean 6.76 4.48 6.71 3.75
SD 0.308 0.165 0.366 0.171
CV(%) 4.6 3.7 5.5 4.6

[結果]
ヒト血清のCV(%)は、3.7-4.6%、ヒト血漿(EDTA) のCV(%)は、4.6-5.5%と良好であった。

希釈直線性試験

製品添付の標準品希釈液を用いて、ヒト、マウス、ラット、イヌ、ネコの血清/血漿 (EDTA)および標準品を添加したD-MEM培地/RPMI培地を倍々希釈後、2重測定をし、直線性を確認した。

ヒト 血清
※ID-6の検体は標準品を 2 g/dL添加
ヒト 血漿 (EDTA)
※ID-8の検体は標準品を 2 g/dL添加
マウス 血清
※ID-1の検体は標準品を 5 g/dL添加
マウス 血漿 (EDTA)
※ID-3の検体は標準品を 5 g/dL添加
ラット 血清
※ID-5の検体は標準品を 5 g/dL添加
ラット 血漿 (EDTA)
※ID-7の検体は標準品を 5 g/dL添加
イヌ 血清
※ID-9の検体は標準品を 5 g/dL添加
イヌ 血漿 (EDTA)
※ID-11の検体は標準品を 5 g/dL添加
ネコ 血清
※ID-13の検体は標準品を 5 g/dL添加
ネコ 血漿 (EDTA)
※ID-15の検体は標準品を 5 g/dL添加
D-MEM
RPMI

[結果]
いずれも測定範囲内で良好な直線性を示した。

添加回収試験

ヒト、マウス、ラット、イヌ、ネコの血清/血漿 (EDTA) および培地(D-MEM、RPMI)に3濃度のスタンダードを添加し、添加回収試験を実施した (2重測定)。

ヒト検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 4.99 - -
1.39 6.29 1.30 93.5
2.77 7.77 2.78 100
5.54 10.3 5.31 95.8
平均 96.4
血漿
(EDTA)
- 4.80 - -
1.85 6.48 1.68 90.8
2.77 7.48 2.68 96.8
5.54 9.91 5.11 92.2
平均 93.3

マウス (BALB/c) 検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 0.72 -
1.40 2.25 1.53 109
2.81 3.76 3.04 108
5.62 6.42 5.70 101
平均 106
血漿
(EDTA)
- 0.69 -
1.40 2.12 1.43 102
2.81 3.68 2.99 106
5.62 6.52 5.81 103
平均 104

ラット (SDラット) 検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 3.12 -
1.40 4.40 1.28 91.4
2.81 5.77 2.65 94.3
5.62 8.54 5.42 96.4
平均 94.1
血漿
(EDTA)
- 2.92 - -
1.44 4.25 1.33 92.4
2.87 5.51 2.59 90.2
5.74 8.98 6.06 106
平均 96.1

イヌ (ビーグル) 検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 2.39 - -
1.90 4.18 1.79 94.2
2.85 5.07 2.68 94.0
5.69 7.93 5.54 97.4
平均 95.2
血漿
(EDTA)
- 2.24 - -
1.89 3.95 1.71 90.5
2.84 4.85 2.61 91.9
5.68 8.22 5.98 105
平均 95.9

ネコ (日本ネコ) 検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 3.41 - -
1.67 4.95 1.54 92.2
2.50 5.73 2.32 92.8
5.00 8.20 4.79 95.8
平均 93.6
血漿
(EDTA)
- 2.31 - -
1.75 4.13 1.82 104
2.63 4.77 2.46 93.5
5.26 7.44 5.13 97.5
平均 98.4

培地

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
D-MEM - 0.00 - -
1.18 1.14 1.14 96.6
2.96 2.97 2.97 100
5.92 6.39 6.39 108
平均 102
RPMI - 0.00 - -
1.23 1.13 1.13 91.9
3.07 2.94 2.94 95.8
6.15 6.71 6.71 109
平均 98.9

