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ラボアッセイ (TM) グルコース LabAssay (TM) Glucose

細胞生物学用
for Cellbiology
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
適用法令 :
優先評価物質
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
291-94001
JAN
4548995103451
500回用
希望納入価格
25,000 円

20以上

ドキュメント

SDS
製品規格書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

500回用

緩衝液 150 mL/1本
発色剤 150 mL用/1本
標準液Ⅰ(ブドウ糖 200 mg/dL) 3 mL/1本
標準液Ⅱ(ブドウ糖 500 mg/dL) 3 mL/1本

概要

グルコースは生体の重要なエネルギー源となる物質であることが知られています。 溶液中において、グルコースはα型及びβ型グルコースの2種類の異性体が一定の割合を保ち、平衡状態で存在しています(鎖状グルコースもあるが極微量)。本品はα-D-グルコースをβ型に転移させるムタロターゼと、β-D-グルコースのみに作用するグルコースオキシダーゼを組み合わせた酵素法試薬です。

測定原理

検体に発色試薬を作用させると検体中のα型グルコースはムタロターゼの作用によりβ型へ速やかに変換されます。β-D-グルコースはグルコースオキシダーゼ(GOD)の作用を受けて酸化されると同時に過酸化水素を生成します。生成した過酸化水素は、共存するペルオキシダーゼ(POD)の作用により発色試薬中のフェノールと4-アミノアンチピリンとを定量的に酸化縮合させ、赤色の色素を生成させます。この赤色色素を測定することにより検体中のグルコース濃度を求めます。

性能

  • 検量線範囲:50~500 mg/dL(mg/100 mL)
  • 測定時間:約10 分
  • 検体量:2 μL
  • 測定波長:主波長505 nm, 副波長600 nm

標準曲線例

標準曲線例

測定操作法

マイクロプレート法
下記に従って、ウエル内で反応させてください。

テスト スタンダード ブランク
発色試薬 300 μL 300 μL 300 μL
試料 検体 2 μL 標準液 2 μL ※1
よく混合し、37℃で5分間加温。ブランクを対照として505 nm※2 における検体及び標準液の吸光度を測定する。
  • 1 水2 μL 添加の有無による吸光度の差は実際上ありませんので水の添加は省略しました。
  • 2 2波長測定の場合、主波長505 nm /副波長600 nm。

データ

添加回収試験

  • ヒト検体

    検体 添加量
    (mg/dL)
    実測値
    (mg/dL)
    回収量
    (mg/dL)
    回収率(%)
    血清検体 - 104 - -
    109 205 101 92.7
    163 246 143 87.7
    218 308 204 93.6
    272 363 259 95.2
    血漿検体
    (EDTA)
    - 100 - -
    114 201 101 88.6
    171 249 149 87.1
    228 306 206 90.4
    285 357 257 90.2
    血漿検体
    (ヘパリン)
    - 103 - -
    112 219 116 104
    168 262 159 94.6
    224 308 205 91.5
    280 369 266 95.0
  • マウス検体

    検体 添加量
    (mg/dL)
    実測値
    (mg/dL)
    回収量
    (mg/dL)
    回収率(%)
    血清検体 - 98.1 - -
    89.2 177 78.9 88.5
    134 201 103 76.9
    178 251 153 86.0
    223 280 182 81.6
    血漿検体
    (EDTA)
    - 93 - -
    90.8 174 81.0 89.2
    136 203 110 80.9
    182 248 155 85.2
    227 276 183 80.6
    血漿検体
    (ヘパリン)
    - 111 - -
    91.2 187 76.0 83.3
    137 227 116 84.7
    182 263 152 83.5
    228 294 183 80.3
  • ラット検体