[結果]
いずれも良好な回収率であった。

自動分析装置用試薬との相関

ラボアッセイ™ アルブミン (本製品) および自動分析装置用試薬を用いて、ヒトの血清/血漿 (EDTA) のアルブミンを測定し、その相関を確認した。

自動分析装置用試薬との相関

[結果]
ラボアッセイ™ アルブミンと自動分析装置用試薬の測定値には高い相関が確認できた。

検体測定例

ヒト検体

ID\n 測定値 (g/dL)
n=2 (平均値)
血清 ID1 5.17
ID2 5.11
ID3 5.80
血漿
(EDTA)
ID1 4.50
ID2 5.52
ID3 5.61

マウス (BALB/c) 検体

ID\n 測定値 (mg/dL) mean SD CV
(%)
1 2
血清 ID1 3.42 3.39 3.41 0.0212 0.6
ID2 3.93 3.83 3.88 0.0707 1.8
ID3 2.68 2.69 2.69 0.00707 0.3
血漿
(EDTA)
ID1 1.87 1.88 1.88 0.00707 0.4
ID2 2.40 2.27 2.34 0.0919 3.9
ID3 1.99 1.90 1.95 0.0636 3.3

ラット (SDラット) 検体

ID\n 測定値 (mg/dL) mean SD CV
(%)
1 2
血清 ID1 3.99 3.95 3.97 0.0283 0.7
ID2 3.83 3.75 3.79 0.0566 1.5
ID3 3.59 3.58 3.59 0.00707 0.2
血漿
(EDTA)
ID1 3.58 3.50 3.54 0.0566 1.6
ID2 3.43 3.55 3.49 0.0849 2.4
ID3 3.36 3.42 3.39 0.0424 1.3

イヌ (ビーグル) 検体

ID\n 測定値 (mg/dL) mean SD CV
(%)
1 2
血清 ID1 3.46 3.46 3.46 0.00 0.0
ID2 2.63 2.65 2.64 0.0141 0.5
ID3 3.02 3.20 3.11 0.127 4.1
血漿
(EDTA)
ID1 2.81 2.81 2.81 0.00 0.0
ID2 2.56 2.61 2.59 0.0354 1.4
ID3 2.78 2.78 2.78 0.00 0.0

ネコ (日本ネコ) 検体

ID\n 測定値 (mg/dL) mean SD CV
(%)
1 2
血清 ID1 2.72 2.72 2.72 0.00 0.0
ID2 3.27 2.98 3.13 0.205 6.6
ID3 3.07 3.08 3.08 0.00707 0.2
血漿
(EDTA)
ID1 3.03 3.04 3.04 0.00707 0.2
ID2 2.21 2.19 2.20 0.0141 0.6
ID3 2.39 2.41 2.40 0.0141 0.6

アルブミン・グロブリン比 (A/G比) の算出例

ラボアッセイ™ アルブミン (本製品) とラボアッセイ™ 総タンパク質 (コードNo. 295-98801) を用いて、血中アルブミン・グロブリン比 (A/G比) を算出することが可能である。A/G比とはアルブミンとグロブリンの比率で算出される。グロブリンは総タンパク質の測定値からアルブミンの測定値を引いた値として計算されるため、A/G比は以下の通り算出できる。ヒト、マウス、ラット、イヌ、ネコ検体における算出例を以下に示す。

計算式

ヒト検体

検体 No. 総タンパク質
(g/dL)
アルブミン
(g/dL)
A/G比
血清 1 8.50 5.17 1.6
2 7.43 5.11 2.2
3 9.74 5.80 1.5
血漿
(EDTA)
4 7.48 4.50 1.5
5 8.52 5.52 1.8
6 8.93 5.61 1.7

マウス検体

検体 No. 総タンパク質
(g/dL)
アルブミン
(g/dL)
A/G比
血清 1 4.98 3.40 2.2
2 5.49 3.88 2.4
3 5.23 2.68 1.1
血漿
(EDTA)
4 2.96 1.88 1.7
5 4.81 2.34 1.0
6 3.13 1.95 1.6

ラット検体

検体 No. 総タンパク質
(g/dL)
アルブミン
(g/dL)
A/G比
血清 1 7.91 3.97 1.0
2 7.35 3.79 1.1
3 7.61 3.59 0.9
血漿
(EDTA)
4 6.44 3.54 1.2
5 6.51 3.49 1.2
6 6.28 3.39 1.2

イヌ検体

検体 No. 総タンパク質
(g/dL)
アルブミン
(g/dL)
A/G比
血清 1 6.31 3.46 1.2
2 4.51 2.64 1.4
3 5.78 3.11 1.2
血漿
(EDTA)
4 4.73 2.81 1.5
5 5.01 2.59 1.1
6 7.07 2.78 0.7

ネコ検体

検体 No. 総タンパク質
(g/dL)
アルブミン
(g/dL)
A/G比
血清 1 5.45 2.72 1.0
2 6.20 3.13 1.0
3 6.54 3.08 0.9
血漿
(EDTA)
4 5.96 3.03 1.0
5 5.08 2.20 0.8
6 4.41 2.40 1.2
  • 総タンパク質は当社ラボアッセイ™ 総タンパク質 (コードNo. 295-98801) を用いて測定した。

FAQ

検体について

血漿の抗凝固剤は何を使用すればよいでしょうか。
EDTA・2Na、ヘパリン、くえん酸塩いずれも使用可能です。通常使用量では測定値にほとんど影響を与えません。
測定の上限を超える検体はどのようにすればよいでしょうか。
測定範囲の上限を超える検体については、検体を生理食塩水で希釈して測定してください。得られた値に希釈倍数を乗じたものが測定値となります。
測定妨害物質 (溶血、乳び、アスコルビン酸、ビリルビンなど) の影響はありますか。
溶血検体の測定値は参考値程度にとどめてください。乳び、アスコルビン酸、ビリルビンは測定値に影響を与えません。当社では以下濃度で影響がないことを確認しています。

■ 妨害物質の影響

溶血 250 mg/dLまで影響なし
乳び 500 FTUまで影響なし
アスコルビン酸 50 mg/dLまで影響なし
ビリルビン-F 5 mg/dLまで影響なし
ビリルビン-C 10 mg/dLまで影響なし

キットの使用について

本製品で測定する際に必要な器具、装置は何ですか。
本製品の使用には以下の器具、装置が必要です。
  • マイクロプレート (透明, 96ウェル)
  • マイクロピペット
  • ピペット
  • マイクロチューブ
  • マイクロプレート振とう器 (プレートミキサー)
  • マイクロプレートリーダー (630 nm 吸光フィルター)
標準品はどのように使用すればよいでしょうか。
本製品はロットにより添加する精製水の量が異なります。標準品に精製水を「標準品原液の調製について」に記載の指定量を加え溶解してご使用ください。
各試薬の保管方法を教えてください。
発色試液:そのまま使用してください。開封後は2-10℃で保存してください。
各種標準品:標準品に精製水を「標準品原液の調製について」に記載の指定量を加え溶解し、標準品原液 (5.0 g/dL) を調製してください。その後、室温化された精製水で調製してください。残った標準品原液は凍結保存してください。各濃度に調製した標準液は保存しないでください。

概要・使用例

概要 ラボアッセイ (TM) アルブミンは、ブロモクレゾールグリーン(BCG)を用いた青色発色型の定量用試薬キットです。アルブミンは主に肝臓で合成される血漿タンパク質であり、肝疾患や肝機能障害の診断・管理において血清や血漿中のアルブミン濃度測定が重要な指標となります。また、腎機能障害に伴う尿中アルブミンの漏出は、腎疾患の早期発見マーカーとして知られています。
本製品には、ウシ、マウス、ラット用の標準品を付属しており、幅広い動物種の血清や血漿中アルブミンの定量に対応しています。

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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