    ラット検体 添加量
    (mg/dL)
    実測値
    (mg/dL)
    回収量
    (mg/dL)
    回収率(%)
    血清検体 - 96.1 - -
    86.1 179 82.5 95.8
    129 214 117 90.7
    172 258 162 94.2
    215 295 199 92.6
    血漿検体
    (EDTA)
    - 101 - -
    95.0 193 92.0 96.8
    143 226 125 87.4
    190 273 172 90.5
    238 310 209 87.8
    血漿検体
    (ヘパリン)
    - 103 - -
    99.0 196 93.0 93.9
    149 226 123 82.6
    198 279 176 88.9
    248 319 216 87.1

検体測定例

  • ヒトプール検体

    測定値
    (mg/dL)
    mean SD CV(%)
    ヒト血清 104 103 104 1.0 0.94
    ヒト血漿
    (EDTA)
    100 100 100 0.0 0.0
  • ラット血清

    No. 測定値
    (mg/dL)
    mean SD CV(%)
    1 132 140 136 5.4 4.0
    2 114 122 118 5.9 5.0
    3 135 144 140 6.1 4.3
    4 118 115 117 2.5 2.2
    5 132 137 134 3.5 2.6
  • ラット血漿(EDTA)

    No. 測定値
    (mg/dL)
    mean SD CV(%)
    1 107 108 108 0.64 0.59
    2 109 112 111 2.6 2.3
    3 124 123 124 0.65 0.52
    4 105 111 108 4.4 4.1
    5 110 118 114 5.9 5.1
  • マウス血清

    No. 測定値
    (mg/dL)
    mean SD CV(%)
    1 127 133 130 3.9 3.0
    2 146 148 147 1.5 1.0
    3 143 158 151 11 7.0
    4 150 157 154 4.9 3.2
    5 136 132 134 2.9 2.1
  • マウス血漿(EDTA)

    No. 測定値
    (mg/dL)
    mean SD CV(%)
    1 86.8 87.9 87.3 0.72 0.83
    2 88.3 94.4 91.3 4.4 4.8
    3 100 95.1 97.7 3.6 3.7
    4 108 98.8 103 6.3 6.1
    5 106 109 107 1.8 1.6
  • マウス全血

    No. 測定値
    (mg/dL)
    mean SD CV(%)
    1 81.6 82.9 82.2 0.91 1.1
    2 108 118 113 7.1 6.2
    3 92 84.5 88.2 5.3 6.0
    4 95.5 101 98.2 3.8 3.9
    5 69.3 67.2 68.3 1.5 2.2

希釈直線性試験

参考文献

  • Yamashita, Y. et al. : Biosci. Biotechnol. Biochem., 77, 888 (2013). ※マウス血漿
  • Narita, T. et al. : Exp. Gerontol., 104, 127 (2018). ※ラット血漿
  • Yamasaki, M. et al. : Food Sci. Technol. Res., 21, 827 (2015). ※マウス血清
  • Fan, Y. et al. : J. Biomed. Sci., 23, 56 (2016). ※マウス血清
  • Wang, W. et al. : J. Renin Angiotensin Aldosterone Syst., 15, 384 (2014). ※マウス血清
  • Yamashita, Y. et al. : J. Nutr. Sci., 1, e2 (2012). ※マウス血漿
  • Maesako, M. et al. : Neurobiol. Aging., 33, 1011 (2012). ※マウス血清

概要・使用例

概要 本キットはグルコースを測定するキットです。溶液中では一定の比率でα‐グルコースとβ‐グルコースとが存在している。本品はα‐Dグルコースをβ型に転移させるムタロターゼとβ‐D‐グルコースのみに作用するグルコースオキシターゼを組み合わせた酵素法試薬です。マイクロプレート法によりマウス血清中のグルコースの測定に用いる事が出来ます。用手法での測定も可能であり、また、ヒト血清中のグルコース定量も行う事が出来ますが、体外診断用に用いる事は出来ません。このキットは研究用のみにご使用下さい。

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • 638-50971 (旧コード)
    LABGLUC-M1 (旧コード)
    298-65701 (旧コード)
  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。